白鳥卓「雪とぽかぽかの魔法」全ログ
※この記事はクトゥルフ神話TRPG「雪とぽかぽかの魔法」のネタバレを含みます。
KP:柴波なとり(壱谷 未宙)
PL:白木(小烏 鼎)
[メイン] KP : 只今からうえぜ様作、クトゥルフ神話TRPG
「雪とぽかぽかの魔法」を始めさせていただきます。
冒頭ダイス
[メイン] KP : 1d100を振ってください。
[メイン] 小烏鼎 : 1d100 (1D100) > 31
プロローグ
[メイン] KP : つんと冷たい空気が頬を撫でる冬の日、ふかふかの布団に包まれあなたは微睡んでいた。
[メイン] KP : あなたは朝の日課である、相棒…未宙へのモーニングコールをしようとしている。
[メイン] 小烏鼎 : (電話を掛けます)
[メイン] 壱谷 未宙 : ……もしもし。
[メイン] 小烏鼎 : ふふ、おはようございますお嬢。
[メイン] 壱谷 未宙 : ん…おはよ、かなえ。
[メイン] 壱谷 未宙 : 今日、すごく寒いね……あ。
[メイン] 壱谷 未宙 : かなえ、外見て。外。
[メイン] 小烏鼎 : ?…どうかしましたか?(電話を片手に外を見る)
[メイン] KP : あなたが視線を移せば、はらはらと空から何かが降ってきていることに気が付く。そう、雪だ。
[メイン] 小烏鼎 : ……どうりで、寒い訳ですね。
[メイン] 壱谷 未宙 : ね。どんどん積もってる。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……かなえ、今から雪だるま、作りにいかない?
[メイン] 小烏鼎 : ふふ、お嬢からのお誘いなら喜んで。
[メイン] 壱谷 未宙 : よかった。…かなえの家の近く、大きい公園あったよね。
[メイン] 壱谷 未宙 : そこで待ち合わせでもいい?
[メイン] 小烏鼎 : 私が迎えに行っても良いんですが…
[メイン] 壱谷 未宙 : …ありがと。じゃあ、そうしよ。
[メイン] 壱谷 未宙 : ちゃんとあったかい格好、してきてね。
[メイン] 小烏鼎 : はい…!ではすぐにそちらに向かいますね。
[メイン] 小烏鼎 : お嬢もしっかり暖かい格好で、ですよ?
[メイン] 壱谷 未宙 : ん、分かった。…じゃあ、あとでね。
[メイン] 小烏鼎 : はい、ではまた後ほど。
[メイン] KP : 未宙の家に向かうために、あなたは早速支度をし始める。
[メイン] KP : 自宅を探索出来ます。
◆探索箇所→テレビ、スマートフォン、空き瓶
[メイン] 小烏鼎 : (今日は一日雪なんだろうか…)
[メイン] 小烏鼎 : (何気なく付けていたテレビを確認する)
[メイン] KP : テレビを見ると、丁度ニュース速報で天気のことを報じているようだった。
「日本全国で降雪が見られています。現在の積雪は最大で4cmですが、全く予兆の無かった突然の降雪に気象庁内でも混乱が続いており────」
[メイン] KP : ニュースに対して〈アイデア〉が振れます。
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 58 > 成功
[メイン] KP : 昨日天気予報を確認した際、今日は快晴だったと思い出すことが出来る。
[メイン] 小烏鼎 : (…予報が外れるなんて珍しい、)
[メイン] 小烏鼎 : (スマホでも確認してみます)
[メイン] KP : スマートフォンを操作し、ネットニュースを開く。話題はもっぱら現在の天気のことだ、その中で特に注目を浴びている不可思議な動画を見つける。
[メイン] 小烏鼎 : …?(動画を見てみます)
[メイン] KP : 動画は灰色の雲が空を埋めつくしている様が映し出されており、今と変わらず雪が降っている。しばらくすると突然、遥か彼方の上空から光が差し込む。まるで光のカーテンのように段々と光が差し込んでいき、途端に空を覆っていた雲は消え、たちまち快晴が広がった。
謎の現象であることと、それでも降雪は止んでいないことから、かなり注目を集めているようだ。だがその動画について言及する記事を見ても、誰も根本的な原因にはたどり着いていないことが分かる。
[メイン] KP : 動画に対して〈アイデア〉が振れます。
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 45 > 成功
[メイン] KP : この動画に写っている建物に見覚えがある。自宅近くのものではないだろうか?
[メイン] 小烏鼎 : (…まさかこの近くか?やっぱり迎えに行くと言っておいて正解だった)
[メイン] 小烏鼎 : (すぐに行こうとして、空き瓶に目を留め)
[メイン] KP : あなたが数日前持ち帰ったものだ、最寄りの駅前でこれから販売する栄養ドリンクのサンプルだと配っていたのを覚えている。
メーカーが書かれていない上に、怪しさを感じ飲むつもりは無かったのだが、いつ飲んだのだろうか。
[メイン] 小烏鼎 : (…こんなもの飲んだか?……まあいいか、)
[メイン] 小烏鼎 : (身支度を整えて急いで家を出ます)
[メイン] KP : 外に出ればふわふわと柔らかい雪が空から落ちては積もっていく、しかし空は燦々と太陽が輝いており天気雨のようなアンバランスな景色だ。
ざくざくとその真っ白な絨毯に足跡を着けながら歩いていけば、家の庭や道路ではしゃぐ子供たちが目に入る。
[メイン] KP : 〈目星〉が振れます。
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 95 > 失敗
[メイン] KP : 普段と特に変わりない風景だ。だが妙な感覚がする。
[メイン] KP : 〈アイデア〉が振れます。
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 34 > 成功
[メイン] KP : 先程ネットニュースで見た動画の景色が、ここ一帯のものであると思い出す。
[メイン] 小烏鼎 : (…こんなに近くだったのか、急ごう)
[メイン] KP : 暫く歩くと、よく見慣れた未宙の家に到着する。
[メイン] 小烏鼎 : (インターホンを押す)
[メイン] KP : あなたがインターホンを鳴らすと、ピンクの帽子に白いもこもこのコートを着た未宙が出迎える。
[メイン] 壱谷 未宙 : …かなえ、おはよ。来てくれてありがと。
[メイン] 小烏鼎 : いえ、お待たせしました。今日も可愛らしいですね。(にこにこと微笑み)
[メイン] 壱谷 未宙 : ありがと。…こないだ、かなえが選んでくれた奴、着てみた。
[メイン] 小烏鼎 : ふふ、はい、本当にお似合いです。公園に向かう前に写真を撮っても?
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。いいよ、(小首を傾げて小さくピースする)
[メイン] 小烏鼎 : ありがとうございます(上機嫌で写真を撮る)
[メイン] 壱谷 未宙 : (楽しそうだなあと思いながら撮られている)
[メイン] 小烏鼎 : (暫く撮ったあと満足したようにスマホをしまう)…永遠に見ていられそうですが、せっかくの格好ですし、そろそろ行きましょうか。
[メイン] 壱谷 未宙 : 分かった。行こ。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……かなえ、寒いから手繋いでも、いい?
[メイン] 小烏鼎 : …、はい、勿論。繋ぎましょうか
[メイン] 壱谷 未宙 : ありがと。(きゅっと手を握る)
[メイン] 壱谷 未宙 : (そのまま歩きだしながら)…かなえは、雪遊びしたことある?
[メイン] 小烏鼎 : ……ええっと、そうですね、無いかもしれません。
[メイン] 壱谷 未宙 : そっか。…あたしも。
[メイン] 壱谷 未宙 : 雪だるま作りたいって言ったけど、作るの初めてだから、ちょっとどきどきする。
[メイン] 小烏鼎 : ふふ…お嬢も初めてだったんですね、上手く出来るでしょうか?
[メイン] 壱谷 未宙 : どうだろ。…でもかなえ、なんでも出来ちゃうから、雪だるま作るのも上手そう。
[メイン] 小烏鼎 : そうだといいんですが(くすくすと微笑み)
[メイン] 小烏鼎 : でも2人で作ったなら、どんなものでもきっと気に入ってしまう気がします。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……そだね。(ふわっと少し微笑む)
[メイン] KP : そんな話をしているうちに、あなた達は公園に着き、中へ入っていく。
公園へ
[メイン] KP : 家から近く、程よい大きさの公園だ。
背の高い木々は雪化粧を施されており、中央の大きな広場ではちらほらと遊んでいる子供たちが見える。
[メイン] 小烏鼎 : 雪が降ったからでしょうか、思ったより人がいますね。
[メイン] 壱谷 未宙 : ね。皆、楽しそう。
[メイン] 壱谷 未宙 : あたし達も作ろ、雪だるま。
[メイン] 小烏鼎 : はい、そうしましょうか。
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 14 > スペシャル
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 53 > 成功
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=15*5 【DEX × 5】 (1D100<=75) > 92 > 失敗
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=15*5 【DEX × 5】 (1D100<=75) > 57 > 成功
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=11*5 【CON × 5】 (1D100<=55) > 66 > 失敗
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=16*5 【CON × 5】 (1D100<=80) > 36 > 成功
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=20 【制作(雪だるま)】 (1D100<=20) > 25 > 失敗
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=60 【制作(雪だるま)】 (1D100<=60) > 成功
[メイン] KP : 多少胴体と頭のバランスが悪く、安定して立たせるには苦労したものの雪だるまは完成した。
少し不格好な顔も愛らしい、そう思っているのか未宙はあなたの隣で微笑んでいた。
[メイン] 壱谷 未宙 : …ふふ。出来た。
[メイン] 小烏鼎 : …お嬢、すいません(困ったように)
[メイン] 壱谷 未宙 : 大丈夫。かわいいし。
[メイン] 小烏鼎 : ……かわいいですかね…(まじまじと雪だるまを見つめ)
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。この顔の石のとことか、すき。
[メイン] 小烏鼎 : …ふふ、お嬢が気に入ってるならそれでいいです。
[メイン] KP : 雪だるまはどんな姿であろうと、あなた達に作って貰って何だか嬉しそうに感じる。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……かなえ。もうお昼だし、ご飯食べない?
