おままごとを忘れない。

タイトルの通り。おままごとの解散にかなり寂しさを抱いています…えーん…

ということで、ネタ動画が消される前に私の特に好きなネタ2本をご紹介します。

めちゃめちゃネタバレしてるので気になる人はネタのタイトルのところだけ見てネタ動画をチェックしてきてください。ここに戻って来なくてもいいので。



①夜景

11月のフライングピンクにて披露されたネタ。

私が好きな「設定がわかった時にぐっと面白くなるネタ」です。



山下さんの「綺麗だな」の一言から始まり、2人が登山中であることがわかり、山の途中で夜景を見ているんだなと理解する。

でもどこかやりとりがよそよそしい。


すると衝撃の一言。

「今って遭難…」


まじか。遭難中かい。

ここでぐっと状況が滑稽になる。


そしてもう一発。

「真っ暗!なにも見えない!」




真っ暗なんかーーーーーい



ここでめちゃくちゃ面白くなるんですよね。

遭難し真っ暗な視界の中「綺麗だな」という無理ありすぎる強がり。愉快すぎる。


そして私のお気に入りのやりとりが、

「やむなく?」

「あえて。」

の部分。


ネタを最後まで見た上で思い返してみると、あぁそういうことか、となる。ここも無理ありな強がり。

帰りの電車で「あの台詞ってそういうことか」と思えるところがおままごとの魅力の一つです。



②クロスワード

これはもう。めちゃめちゃ好き。

おままごと特有の、嫌な奴の嫌な部分がぎゅっと詰まってます。

とにかく山下さんが嫌味すぎる。めっちゃ嫌。(褒めてます)


ストレス発散でクロスワードする、からのいなくなった途端にクロスワード開始。

こんなん、面白すぎるって。


でも途中山下さんはそれがコーヒーがきてないせいだと思ってるんですよ。ああいう人って自分の非に気づかないんだよね。キャラ作りの細かさが素晴らしいです。


このネタの私が好きな台詞は山本さんの「3杯目…」です。

この5文字に、コントで切り取られていない部分までくっきり見えるようになるんです。

めちゃめちゃ待たされた上に散々言われてるんですよね山本さん。

こういった一言の強さも魅力です。


でもこの2人、仲良しなんですってね。

なにがきっかけで仲良くなって、普段からこうなのか、この後の空気どうなのか、仲の良さはどれくらいなのか。

また帰りの電車で色々考えました。

こんなに一つのコントの「見えない時間」を考えたのはこのネタが初めてでした。



おままごとは私の数少ない衝撃を受けたコント師さんのうちの1組です。

初めて見た日から、毎回驚かせてくれました。

見ている側に状況を想像させる見せ方、そしてそれに対する裏切り。強さのある一言。

すごく上手なコンビだったと思います。


このタイミングでこんなに想いを馳せて長々と書き留めてもどうにもなりませんが、正直本当に寂しいです。

もっとネタが見たかったし平場で活躍する2人も見たかったです。オレンジでちらっと見た平場は2人とも面白かったので…


もしよければ、またマセキに戻ってきてください。

マセキじゃなくても、またお目にかかる機会があれば見に行きたいです。


おつかれさまでした。





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