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日米比は重要な枠組み(=「自由で開かれたインド太平洋」構想)

フィリピンを訪問中のブリンケン米国務長官は3月19日、両国の最近の防衛関係強化は「並外れたもの」だとし、今後も関係拡大が続くと述べました。
また、米国の同盟関係強化はC国を標的にしたものではないとの認識も示しました。

マニラ 19日 ロイター



米比相互防衛条約

米国とフィリピンは1951年に相互防衛条約を締結しており、攻撃を受けた場合は相互に防衛する義務があります。
(有効期間は無期限となっています。)

ブリンケン氏は、同協定が「強固」であり、南シナ海全域でフィリピン軍や沿岸警備隊などの公船・航空機に対する武力攻撃にも適用されると述べました。

マニラ 19日 ロイター

C国は「国際法を侵害している」

ブリンケン氏は、フィリピンのマナロ外相との共同会見で

「南シナ海やフィリピンの排他的経済水域(EEZ)を含め、自由で開かれたインド太平洋という共通のビジョンを脅かす(C国の)行動について、われわれは懸念を共有している」と述べました。

(南シナ海でフィリピン公船への妨害行為を繰り返すC国は)
「国際法を侵害している」と批判しました。

マニラ 19日 ロイター

(「地政学」的な)新しい時代の幕開け

(ブリンケン氏は、)

バイデン米大統領が4月11日に岸田文雄首相、フィリピンのマルコス大統領と
ホワイトハウスで経済関係やインド太平洋について会談することについては、

平和と安定強化に向けた「非常に重要な枠組みだ」とし、
「誰かに対抗することを意図したものではない。」
「われわれ全ての国民の利益のために、将来に向けた共通のビジョンを実現するためのものだ」と述べました。

マニラ 19日 ロイター

C国は反発

C国はこれに対して「内政干渉」だとして「強い不満と断固反対」と反発しています。

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