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日本人宇宙飛行士の月面探査活動参加

バイデン氏は、米航空宇宙局(NASA)の月面有人探査「アルテミス」計画に、日本人宇宙飛行士が参加するだろうと述べました。

04/11
BBC



NASA ネルソン長官

共同会見の中でNASA=アメリカ航空宇宙局のネルソン長官は

「きょう、バイデン大統領と岸田総理大臣は将来のアルテミス計画で日本の宇宙飛行士がアメリカ人以外で初めて月に降り立つことを共通のゴールとすると発表した」と述べました。

そのうえで「アメリカは、もはや月面を単独で歩くことにはならない。日本とともに歩けることを誇りに思う」と述べました。

2024年4月11日
NHK NEWS WEB

「アルテミス計画」とは

「アルテミス計画」はアメリカが主導する国際月探査プロジェクトです。1960年代から70年代、人類を月面に送り込んだ「アポロ計画」以来、およそ半世紀ぶりに月に宇宙飛行士を送り込むことを目指しています。

計画の名前の由来となっている「アルテミス」はギリシャ神話の月の女神で、「アポロ計画」の由来となった「アポロ」とは双子のきょうだいです。

現在の計画では、2026年9月に宇宙飛行士が月面に降り立つミッションを実施することを目標としています。

これに先だって、2025年9月に宇宙飛行士を乗せた宇宙船が月の周りを周回する試験飛行を行うことを目指しています。

さらには2026年以降も継続的に宇宙飛行士による月の探査が行われる予定で、月面での長期滞在や将来、火星の有人探査も見据えています。

NASA=アメリカ航空宇宙局はこのプロジェクトで使用する宇宙船「オリオン」や大型ロケットの開発を進めていて2022年には無人の宇宙船を大型ロケットで打ち上げ、月を周回して地球に帰還させる試験飛行を行いました。

また、宇宙飛行士が月面に降り立つ際に活用する、月を周回する新たな宇宙ステーション、「ゲートウェイ」の建設も予定されています。

アルテミス計画は国際協力のもと進められていて、日本やヨーロッパなども参加し、ゲートウェイの建設やプロジェクトに必要な機材の開発に協力することになっています。

さらにアメリカの民間企業「スペースX」も月面着陸に使用することを想定した大型宇宙船「スターシップ」やこれを打ち上げるための大型ロケットの開発を進めています。

2024年4月11日
NHK NEWS WEB

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