[メイン] 壱谷 未宙 : さっき歩いてる時、喫茶店見つけた。
[メイン] 小烏鼎 : そうですね、あまり外にいて体が冷えてもいけませんし。
[メイン] 小烏鼎 : その喫茶店に行きましょうか。
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。じゃあ行こ。
[メイン] KP : そう言って未宙は嬉しそうにあなたの手を引き、足早に喫茶店へと向かい始める。
[メイン] KP : 立ち去る前に〈目星〉または〈聞き耳〉を振れます。
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=64 【聞き耳】 (1D100<=64) > 46 > 成功
[メイン] KP : 先程作った雪だるまの視線が、こちらを追っているように感じた。まるで生きているかのように。
[メイン] 小烏鼎 : …(思わず振り返って雪だるまを確認する)
[メイン] KP : 改めて雪だるまを見ても何も変わったところはない、ただの雪だるまだ。
[メイン] 小烏鼎 : ……
[メイン] 壱谷 未宙 : …かなえ?どうしたの。
[メイン] 小烏鼎 : …いえ、少し名残惜しくなっただけですよ。行きましょうか。
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。おなかすいた。
[メイン] KP : あなたたちは公園を後にし、喫茶店へ向かう。
喫茶店
[メイン] KP : カランカランとカウベルが軽快な音を立てる。雪が降っていることもあってか客はそこまで居らず、あなた達はすぐに席へ案内される。
[メイン] 小烏鼎 : 空いていてよかったですね。
[メイン] 壱谷 未宙 : ね。…中も、すごくおしゃれ。
[メイン] KP : 店員がどうぞ、とあなたたちにおしぼりを手渡してくる。雪遊びをしてかじかんでしまった手に、温かいおしぼりの温度がじんわりと広がっていく。
[メイン] KP : 好きなものをメニューから選び、注文することができる。
[メイン] 小烏鼎 : お嬢は何にしますか?
[メイン] 壱谷 未宙 : んっと……あったかいもの食べたいから、グラタンとホットココア。
[メイン] 壱谷 未宙 : かなえは、どうする?
[メイン] 小烏鼎 : いいですね、では私はナポリタンと珈琲にします。
[メイン] KP : 注文すると、暫くして店員が料理を運んでくる。
[メイン] 店員 : お待たせしました。珈琲とホットココアでございます。お料理もすぐお持ちしますね。
[メイン] 小烏鼎 : ありがとうございます。…お嬢どうぞ。
[メイン] 壱谷 未宙 : ありがと。(受け取る)
[メイン] KP : そうして全ての料理が揃い、あなた達は食べ始めるだろう。
[メイン] 壱谷 未宙 : いただきます。
[メイン] 小烏鼎 : いただきます。……うん、美味しいですね。
[メイン] KP : あなたに続いて未宙も早速グラタンを口に運ぶ…が、表情が硬直し、スプーンを持つ手も止まる。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……かなえ、これちょっと一口、食べてみて。
[メイン] KP : そう言われあなたは料理を口に運ぶ、先程の未宙の反応から打って変わって料理は美味しい。
[メイン] 小烏鼎 : …美味しいですね?(首を傾げる)
[メイン] 壱谷 未宙 : んっと……味は美味しい、けど。
[メイン] 壱谷 未宙 : なんか、すごくひんやりする。アイスみたい。
[メイン] KP : そう言われるが未宙の注文した料理はできたてでとても温かい。その証に白い湯気も立っている。
[メイン] 小烏鼎 : …ひんやり、ですか。
[メイン] 小烏鼎 : ……体調でも悪いんでしょうか、何かの病気かもしれません、すぐに医者に診てもらいましょう。
[メイン] 壱谷 未宙 : んん……でもご飯勿体ないし、全部食べる。美味しいのは変わらないし。
[メイン] 小烏鼎 : そう……ですか?でも今日は早めに帰りましょう。心配なので……
[メイン] 壱谷 未宙 : ありがと。……体も特に、なにもないんだけどな。
[メイン] KP : 食事と会計を済ませ、喫茶店のドアを開け外に出ようとしたタイミングで未宙の手の甲と自身の手が軽くぶつかる。
ひやり、突然の冷えた感覚に自然と手が未宙の体から離れてしまう。未宙の体は短時間とは言えど、この暖かい店内に居たとは思えないほど冷えていた。
[メイン] 小烏鼎 : ……!お嬢、(思わず手を握る)
[メイン] 壱谷 未宙 : …?かなえ?(不思議そうに見ている)
[メイン] 小烏鼎 : …本当に大丈夫ですか?こんなに体が冷えて、
[メイン] 壱谷 未宙 : ?…大丈夫だよ?
[メイン] 壱谷 未宙 : (自分の手をおでこに当てながら)熱も無いし、体も痛くないし。
[メイン] 小烏鼎 : ですが……、
[メイン] 小烏鼎 : ……いえ、ではせめて私のマフラーをしていてください。
[メイン] 壱谷 未宙 : ありがと。(マフラーを受け取って巻く)
[メイン] 壱谷 未宙 : ……ちょっと、あったかい。かも。
[メイン] 小烏鼎 : (ほっとしたように目を細め)…それなら、良かったです。
[メイン] KP : 指先にまだ冷えた感覚が残っている中、あなた達は喫茶店を後にする。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……あ、ごめんかなえ。さっき雪だるま作ってる時、落し物しちゃったかも。
[メイン] 壱谷 未宙 : ポーチに着けてたくまさん、取れちゃってる。
[メイン] 壱谷 未宙 : 公園戻って、探したい。
[メイン] 小烏鼎 : …じゃあ一緒に戻って探しましょうか。
[メイン] 小烏鼎 : 2人で探したら早く見つかるでしょうし。
[メイン] 壱谷 未宙 : ありがと。…行こ。(鼎君の手を握る)
[メイン] 小烏鼎 : はい(微笑んで手を握り返す)
再び公園へ
[メイン] KP : 公園へ戻ってみると、白い絨毯は夕暮れに照らされている。遊んでいた子供たちはぱったり居なくなっていた。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……どこだろ、くまさん。
[メイン] 小烏鼎 : 雪だるまの辺りにはありませんか?
[メイン] 壱谷 未宙 : ん、探してみる。
[メイン] KP : 先程雪だるまを作った場所をくまなく探し始める。
しかしやけに空から降る雪の勢いが増しているように感じる。それでも相変わらず空には雲ひとつ無い。
[メイン] KP : 〈目星〉が振れます。
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 57 > 成功
[メイン] KP : 先程未宙と作った雪だるまの目が、動いた気がした。
[メイン] 小烏鼎 : (……なんだ?)
[メイン] 壱谷 未宙 : ……うーん。ない。
[メイン] 壱谷 未宙 : (空を見上げながら)……雪、すごいね。早く帰った方がいいかな。
[メイン] 小烏鼎 : そうですね……落し物はまた私が後日探しておきますよ。
[メイン] 壱谷 未宙 : ありがと。あたしも行きたい。雪溶けたら、見つかるかもしれないし。
[メイン] 小烏鼎 : じゃあまた、雪が溶けたら一緒に探しに来ましょう。
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。じゃあおうち、帰ろ。
[メイン] KP : あなた達が公園を後にしようと足を踏み出したその時、突然地面が暗い影に包まれる。咄嗟にあなたが視線を上げれば、地面に降り積もっていた雪が、まるで海で発生する大波のようにあなた達の目の前に立ち塞がっていた。
SAN値チェック(1d3/1d20)
[メイン] 小烏鼎 : 1d100<=62 【SAN値チェック】 (1D100<=62) > 45 > 成功
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d100<=80 【SAN値チェック】 (1D100<=80) > 64 > 成功
[メイン] 小烏鼎 : 1d3 (1D3) > 1
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d3 (1D3) > 3
[メイン] system : [ 小烏鼎 ] SAN : 62 → 61
[メイン] system : [ 壱谷 未宙 ] SAN : 80 → 77
[メイン] KP : あなたが言葉を発するよりも早く、まるで動物のように大口を開け、あなたの体を飲み込んだ。体が地面に叩きつけられるような感覚、強烈な圧迫感と共にあなたの意識は途絶えた。
落ちた先
[メイン] KP : 身体中の鈍い痛みと共に意識が覚醒する、冷たく硬い感触が体に伝わり、あなたは地面に転がされているのだろうと分かる。
[メイン] KP : 目を開いて辺りを見渡す。薄暗い洞窟のような場所で、あなたは倒れていた。
[メイン] 小烏鼎 : …!お嬢……!無事ですか!(周りを見渡す)
[メイン] KP : 未宙も同じように隣に倒れており、意識は未だ無いようだ。
苦悶の表情で目を閉じており、酷く顔色が悪い。
[メイン] 小烏鼎 : ッよかった……、お嬢、起きてください!
