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領域横断作戦と船乗りになる陸上自衛官
C国は「A2AD=接近阻止・領域拒否」と呼ばれる戦略をとっています。
「第1列島線」へのアメリカ軍の接近を阻止すること。そして、「第1列島線」の内側でアメリカ軍が自由に行動することを拒否するという戦略のことです。
NHK NEWS WEB
ミサイルで対抗
C国の戦略「A2AD」に対抗しようと、アメリカ陸軍はMDTFに精密で射程の長いミサイルの配備を進めています。
将来的には、射程2700キロ以上の極超音速兵器も配備する計画です。
『MDTF』はMulti‐Domain Task Forceの略で、日本語では「多領域作戦部隊」と言います。2017年に創設され、アメリカ西部ワシントン州、ハワイ州、それにドイツに配置されています。
「戦略火力」「サイバー」「防空」「後方支援」の4つの大隊で構成されています。
NHK NEWS WEB
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ローズ大佐
「アメリカ陸軍は、ここ数十年で最大の変革に着手し、われわれはその一翼を担っている。『接近阻止・領域拒否』戦略に対抗するように設計されているのだ。」
NHK NEWS WEB
後方支援網の構築
MDTFとは別に、アメリカ軍が太平洋地域での軍事能力を高めるために力を入れているのが後方支援網の構築です。
その1つが、横浜市にあるアメリカ軍の輸送拠点「横浜ノース・ドック」の運用強化です。
NHK NEWS WEB
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ラニーミード級汎用揚陸艇(通称LCU)
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ヘルウィグ少将
「太平洋地域における重要な課題は、移動能力だ。太平洋地域は広く水におおわれていて、島と島をつなぐ鉄道もない。そこで、われわれは、友好国に協力してもらっている。
われわれの任務は、統合軍があらゆる環境下で活動できるよう信頼性の高い後方支援網を構築することだ。」
NHK NEWS WEB
新しい港
南西諸島の新たな施設は、陸上自衛隊が「機動展開力」の要とする「海上輸送群」の一大拠点になる可能性もあると防衛省関係者は明かします。
NHK NEWS WEB
船乗りになる陸上自衛官
自衛隊は今、陸上自衛官の“船乗り”の育成を急いでいます。
目的は陸上自衛隊を中心とする海上輸送部隊「海上輸送群」の新設。これにより部隊をいち早く移動させる「機動展開力」を強化しようとしています。
NHK NEWS WEB
陸上自衛隊所属揚陸艇の新開発
陸上自衛隊は、輸送のための2,000トン程度の中型級船舶1隻と数百トン程度の小型級船舶3隻を含む部隊を2024年3月までに新編するとしています。
笹川平和財団
![](https://assets.st-note.com/img/1716082155637-LUKuyzTIwD.png?width=800)
年間を通じて波が高い。
米陸軍のラニーミード級汎用揚陸艇(通称LCU)は、
南西諸島方面での運用には制限がある。
![](https://assets.st-note.com/img/1716083532516-Ml3Y9RfFNx.png?width=800)
米海軍中型揚陸艦(LSM)の方が適切。
笹川平和財団
荒天下においても安全に海上を運航するためには、海上自衛官や海上保安官の協力が必要になるかもしれません。
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