東尋坊の成り立ちは、約1300万年前(新生代の中新世中期)に、マグマが地表近くまで上昇し、地中の中で冷えて固まりました。
この冷えて固まる過程で、五角形や六角形の柱状に(規則正しい割れ目が)形成されました。
この割れ目は、表面に近い冷却面から生じます。その後、冷却が進むにつれて深さ方向に伝わっていきます。
さて、この中新世という時代ですが、日本海沿岸で、多くの地域にわたって火山活動が起こった時期になります。(約2000万年前~1500万年前に、大陸から分裂して日本列島ができました。)火山活動の多くは、海中で起こり、火山岩とともに堆積岩も見つかることがあります。
その後、地殻変動により岩が(隆起して)地表に現れ、現れた岩は、波や風により、柔らかい部分が削られたり浸食されたりして、現在の形になりました。