[メイン] KP : あなたが未宙に触れれば、やけにその体が冷たいことに気が付く。それだけ長い時間意識を失っていたからだろうか、不安になり未宙の首元に触れる。
冷や汗が体を伝う、あるはずの感触があなたの手のひらに伝わってこない。
未宙の、脈が無いのだ。
SAN値チェック(1/1d6)
[メイン] 小烏鼎 : 1d100<=61 【SAN値チェック】 (1D100<=61) > 52 > 成功
[メイン] system : [ 小烏鼎 ] SAN : 61 → 60
[メイン] 小烏鼎 : ………え、?
[メイン] 小烏鼎 : ……お、お嬢…?お嬢……!(体を揺さぶる)
[メイン] system : [ 壱谷 未宙 ] HP : 13 → 0
[メイン] KP : あなたは必死に呼びかける。すると、ぴくりとまぶたが動き、紫の瞳と目が合う。
[メイン] 壱谷 未宙 : ………あ、れ。…かなえ?
[メイン] KP : 脈が無いはずなのに、未宙は当たり前のように息をし話している。
SAN値チェック(0/1)
[メイン] 小烏鼎 : 1d100<=60 【SAN値チェック】 (1D100<=60) > 50 > 成功
[メイン] 小烏鼎 : ……大丈夫、なんですか…?
[メイン] 壱谷 未宙 : ん……大丈夫、だよ?
[メイン] 小烏鼎 : いえ…でも…確かに脈が……
[メイン] 壱谷 未宙 : …脈?(胸に手を当てる)
[メイン] 壱谷 未宙 : ………ない。
[メイン] KP : あるはずの脈が無い。なのに自分は動けているし喋れている。
SAN値チェック(1/1d3)
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d100<=77 【SAN値チェック】 (1D100<=77) > 61 > 成功
[メイン] system : [ 壱谷 未宙 ] SAN : 77 → 76
[メイン] 壱谷 未宙 : あれ……なんで……?
[メイン] 壱谷 未宙 : ……う、(小さく震える)
[メイン] 小烏鼎 : ッ大丈夫、ですか?寒いんですか……?
[メイン] 壱谷 未宙 : ん……なんか…体の真ん中が、寒い。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……かなえ、あっためてほしい…(両手を広げる)
[メイン] 小烏鼎 : え、っ………(一瞬戸惑い視線を彷徨わせ)
[メイン] 小烏鼎 : ………はい、では…その、
[メイン] 小烏鼎 : ………失礼します(未宙を抱きしめる)
[メイン] KP : 確かに未宙の体は冷え切っていた。その体を、自身の腕で包み込む。
じんわりと自身の熱が、未宙に伝わっていく。自身の鼓動の音だけが、この静かな空間で響く、まるで脈を分けているようだと感じる。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……かなえ、あったかい。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……ほっぺも、撫でてほしい。
[メイン] 小烏鼎 : …お嬢が望むなら。
[メイン] KP : 冷えた頬に手のひらで触れると、未宙はくすぐったそうにする。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……ありがと。手、冷たくない?
[メイン] 小烏鼎 : ふふ…ちょっとだけ、冷たいですね(くすくす笑い)
[メイン] 壱谷 未宙 : ごめんね。…でも、すごく気持ちいい。
[メイン] KP : そうしていると、未宙の青白かった顔色に少し赤みが戻ったように感じる。
体も、自身の熱を分けたからだろうか、まだまだ冷えてはいるものの先程より熱を感じられる。
[メイン] system : [ 小烏鼎 ] MP : 13 → 12
[メイン] 小烏鼎 : 1d3+3 (1D3+3) > 2[2]+3 > 5
[メイン] system : [ 壱谷 未宙 ] HP : 0 → 5
[メイン] 壱谷 未宙 : ……あれ、ねえかなえ、脈戻ってる。
[メイン] 小烏鼎 : ……!本当ですか…!よかった………
[メイン] KP : 微かにではあるものの、とくん、とくんと心臓の動く感覚がする。
しかしその鼓動は非常に弱々しく、またすぐにでも消えてしまいそうだ。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……それにしてもここ、どこなんだろう。
[メイン] 小烏鼎 : どこ……でしょうか。洞窟のようですが
[メイン] KP : 周りを見渡せば、奥へと道が続いているようだ。
◆探索箇所→空間全体、奥へと続いている道
[メイン] 小烏鼎 : (周りにめぼしいものがないか見渡してみます)
[メイン] KP : よく見ればこの空間は、どこもかしこも雪でできている。
日も当たらない場所なようで、非常に寒い為、あなたはここに長居をするのは危険だと感じるだろう。
[メイン] 小烏鼎 : どうやらここは雪で出来てるようですね……
[メイン] 小烏鼎 : 大分冷えますから、奥の道の方へ行ってみましょうか。
[メイン] 壱谷 未宙 : 分かった。(奥へと続いている道へ向かいます)
[メイン] KP : その先は薄暗く、どこまで続いているのかを視認することは出来ない。
[メイン] KP : 〈目星〉が振れます。
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 91 > 失敗
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 44 > 成功
[メイン] KP : よく見れば、足跡のような窪みが一定の感覚で奥に続いているのが分かる。大きさは人間の頭ほどあり、あなた達の足よりもはるかに大きい。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……ね、かなえ。なんかおっきい跡ある。
[メイン] 小烏鼎 : ………かなり大きい跡ですね。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……行って、みる?
[メイン] 小烏鼎 : …ここに長くいるのも危険なので、行きましょう。(手を握る)
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。(手を握り返す)
雪だるまの間
[メイン] KP : あなた達は薄暗い中を一歩一歩進んでいく。道を進んでいけば先程より広い空間に出る。その真ん中には見覚えのあるものがあった。
[メイン] KP : それはあなた達が昼間に作った、雪だるまだ。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……あれ。この子。
[メイン] 小烏鼎 : …どうしてこんなところに
[メイン] KP : この空間は突き当たりのようで先に進めるような道は見当たらない。
◆探索箇所→雪だるま、壁
[メイン] 小烏鼎 : ……私たちが作った雪だるまに見えますね…(雪だるまに近づき)
[メイン] KP : 少し歪なフォルムと、石で出来た顔。間違いなくあなた達の作った雪だるまだ。
[メイン] 壱谷 未宙 : そうだね。……ふふ
[メイン] 小烏鼎 : …そういえば、お嬢は気に入ってましたね(表情を和らげる)
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。かわいい。
[メイン] 小烏鼎 : ふふ……そうですね(未宙の方を見ながら笑う)
[メイン] ??? : …………おーい。
[メイン] KP : どこからか声がする、この空間にはあなたと未宙しか居ないはずだ。
[メイン] 小烏鼎 : ……………
[メイン] 壱谷 未宙 : ………誰?(辺りを見回す)
[メイン] ??? : こっちこっち。もっと下。
[メイン] KP : そう言われ目線を下げれば、先程の雪だるまと目が合う。
[メイン] 雪だるま : さっきは死んじゃったかと思った。……初めまして、人間さん。
[メイン] KP : 雪だるまが喋っていた。
SAN値チェック(0/1d6)
[メイン] 小烏鼎 : 1d100<=60 【SAN値チェック】 (1D100<=60) > 91 > 失敗
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d100<=76 【SAN値チェック】 (1D100<=76) > 60 > 成功
[メイン] 小烏鼎 : 1d6 (1D6) > 2
[メイン] system : [ 小烏鼎 ] SAN : 60 → 58
[メイン] 小烏鼎 : …………お嬢、私は疲れているんでしょうか。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……大丈夫?(鼎君の顔を覗き込む)
[メイン] 雪だるま : 僕のこと、作ってくれた人達だよね。ありがと。
[メイン] 雪だるま : …お父さんと、お母さん?ってことかな。どっちで呼ぶ?
[メイン] 壱谷 未宙 : ………?じゃあ…あたしが、お母さん?
[メイン] 小烏鼎 : お嬢……。呼び方はこの際何でも良いです
[メイン] 小烏鼎 : それより、あなたは何者なんですか?
[メイン] 雪だるま : んっと、そっちがお父さんで、いいのかな。
[メイン] 雪だるま : 僕は雪だるま。2人に作ってもらった、雪だるまだよ。
[メイン] 雪だるま : 2人は、どうしてこんなとこに居るの?
