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タッカー・カールソン氏が、プーチン大統領をインタビュー
クレムリン(ロシア大統領府)は2月7日、
米FOXニュースの司会者だったタッカー・カールソン氏が、
ウラジーミル・プーチン大統領をインタビューしたと発表しました。
BBC
プーチン大統領の思惑とは
クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、カールソン氏による大統領へのインタビューは2月6日に収録されたと明らかにしました。
2022年2月にロシアがウクライナ全面侵攻を開始して以来、プーチン氏が一対一で西側ジャーナリストのインタビューに応じるのは初めて。
BBC
プーチン大統領としてはカールソン氏のインタビューに応じることで、トランプ氏やその考えを支持する保守層などに自身の主張を訴え、アメリカの世論に対して影響を及ぼすなど、揺さぶりをかける思惑もあるとみられます。
NHK NEWS WEB
西側メディアの取材には応じず(=プーチン大統領)
カールソン氏は、
西側メディアがプーチン氏の言い分を聞こうとしないからだと主張していますが、BBCのロシア編集長をはじめ複数の西側メディア関係者は、
大統領に取材を申し込んでもクレムリンが応じないのだと反論しています。
BBC
ゼレンスキー大統領へのインタビューは、米政府のプロパガンダ?
ゼレンスキー大統領へのインタビューはいずれも、相手に「こびへつらい応援するやりとり」に終始し、アメリカの戦争協力拡大を目的としていたと、カールソン氏は主張。
「そんなのはジャーナリズムじゃない、アメリカ政府のプロパガンダだ」と力説しました。
BBC
ロシア国内での報道管制
ロシアではウクライナ侵攻について厳しい報道管制が敷かれています。現地メディアは「戦争」と呼ぶことを禁止され、「特別軍事作戦」という呼び方が続いています。
BBC
ロシアで勾留されている米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者について、
プーチン大統領は
「ロシア人受刑者と引き換えに釈放することが可能かもしれない」
「相互に特別チームが連絡を取り合っている。話し合いが行われている。(中略)合意に到達できると信じている」
と述べました。
ロイター
安全保障に対する脅威とは
カールソン氏は、「アメリカが突然、ロシアを攻撃するかもしれないと考えている理由は何なのか」、「どうやってその結論に達したのか」と聞きました。
プーチン氏は通訳を介し、「アメリカが、合衆国が、ロシアに奇襲攻撃を仕掛けるということではない」、「私はそんなことは言っていない。これはトークショーなのか、それとも真剣な対話なのか?」と返しました。
BBC
NATO諸国へ侵攻するつもりはない(=プーチン大統領)
攻撃の対象をポーランドなどウクライナ以外の国々にまで拡大する意図はないと強調しました。そのうえで、「ロシアが敗北するというのは幻想だ」として、アメリカは戦況をめぐるロシアの優位を認め、ウクライナへの支援を即刻停止すべきだと主張しました。
NHK NEWS WEB
ペスコフ大統領報道官は
クレムリンのペスコフ大統領報道官は2月8日、「これが期待されるインタビューであることは明らかだ。アメリカにはまともではない声のほかに、まともな声もある」と評価しています。
日テレNEWS
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