[メイン] 小烏鼎 : ……もうそれで結構です。どうして、と言われても……
[メイン] 壱谷 未宙 : ……なんか、公園に居たら、おっきい雪に食べられちゃった。
[メイン] 雪だるま : そっか。2人は、そうぞうぬしさまの一部に食べられちゃったのかもしれない。
[メイン] 雪だるま : その公園?は、そうぞうぬしさまがおうちにしようとしてたんだ。
[メイン] 小烏鼎 : …創造主様とは?
[メイン] 雪だるま : そうぞうぬしさまは、僕達を作った神様。僕達は皆、そうぞうぬしさまに仕えてる。
[メイン] 雪だるま : そうぞうぬしさまはすごいよ。灰色の炎で、何でも凍らせるんだ。
[メイン] 小烏鼎 : それで急に雪が降ったりしたんですかね。
[メイン] 雪だるま : ……たぶん。
[メイン] 小烏鼎 : はぁ……それで、ここから出る方法はご存知ですか。
[メイン] 雪だるま : うーん。…僕も出口は分からない…けど、2人よりそうぞうぬしさまのことは知ってるし、なんか出来るかも。
[メイン] 雪だるま : …ここ、人間が居るには寒過ぎるし。
[メイン] 壱谷 未宙 : そっか、ありがと。…じゃあ、お手伝いしてほしい。
[メイン] 雪だるま : ん。いいよ。任せて。
[メイン] KP : 2人のやりとりを見ているとあなたは、雪だるまの雰囲気や口調がほんの少し、未宙に似ていると感じるかもしれない。
[メイン] 小烏鼎 : ………気の所為かもしれませんが、なんだか、似てますね。
[メイン] 壱谷 未宙 : ?
[メイン] 雪だるま : ?
[メイン] 小烏鼎 : ふふっ……いえ、そっくりかもしれません。
[メイン] 壱谷 未宙 : ?……あ、雪だるまって呼ばれるの、嫌?名前あった方がいい?
[メイン] 雪だるま : ん……あると嬉しい、かも。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……かなえ、何かいい案、ある?
[メイン] 小烏鼎 : ………雪だるまの、名前ですか
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。(鼎君をじっと見る)
[メイン] 雪だるま : (未宙と並んで鼎君をじっと見る)
[メイン] 小烏鼎 : …雪だるまですし、スノーとかでしょうか。
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。……じゃあ、お前の名前は、すのーね。
[メイン] スノー : 分かった。ありがと。
[メイン] 小烏鼎 : …いいんですかそれで。
[メイン] スノー : ……だめ?
[メイン] 小烏鼎 : いえ…あなたがそれで良いのならいいんですが
[メイン] スノー : ん。僕はすき。
[メイン] 小烏鼎 : ……そうですか。
[メイン] 小烏鼎 : …(壁を見てみます)
[メイン] KP : 壁を見てみれば、一部下の方に隙間があることに気が付く。
しゃがんで覗き込めば向こうへ空間が続いているようだ、人間が通るには高さが足りない。
[メイン] 小烏鼎 : …隙間があるにはありますが、人は通れませんね
[メイン] 壱谷 未宙 : ほんとだ。うーん。
[メイン] KP : 〈アイデア〉が振れます。
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 6 > スペシャル
[メイン] KP : 雪だるまはあなた達の後をついてきている。自分たちでは難しいが、雪だるまであれば通り抜けることができるのではないかと思う。
[メイン] 小烏鼎 : そうですね…私とお嬢は無理ですが、あなたはどうですか?(スノーの方を見る)
[メイン] スノー : …分かった、行ってみる。
[メイン] KP : 小さな体を隙間にねじ込み、雪だるまは壁の向こうへと通り抜ける。
足音が離れていき暫くすれば、ゴゴゴと大きな音を立てて目の前の壁がせり上がっていった。
[メイン] 壱谷 未宙 : わ。動いた。
[メイン] 小烏鼎 : …すごい仕掛けですね
[メイン] 壱谷 未宙 : ……行ってみよ。(鼎君の手を引く)
[メイン] 小烏鼎 : はい、行きましょう(手を握り返し)
[メイン] KP : 手を繋ぎながらその先を歩いて行けば、雪だるまが立っていた。
[メイン] スノー : …2人とも、来れたね。よかった。
[メイン] スノー : この模様の上に立ったら、あの壁が動いたんだ。
[メイン] KP : そう言う雪だるまの足元を見れば、紋様のようなものが床に描かれていた。
[メイン] KP : 紋章に対して〈アイデア〉が振れます。
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 81 > 失敗
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 85 > 失敗
[メイン] KP : 何かははっきりと分からないが、角の生えた何かの動物のような紋様だと分かる。
[メイン] 小烏鼎 : なにかの動物でしょうか……まぁ、何にせよ助かりました。
[メイン] 壱谷 未宙 : ね。
[メイン] KP : 雪だるまがその紋様から離れて暫くすると、先程自分たちの前に立ち塞がっていた壁が、再び音を立てながら降りていくのが見える。
[メイン] KP : 降りていく壁を見守っていると、未宙が苦悶の声を上げた。
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d3 (1D3) > 3
[メイン] system : [ 壱谷 未宙 ] HP : 5 → 2
[メイン] 壱谷 未宙 : ……あ、(自身の手を押さえる)
[メイン] 小烏鼎 : お嬢…!どうしたんですか?!
[メイン] 壱谷 未宙 : ……ごめんね。手が、冷たくて…
[メイン] 小烏鼎 : …(反射的に手を握り)大丈夫、大丈夫です……
[メイン] KP : 未宙の手を握ると、手袋の上からでも分かるくらい、指先まで凍りついていることが分かる。
[メイン] 壱谷 未宙 : ありがと、……手、握っててほしい。
[メイン] 小烏鼎 : ……はい、もちろん。
[メイン] KP : あなたは未宙の凍てついてしまった手を、自身の手のひらで包み込む。
ひやりとした感触が伝わってくるが、それはすぐに無くなった。少しずつだが、冷たさが和らいでいく。
[メイン] system : [ 小烏鼎 ] MP : 12 → 11
[メイン] 小烏鼎 : 1d3+3 (1D3+3) > 2[2]+3 > 5
[メイン] system : [ 壱谷 未宙 ] HP : 2 → 7
[メイン] 壱谷 未宙 : ……あったかい。(ふわりと笑う)
[メイン] 小烏鼎 : …よかった(ほっと表情を和らげる)
[メイン] 壱谷 未宙 : ありがと、かなえ。
[メイン] 小烏鼎 : ……あの、手、ずっと握っていてもいいですか、
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。……あたしも、こうしてたい。
[メイン] 小烏鼎 : …ありがとうございます(微かに微笑み手に力を込める)
[メイン] 壱谷 未宙 : ……行こ。出口、探さなきゃ。
[メイン] 小烏鼎 : ……はい、行きましょう。
泣き虫の雪道
[メイン] KP : 薄暗い雪道を進んでいけば、物音がかすかにすることに気が付く。
[メイン] KP : 〈聞き耳〉が振れます。
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=64 【聞き耳】 (1D100<=64) > 58 > 成功
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=75 【聞き耳】 (1D100<=75) > 53 > 成功
[メイン] KP : 何処からかすすり泣く声が聞こえてくる。
[メイン] 小烏鼎 : …誰かいるんでしょうか。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……探してみる?
[メイン] 小烏鼎 : ……そうですね、今は少しでも情報が欲しいですし、探してみましょうか
[メイン] 壱谷 未宙 : 分かった。行ってみよ。
[メイン] KP : 先へ進むと音は段々と大きくなる。声の主を探せば、雪に紛れて2枚の緑の葉が動いていることに気が付く。
[メイン] 小烏鼎 : …声が聞こえるのはこの辺りからですが、(辺りを見渡す)
[メイン] 壱谷 未宙 : ……ね、なんかこの葉っぱ、動いてる。(葉を指し)
[メイン] KP : 未宙が指した葉をよく目を凝らして見てみると、そこにはこんもりと小さな雪の塊があった。
[メイン] KP : 先ほど聞いたすすり泣き声をあげながら塊がもぞもぞ動く。それは、赤いナンテンの実から涙を流す雪うさぎだった。
[メイン] 雪うさぎ : ……、…!………(ぴょこぴょこ動いている)
[メイン] KP : 雪うさぎはあなた達に何かを必死に話しているように見えるが、意味を理解することはできない。
[メイン] 小烏鼎 : …お嬢、なんて言っているか分かりますか?
[メイン] 壱谷 未宙 : …ううん。でも泣いてるし、困ってそう?
[メイン] KP : 意思の疎通が取れない状況にあなたと未宙は揃って戸惑っている。
すると、隣に居た雪だるまが雪うさぎの話を聞きうんうんと相槌を打っていることにあなたは気が付く。
[メイン] スノー : …ん。そっか。大変だったね。
[メイン] 小烏鼎 : おや、分かるんですか?この子はなんと?
[メイン] スノー : んっとね、お母さんとはぐれちゃったんだって。
[メイン] スノー : 地上にお母さんが居るんだけど、疲れちゃって動けないみたい。
[メイン] 小烏鼎 : なるほど……迷子ですか。
[メイン] 小烏鼎 : 私達も地上に戻りたいと思っているところなんです。一緒に来ますか?
[メイン] KP : あなたの言葉を聞き、雪だるまは雪うさぎに通訳をする。話を聞いた雪うさぎは、泣くのをやめ嬉しそうに笑った。
[メイン] スノー : ありがとう、だって。
[メイン] 小烏鼎 : ふふ、力になれそうで良かったです。
[メイン] スノー : ん。じゃあ、僕の頭に乗って。(雪うさぎに木の手を差し出す)
[メイン] KP : 雪うさぎはぴょんぴょんと跳ね、雪だるまの頭の上に乗った。
[メイン] 壱谷 未宙 : よかった。じゃあ、うさぎも一緒に行こ。
[メイン] 小烏鼎 : …なんだか賑やかになりましたね。
[メイン] 壱谷 未宙 : …ね。(小さく微笑んでいる)
[メイン] KP : あなた達が暗い雪道を歩いていると、隣を歩いていた未宙が突然ふらりとしゃがみこんだ。
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d3 (1D3) > 3
[メイン] system : [ 壱谷 未宙 ] HP : 7 → 4
[メイン] 壱谷 未宙 : ……さむい…(頬を押さえている)
[メイン] 小烏鼎 : お嬢………
[メイン] 小烏鼎 : ……少し、失礼します(同じようにしゃがみこんで肩を抱き寄せ)
[メイン] KP : 未宙の顔を覗き込むと、頬が凍りついており話すのも辛そうだと感じるだろう。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……かなえ。…また、ほっぺ…撫でてほしい…
[メイン] 小烏鼎 : (手を未宙の頬に寄せ)………冷たいですね、
[メイン] KP : 凍りついてしまった未宙の頬を、優しくあなたは包み込む。
あなたの手の熱で温めれば、氷は段々と溶けていき柔らかい頬に触れることができた。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……ふふ。くすぐったい…
[メイン] 小烏鼎 : (ほっと表情を緩め)
[メイン] system : [ 小烏鼎 ] MP : 11 → 10
[メイン] 小烏鼎 : 1d3+3 (1D3+3) > 3[3]+3 > 6
[メイン] system : [ 壱谷 未宙 ] HP : 4 → 10
[メイン] KP : あなたが未宙に寄り添っている様子を見ていた雪だるまは、あなたと目が合うとすぐに逸らす。
[メイン] KP : 雪だるまに対して〈アイデア〉または〈心理学〉を振れます。
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 45 > 成功
[メイン] KP : なにか後ろめたいことがあるように感じる。
[メイン] 小烏鼎 : ………何か?(雪だるまを訝しげに見つめ)
[メイン] スノー : ……2人とも、仲良しだなあって。
[メイン] 小烏鼎 : それだけですか?
[メイン] スノー : ん。…見ててちょっと、照れちゃった。
[メイン] 小烏鼎 : …そうですか、褒め言葉として受け取っておきます。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……かなえ、ありがと。元気出た。
[メイン] 小烏鼎 : お嬢……もう大丈夫なんですか?もう少し休んでから先に進みますか?
[メイン] 壱谷 未宙 : 平気。…この子のお母さん、探したい。(雪うさぎを見ながら)
[メイン] 小烏鼎 : …無理はしないでくださいね
[メイン] 壱谷 未宙 : …ありがと。行こ。(鼎君の手を握る)
[メイン] 小烏鼎 : …はい。行きましょう(微笑んで手を握り返し)
[メイン] KP : 互いの手をとって先へ進んでいけば、薄く光が見える。外に続いているのかもしれない。
[メイン] 小烏鼎 : どうやら外に出られそうですね。
[メイン] 壱谷 未宙 : よかった。行ってみよ。
[メイン] 小烏鼎 : はい。(進んでみます)
木漏れ日の間
[メイン] KP : そのまま進んでいけば、薄く見えていた光はどんどん明るさを増していく。目が慣れれば、再び広い空間に出たことが分かった。
◆探索箇所→空間全体、地面
[メイン] 小烏鼎 : …ここは一体、(周りを見渡します)
[メイン] KP : この空間は今まで居た場所とは違い、雪の冷たさを感じずぽかぽかと暖かい。
頭上を見上げれば、遥か遠くの天井であろう部分から光が差し込んでいる。外が見えればどこに繋がっているか分かるかもしれないが、ここから視認することはできない。
[メイン] 小烏鼎 : 先程の場所より暖かいですね…
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。ぽかぽかする。
[メイン] KP : すると、雪うさぎが上を見上げながらぴょんぴょんと跳ねだした。
[メイン] スノー : ……あの上にお母さんが居る、って。
[メイン] スノー : でも、どうやってこんな高いとこ登ればいいかな。
[メイン] 小烏鼎 : お母さん……というと、地上に繋がっている、ということですか。
[メイン] 小烏鼎 : ……何か手立てがあればいいんですが、(言いながら地面を見る)
[メイン] KP : 空間の中央あたりの雪が、こんもりと盛り上がっていることに気が付く。掘り起こすことができそうだ。
[メイン] 小烏鼎 : …?(掘り起こしてみる)
[メイン] スノー : …僕も手伝うよ。(のっしのっしと移動する)
[メイン] 小烏鼎 : 助かります。
[メイン] KP : 雪だるまも細い枝でできた腕を動かしながら、掘り起こすのを手伝ってくれる。
[メイン] KP : あなた達がせっせとかぶさっている雪を退けていれば、手に何か固いものがぶつかる。それは硬い殻を持った非常に大きな植物の種だった。でっぷりと太っておりあなたの頭よりもはるかに大きいだろう。
[メイン] スノー : わ。これ、何?
[メイン] KP : 雪だるまは不思議そうにその種を見ている。
[メイン] 小烏鼎 : 植物の種のようですが……かなり大きいですね。
[メイン] スノー : 種……植物の赤ちゃんってことだよね。
[メイン] スノー : 大地に生えてる植物は、最初は皆こんな形なのか。
[メイン] 小烏鼎 : そうですね、流石にここまでの大きさのものは中々無いと思いますが。
[メイン] スノー : そっか。確かにすごいおっきいね。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……ね、この種植えて育てたら、上まで登れないかな。
[メイン] 壱谷 未宙 : ジャックと豆の木みたいに。
[メイン] KP : そう言って未宙は天を指差した。
[メイン] 小烏鼎 : ………なるほど、その発想はありませんでした。流石お嬢
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。…でも、土が無きゃ植えられないし、ここ掘ってみないと。
[メイン] KP : あなた達がそう話していると、雪だるまがそれならと突然傾き、頭と体の部分の雪玉を雪の上に転がした。雪うさぎは驚いた様子で雪の上に着地する。
[メイン] スノー : 僕の体を転がせば、掘るよりも早く出来る…と思う。
[メイン] スノー : お願い。やってみてほしい。
[メイン] 小烏鼎 : そういう事なら……分かりました。
[メイン] KP : 雪だるまは胴体が離れ離れになった状態で意気揚々と話している。上手に転がすことができるだろうか。
[メイン] KP : 〈制作(雪だるま)〉が振れます。
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=20 【制作(雪だるま)】 (1D100<=20) > 60 > 失敗
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=60 【制作(雪だるま)】 (1D100<=60) > 78 > 失敗
[メイン] KP : 雪の上で転がしたことにより、雪だるまの胴体はかなり歪な形になってしまった。
[メイン] 壱谷 未宙 : …あれれ。
[メイン] 小烏鼎 : …雪だるまを作るのって、結構難しいんですね。
[メイン] 壱谷 未宙 : ね。
[メイン] KP : 雪だるまの体を転がしたことで、難なく雪をどかすことができた。
茶色い土が見えており、植物の種を植えることができそうだ。
[メイン] KP : 周囲に対して〈目星〉が振れます。
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 40 > 成功
[メイン] KP : 周りを見渡せば自分たちと同じように落ちてきたのか、スコップがあることに気がつく。先端がとがった剣型の形状をしており、これなら湿って硬くなった地面でも難なく掘り起こすことができそうだ。
[メイン] 小烏鼎 : おや……ちょうどスコップがあるようなので、使わせて貰いましょう。
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。穴掘りだね。
[メイン] KP : あなた達はせっせと土を掘り起こし、大きな種が入るくらいの穴を作る。そしてそこに種を埋めた。
[メイン] 小烏鼎 : …ふう、これで大丈夫でしょうか。
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。すぐ育つといいんだけど。
[メイン] KP : 未宙がそのように呟いた瞬間、あなたは強い立ちくらみに襲われる。
[メイン] 小烏鼎 : ……ッ!
[メイン] 壱谷 未宙 : わ。かなえ、大丈夫?(背中をさする)
[メイン] system : [ 小烏鼎 ] MP : 10 → 9
[メイン] KP : ぐわんと視界が歪む中、途端に地面が揺れ始める。振動の発生源はあなたの目の前、種を植えた場所からだ。
茶色い地面を突き破り、芽が顔を出す。芽は葉を増やし急成長していき、硬い幹が生えたかと思えばそれは光に向かって更に伸びていった。
[メイン] KP : あなた達の前には瞬く間に、立派な巨木がそびえ立った。
SAN値チェック(0/1)
[メイン] 小烏鼎 : 1d100<=58 【SAN値チェック】 (1D100<=58) > 71 > 失敗
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d100<=76 【SAN値チェック】 (1D100<=76) > 33 > 成功
[メイン] system : [ 小烏鼎 ] SAN : 58 → 57
[メイン] 小烏鼎 : 実際に生えたら生えたで、やはり驚きますね……
[メイン] 壱谷 未宙 : ……ね。おっきい。
[メイン] 壱谷 未宙 : これなら、上まで登れるかな。
[メイン] ??? : 登るですって?冗談じゃない。
[メイン] KP : 突然声がしたかと思うと、木があなた達の方へぐるりと向き直った。
そう、その木には顔がついており、大きな瞳であなた達のことを見ていたのだ。
SAN値チェック(1/1d3)
[メイン] 小烏鼎 : 1d100<=57 【SAN値チェック】 (1D100<=57) > 96 > 失敗
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d100<=76 【SAN値チェック】 (1D100<=76) > 82 > 失敗
[メイン] 小烏鼎 : 1d3 (1D3) > 2
[メイン] system : [ 小烏鼎 ] SAN : 57 → 55
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d3 (1D3) > 1
[メイン] system : [ 壱谷 未宙 ] SAN : 76 → 75
[メイン] 壱谷 未宙 : (びっくりして鼎君の後ろに隠れる)
[メイン] 小烏鼎 : (庇うように前に出て)…取り敢えずお話がしたいのですが、宜しいでしょうか
[メイン] 大木 : …ふん。構わないわ、その勇気に免じて聞いてあげる。
[メイン] 小烏鼎 : ありがとうございます。…私達は地上に戻りたいと思っていまして、あなたの力を借りたいと思っているんですが
[メイン] 大木 : そう。それで私に登ろうって訳ね。
[メイン] 大木 : でも私は、そう易々と登らせる程軽い木じゃないわ。
[メイン] 大木 : ……そうね。
[メイン] KP : 大木は少し考えると、その体を激しく揺らし始めた。緑の生い茂る樹冠を大きく揺らせば、ぼとぼとと何かが雪の上に落ちてくる。それはこの木の種よりも大きな果実だった。
禍々しいほど赤く熟した実からは人の手足のようなものが生ており、よたよたと立ち上がった。
SAN値チェック(0/1)
[メイン] 小烏鼎 : 1d100<=55 【SAN値チェック】 (1D100<=55) > 23 > 成功
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d100<=75 【SAN値チェック】 (1D100<=75) > 48 > 成功
[メイン] KP : この果実に対して〈生物学〉が振れます。
[メイン] 小烏鼎 : 1d100 (1D100) > 10
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d100 (1D100) > 16
[メイン] KP : 何とも言えない奇妙な植物?だと思う。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……生きてるの?これ。
[メイン] 小烏鼎 : ……お嬢、あまり近寄らない方が
[メイン] 大木 : 私の子供達と雪合戦をして、勝てたら登らせてあげる。
[メイン] 大木 : 勝てなかったらこの子達のご飯になってもらうから。
[メイン] 小烏鼎 : …他に方法も無さそうですし、少々危険そうですが、大丈夫ですか?お嬢…
[メイン] 壱谷 未宙 : 大丈夫。…雪合戦もやったことないし、ちょっと面白そう。
[メイン] スノー : ……なら、僕に任せて。僕も参加する。
[メイン] KP : 雪だるまはそう言うと、木たちに聞こえないよう声を潜めながらあなた達に話し出す。
[メイン] スノー : 僕、足の速さには自信がある。僕が気を引き付けてる間に、2人で雪玉を当ててほしい。
[メイン] 小烏鼎 : …なるほど、では引き付け役はあなたに任せますね。
[メイン] スノー : ん。頑張る。
[メイン] KP : 人喰い木の実との雪合戦対決です。
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=20 【制作(雪だるま)】 (1D100<=20) > 29 > 失敗
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 32 > 成功
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=15*5 【DEX × 5】 (1D100<=75) > 36 > 成功
[メイン] 小烏鼎 : 1d3 (1D3) > 1
[メイン] KP : 1d3 (1D3) > 1
[メイン] system : [ 人喰い木の実1 ] HP : 10 → 9
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=60 【制作(雪だるま)】 (1D100<=60) > 74 > 失敗
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 73 > 成功
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=16*5 【STR × 5】 (1D100<=80) > 11 > スペシャル
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d3+1 (1D3+1) > 3[3]+1 > 4
[メイン] KP : 1d3 (1D3) > 3
[メイン] system : [ 人喰い木の実3 ] HP : 10 → 6
[メイン] 人喰い木の実1 : CCB<=80 【芸術(サボタージュ)】 (1D100<=80) > 82 > 失敗
[メイン] 人喰い木の実1 : CCB<=20 【投擲】 (1D100<=20) > 24 > 失敗
[メイン] 人喰い木の実2 : CCB<=80 【芸術(サボタージュ)】 (1D100<=80) > 24 > 成功
[メイン] 人喰い木の実3 : CCB<=80 【芸術(サボタージュ)】 (1D100<=80) > 89 > 失敗
[メイン] 人喰い木の実3 : CCB<=20 【投擲】 (1D100<=20) > 74 > 失敗
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=20 【制作(雪だるま)】 (1D100<=20) > 34 > 失敗
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 29 > 成功
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=15*5 【DEX × 5】 (1D100<=75) > 42 > 成功
[メイン] 小烏鼎 : 1d3 (1D3) > 1
[メイン] KP : 1d3 (1D3) > 2
[メイン] system : [ 人喰い木の実2 ] HP : 10 → 9
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=60 【制作(雪だるま)】 (1D100<=60) > 93 > 失敗
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 24 > 成功
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=16*5 【STR × 5】 (1D100<=80) > 38 > 成功
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d3 (1D3) > 1
[メイン] KP : 1d3 (1D3) > 1
[メイン] system : [ 人喰い木の実1 ] HP : 9 → 8
[メイン] 人喰い木の実1 : CCB<=80 【芸術(サボタージュ)】 (1D100<=80) > 10 > スペシャル
[メイン] 人喰い木の実2 : CCB<=80 【芸術(サボタージュ)】 (1D100<=80) > 14 > スペシャル
[メイン] 人喰い木の実3 : CCB<=80 【芸術(サボタージュ)】 (1D100<=80) > 81 > 失敗
[メイン] 人喰い木の実3 : CCB<=20 【投擲】 (1D100<=20) > 21 > 失敗
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=20 【制作(雪だるま)】 (1D100<=20) > 36 > 失敗
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 87 > 失敗
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=60 【制作(雪だるま)】 (1D100<=60) > 99 > 致命的失敗
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 1 > 決定的成功/スペシャル
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=16*5 【STR × 5】 (1D100<=80) > 74 > 成功
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d3+2 (1D3+2) > 1[1]+2 > 3
[メイン] KP : 1d3 (1D3) > 3
[メイン] system : [ 人喰い木の実3 ] HP : 6 → 3
[メイン] 人喰い木の実1 : CCB<=80 【芸術(サボタージュ)】 (1D100<=80) > 41 > 成功
[メイン] 人喰い木の実2 : CCB<=80 【芸術(サボタージュ)】 (1D100<=80) > 37 > 成功
[メイン] 人喰い木の実3 : CCB<=80 【芸術(サボタージュ)】 (1D100<=80) > 32 > 成功
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=20 【制作(雪だるま)】 (1D100<=20) > 74 > 失敗
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 59 > 成功
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=15*5 【DEX × 5】 (1D100<=75) > 5 > 決定的成功/スペシャル
[メイン] 小烏鼎 : 1d3+2 (1D3+2) > 2[2]+2 > 4
[メイン] KP : 1d3 (1D3) > 2
[メイン] system : [ 人喰い木の実2 ] HP : 9 → 5
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=60 【制作(雪だるま)】 (1D100<=60) > 37 > 成功
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 64 > 成功
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=16*5+20 【STR × 5】 (1D100<=100) > 74 > 成功
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d3+2 (1D3+2) > 1[1]+2 > 3
[メイン] KP : 1d3 (1D3) > 3
[メイン] system : [ 人喰い木の実3 ] HP : 3 → 0
[メイン] KP : 人喰い木の実3は敗北
[メイン] 人喰い木の実1 : CCB<=80 【芸術(サボタージュ)】 (1D100<=80) > 64 > 成功
[メイン] 人喰い木の実2 : CCB<=80 【芸術(サボタージュ)】 (1D100<=80) > 32 > 成功
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=20 【制作(雪だるま)】 (1D100<=20) > 45 > 失敗
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 69 > 失敗
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=60 【制作(雪だるま)】 (1D100<=60) > 38 > 成功
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 36 > 成功
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=16*5+20 【STR × 5】 (1D100<=100) > 27 > 成功
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d3+2 (1D3+2) > 2[2]+2 > 4
[メイン] KP : 1d2 (1D2) > 2
[メイン] system : [ 人喰い木の実2 ] HP : 5 → 1
[メイン] 人喰い木の実1 : CCB<=80 【芸術(サボタージュ)】 (1D100<=80) > 71 > 成功
[メイン] 人喰い木の実2 : CCB<=80 【芸術(サボタージュ)】 (1D100<=80) > 39 > 成功
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=20 【制作(雪だるま)】 (1D100<=20) > 70 > 失敗
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 12 > スペシャル
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=15*5 【DEX × 5】 (1D100<=75) > 69 > 成功
[メイン] 小烏鼎 : 1d3+1 (1D3+1) > 2[2]+1 > 3
[メイン] KP : 1d2 (1D2) > 1
[メイン] system : [ 人喰い木の実1 ] HP : 8 → 5
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=60 【制作(雪だるま)】 (1D100<=60) > 74 > 失敗
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 4 > 決定的成功/スペシャル
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=16*5 【STR × 5】 (1D100<=80) > 52 > 成功
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d3+2 (1D3+2) > 3[3]+2 > 5
[メイン] KP : 1d2 (1D2) > 1
[メイン] system : [ 人喰い木の実1 ] HP : 5 → 0
[メイン] KP : 人喰い木の実1は敗北
[メイン] 人喰い木の実2 : CCB<=80 【芸術(サボタージュ)】 (1D100<=80) > 83 > 失敗
[メイン] 人喰い木の実2 : CCB<=20 【投擲】 (1D100<=20) > 17 > 成功
[メイン] 人喰い木の実2 : 1d3 (1D3) > 1
[メイン] スノー : CCB<=56 【回避】 (1D100<=56) > 68 > 失敗
[情報] system : [ スノー ] HP : 17 → 16
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=20 【制作(雪だるま)】 (1D100<=20) > 56 > 失敗
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 95 > 失敗
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=60 【制作(雪だるま)】 (1D100<=60) > 89 > 失敗
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 62 > 成功
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=16*5 【STR × 5】 (1D100<=80) > 51 > 成功
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d3 (1D3) > 2
[メイン] system : [ 人喰い木の実2 ] HP : 1 → 0
[メイン] KP : 人喰い木の実2は敗北
[メイン] KP : 雪合戦対決終了です。
[メイン] KP : 人喰い木の実は強烈な雪玉の嵐に、その場に倒れ伏す。あなた達は対決に勝利した。
[メイン] 大木 : ……まさか、本当に勝つなんて。
[メイン] 大木 : 感服よ。人の子にしては頑張ったんじゃないかしら。
[メイン] 小烏鼎 : ありがとうございます。…では、約束通り登ることは許可してくださるんでしょうか。
[メイン] 大木 : ええ。約束は守るわ。…それに相当大変だろうし、こうしましょう。
[メイン] KP : 木がまたもや体を振るわせれば、樹冠の部分から太いつるのようなものが出てくる。
[メイン] 大木 : 乗りなさい、上まで連れて行ってあげる。楽しませてくれたお礼よ。
[メイン] KP : つるの先端はスプーンのようにくぼんでおり、全員で乗ることが出来そうだ。
[メイン] 小烏鼎 : …ありがとうございます。それなら遠慮なく。お嬢(振り返って手を差し出す)
[メイン] 壱谷 未宙 : ありがと。(差し出された手をとる)
[メイン] KP : 雪だるまと雪うさぎも後に続いてぴょんと跳び乗る。するとつるはあなた達を乗せてぐんぐんと上昇していく。
天井には穴がぽっかりと空いているのが見える。縁からはひたひたと水滴が垂れていた。
地上へ
[メイン] KP : 穴の外へ出れば、そこは元いた公園だった。つるはあなた達を雪の上へ着地させると、しゅるしゅると穴の中へ戻っていく。
[メイン] 小烏鼎 : ……なんとか、戻ってこられましたね(苦笑いを浮かべ)
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。よかった。
[メイン] KP : 雪はすっかり止んでおり、空は清々しいほど晴れ渡っている。
[メイン] KP : 〈アイデア〉+20が振れます。
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=75+20 【アイデア】 (1D100<=95) > 96 > 致命的失敗
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=95 【アイデア】 (1D100<=95) > 11 > スペシャル
[メイン] KP : あなた達が公園に来た時、時刻はもう夕方であった。どれぐらい気を失っていたかは分からないものの、太陽が沈んでいないことを不自然に感じる。
[メイン] 壱谷 未宙 : …まだ明るい。どれくらい時間経ってるんだろ。
[メイン] 小烏鼎 : そうですね………(スマホで時間を見る)
[メイン] KP : スマートフォンで時刻を確認すれば、同日の22時を過ぎていることが分かる。
[メイン] 小烏鼎 : 待ってください、もう22時を過ぎていますよ。…どういうことでしょうか
[メイン] 壱谷 未宙 : ……うーん。まだお日様、沈んでないもんね。
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 88 > 失敗
[メイン] KP : そういえば突然雪が降ってきたり、かと思ったら急に晴れたり、妙な天気だなあと思う。
[メイン] 小烏鼎 : …最近の異常気象と何か関係があるんでしょうか?
[メイン] 壱谷 未宙 : …かもね。
[メイン] 壱谷 未宙 : あ。この子のお母さん、探さなきゃ。(雪うさぎを見ながら)
[メイン] 小烏鼎 : そうですね…とりあえず探してみましょうか。
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。
[メイン] KP : あなた達は雪うさぎの母親を探すために歩き出した。しかしあなたの隣を歩いていた未宙が突然足を止め、蹲る。
[メイン] 壱谷 未宙 : ………(ふるふると震えている)
[メイン] 壱谷 未宙 : ……さむ、い……
[メイン] 小烏鼎 : お嬢…!大丈夫、大丈夫ですよ、(膝をついて手を握る)
[メイン] KP : 未宙は苦しそうに白い息を吐いた。未宙の体はカタカタと震えており、指先を見れば凍りついている。触れると反射で手が離れてしまいそうになるほど、未宙の体は冷えきっていた。
それは人肌ではなく、もはや雪に触れているようだった。
[メイン] 小烏鼎 : ……、お嬢、少し失礼します(脈を確認する)
[メイン] KP : すかさずあなたが未宙の脈を確認すれば、弱々しく動いていたはずの心臓が動いていないことに気がつく。
[メイン] system : [ 壱谷 未宙 ] HP : 10 → 0
[メイン] 壱谷 未宙 : ……かなえ、どうしよ。
[メイン] 壱谷 未宙 : かなえが触ってくれてるのに、全然、あったかくないの。
[メイン] 小烏鼎 : な……、そんな………
[メイン] KP : あなた達が話していると、それを見ていた雪だるまが口を開いた。
[メイン] スノー : ……僕の、せいだ…
[メイン] KP : 雪だるまに対して〈目星〉が振れます。
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 46 > 成功
[メイン] KP : 雪だるまの体は溶けかけており、ストラップのような何かが透けて見えていた。
[メイン] スノー : ……ごめんなさい。お母さんがこうなっちゃったのは、僕が命の灯火を取っちゃったからなんだ。
[メイン] スノー : だから…これ、お母さんに返してあげてほしい。
[メイン] KP : 雪だるまは未宙が落としたくまのストラップを、細い木の枝でできた腕でこちらに差し出してくる。
[メイン] 小烏鼎 : これは……お嬢の………
[メイン] 小烏鼎 : 命の灯火というのは、一体どういうことですか?元に、戻せるんですか?
[メイン] スノー : 命の灯火っていうのは、生き物を動かしてるエネルギー。普通、人間は見ることが出来ない。
[メイン] スノー : これが消えちゃうと、生き物は皆死んじゃう。
[メイン] スノー : 僕が動いて話せてたのは、これのおかげ。…僕を作ってくれてる時に、たまたま一緒に入っちゃったみたい。
[メイン] スノー : ほんとに、ごめんなさい。…これをお母さんに渡せば、元通りになれるから。
[メイン] 小烏鼎 : ……そういうことだったんですか。
[メイン] 小烏鼎 : それであなたは私たちと居る時気まずそうにしていたんですね
[メイン] スノー : ……そう。黙ってて、ごめん。
[メイン] スノー : でも仲良しだなあって思ったのは、ほんと。お父さんとお母さんが笑ってると、僕も嬉しい。
[メイン] 小烏鼎 : ………はあ。
[メイン] 小烏鼎 : 黙っていたのは良くないですが、今日一日、お嬢は楽しそうにしていました。
[メイン] 小烏鼎 : ………それに関しては、お礼を言っておきます。
[メイン] スノー : そっか。…お父さんは、楽しかった?
[メイン] 小烏鼎 : ……どうですかね、でも、新鮮な体験でした。(少しだけ微笑んで)
[メイン] スノー : よかった。
[メイン] スノー : ……お母さんの事、宜しくね。
[メイン] 小烏鼎 : …勿論です(ストラップを受け取り)
[メイン] KP : あなたが雪だるまからストラップを受け取り、未宙の手に握らせる。
するとストラップは紫色に光だし、未宙の体を蝕んでいた氷はみるみるうちに溶けていく。
[メイン] 小烏鼎 : お嬢……!平気ですか……?
[メイン] 壱谷 未宙 : ……か、なえ…?
[メイン] 壱谷 未宙 : あたし……生きてる?
[メイン] 小烏鼎 : 生きてます、生きてますよ……よかった………
[メイン] KP : 未宙の肌は確かに熱を持っており、脈も正常に動いていることが分かる。
[メイン] system : [ 壱谷 未宙 ] HP : 0 → 13
[メイン] スノー : ────よかった。2人と冒険するの、楽しかった。
[メイン] スノー : また……がっせん、しよ…ね
[メイン] KP : 雪だるまの話す言葉がだんだんと、聞き取れない言語に変わっていく。
[メイン] 小烏鼎 : ……はい、いつでもお付き合いしますよ。
[メイン] スノー : ん。僕…つ……あ………う、
[メイン] KP : もはや聞き取ることができなくなった瞬間、雪だるまの体は動かなくなってしまった。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……すのー、喋らなくなっちゃった。
[メイン] 小烏鼎 : …はい、何だか不思議な体験でした。
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。ちょっと、寂しいかも。
[メイン] 小烏鼎 : ……そうですね。
[メイン] 壱谷 未宙 : …また、一緒に遊べたらいいな。
[メイン] 小烏鼎 : …ふふ、それまでにはもう少し腕を磨いておきますね。
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。今度やる時は、かなえとも対決したい。
[メイン] 小烏鼎 : 私とですか?お嬢は手強そうですね(くすくすと笑う)
[メイン] 壱谷 未宙 : ふふ。…次はお前も、一緒にやりたいね。(雪うさぎを手に乗せ)
[メイン] 雪うさぎ : !……、………(嬉しそうにぴょこぴょこ跳ねている)
[メイン] 小烏鼎 : ふふ、これは同意してくれてるんでしょうか。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……たぶん。(雪うさぎを撫でる)
[メイン] 小烏鼎 : ……それにしても、母親はどこにいるんでしょう。
[メイン] 壱谷 未宙 : ね。早く探してあげなきゃ。
[メイン] 壱谷 未宙 : 公園のどこかに、居ないかな。
[メイン] 小烏鼎 : 取り敢えず、探してみましょうか。
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。
[メイン] KP : そうしてあなた達は再び動き出そうとする。
すると突然、落雷のような音が辺りに響き渡り、大きく地面が揺れ始める。
[メイン] 壱谷 未宙 : っ、かなえ。こっち、(鼎君の手を引く)
[メイン] 小烏鼎 : っ……!(未宙の手をしっかりと掴む)
[メイン] KP : 未宙があなたの手を引っ張り、公園の出口へ向かって走り始める。
暫くすると、地鳴りに続いて大きな雄叫びが背後から聞こえる。
[メイン] 小烏鼎 : (なんだ……?)振り返ります
[メイン] KP : あなた達が先程まで立っていた場所には、大きなかまくらのようなものが鎮座していた。
違う、それは口を開き、雄叫びをあげながら蠢いている。この大きな雪の塊は生きているのだと、あなた達は瞬時に理解してしまう。
SAN値チェック(1d3/1d20)
[メイン] 小烏鼎 : 1d100<=55 【SAN値チェック】 (1D100<=55) > 46 > 成功
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d100<=75 【SAN値チェック】 (1D100<=75) > 46 > 成功
[メイン] 小烏鼎 : 1d3 (1D3) > 3
[メイン] system : [ 小烏鼎 ] SAN : 55 → 52
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d3 (1D3) > 2
[メイン] system : [ 壱谷 未宙 ] SAN : 75 → 73
[メイン] 壱谷 未宙 : ……おっきい。
[メイン] 小烏鼎 : これは一体………
[メイン] KP : 地響きはどんどん大きいものになっていく。
瞬間、黒い塊のようなものが大量に空から突っ込んでくる。黒い塊は目の前の雪の塊に群がり、その体を埋めつくしてしまう。
SAN値チェック(1/1d10)
[メイン] 小烏鼎 : 1d100<=52 【SAN値チェック】 (1D100<=52) > 24 > 成功
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d100<=73 【SAN値チェック】 (1D100<=73) > 95 > 失敗
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d10 (1D10) > 6
[メイン] system : [ 壱谷 未宙 ] SAN : 73 → 67
[メイン] KP : 黒い塊に対して〈目星〉が振れます。
[メイン] 小烏鼎 : CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 73 > 失敗
[メイン] 壱谷 未宙 : CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 64 > 成功
[メイン] KP : 黒い塊のひとつひとつが、子山羊のような形をしていることが分かる。
[メイン] 壱谷 未宙 : なんか……あの黒いの、ちっちゃいヤギみたいな形してる。
[メイン] 小烏鼎 : ヤギ……ですか。
[メイン] KP : おびただしい量の黒い塊がひしめき合っているのをあなた達がただ固まって見ていれば、黒い塊の隙間から灰色の炎が空へと上っていく。
[メイン] KP : 大量の黒い塊が、今度はじろりとこちらを見た気がした。まるで次の獲物はあなた達かのように。
[メイン] 小烏鼎 : ……何とか、隙をついて逃げられませんかね…
[メイン] 壱谷 未宙 : うーん。…ん?どうしたの。
[メイン] 雪うさぎ : ……!………、……!
[メイン] KP : 凍てつく空気の中、未宙の手のひらに居た雪うさぎが元気よく跳ねると地面へ着地した。雪うさぎはあなた達の方を見ると一生懸命何かを話し、お辞儀をした。
[メイン] 小烏鼎 : え……?あの………まさかとは思いますが………
[メイン] KP : 雪うさぎはぴょんぴょんと黒い塊達へ跳ねていく、その後ろ姿は心なしか嬉しそうに見えた。
黒い塊達は雪うさぎを迎え入れると、あなた達に興味を無くしたのか、いつの間にか日の沈んだ夜空へ勢いよく飛び立っていった。
[メイン] 小烏鼎 : ………見つからない筈ですね…
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。……でも、家族に会えたみたいで、よかった。
[メイン] 小烏鼎 : …そうですね、一件落着といったところでしょうか。
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。(少しほっとした顔をする)
[メイン] 壱谷 未宙 : かなえ。あたし達も、帰ろ。夜ご飯まだだし。
[メイン] 小烏鼎 : はい、帰りましょうか。
[メイン] 小烏鼎 : 今日はしっかり休んで風邪を引かないようにしてくださいね。
[メイン] 壱谷 未宙 : 分かった。あったかくして寝る。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……行こ。(鼎君の手を握る)
[メイン] 小烏鼎 : ……ふふ、はい。(微笑んで手を握り返し)
[メイン] KP : そうしてあなた達は、公園を後にした。
エピローグ
[メイン] KP : その後、ニュースやSNSは太陽の沈まない夜に突如発生した地響きの話題で持ち切りだった。そしてそれと同時に、近所の教会で大量の死体が発見されたというニュースが報道された。死体は獣に食い荒らされたような、見るも無惨な姿になっていたらしい。
[メイン] KP : あなた達が見た黒い塊も大きな雪の化け物も、目撃した人間は居ないようだった。真実は誰にも分からないまま。
[メイン] KP : あれから数日後、数日前の豪雪は嘘だったように、日本には春が訪れていた。突然の気温の上昇、例年より何ヶ月も早い桜の開花は沢山のメディアを騒がせていた。
[メイン] KP : あなたは未宙と再び公園を訪れていた。白い雪ではなく、今度は淡い桃色の花びらがあなたの頬を掠める。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……なんか、急に春になっちゃったね。
[メイン] 小烏鼎 : そうですね…お嬢、体調には気を付けてくださいね
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。もう平気。ご飯もちゃんとあったかいし。
[メイン] 壱谷 未宙 : 寒かったらまた、かなえにあっためてもらいたい。
[メイン] 小烏鼎 : ………お嬢はたまにすごく大胆な事を言いますよね
[メイン] 壱谷 未宙 : ……そう?
[メイン] 壱谷 未宙 : なんかそう言われると、ちょっと照れる。
[メイン] 小烏鼎 : はい、もっと自覚してください。私が持ちませんので(困ったように笑い)
[メイン] 壱谷 未宙 : ……でも照れてるかなえ、かわいいから。
[メイン] 小烏鼎 : お嬢には不甲斐ないところばかりお見せしている気がします……
[メイン] 壱谷 未宙 : ふふ。
[メイン] 壱谷 未宙 : …あ、そうだ。すのーは溶けちゃったかな。
[メイン] 壱谷 未宙 : 見に行ってみたい。
[メイン] 小烏鼎 : この天気ですからどうでしょうね、行ってみましょうか。
[メイン] 壱谷 未宙 : ん。(鼎君の手を引く)
[メイン] 小烏鼎 : (ニコニコと微笑み大人しくついて行く)
[メイン] KP : あなた達が作った雪だるまは、広場の隅に鎮座していた。溶けた体からはぽたぽたと水滴が垂れており、目を象っていた石も落ちてしまっていた。
[メイン] 壱谷 未宙 : …やっぱり、大分溶けちゃったね。
[メイン] 小烏鼎 : そうですね……残念ですが
[メイン] 壱谷 未宙 : ……せめて目、直してあげよ。
[メイン] KP : あなた達は柔らかくなり水っぽくなった雪に、石をはめ込む。
[メイン] system : [ 小烏鼎 ] MP : 9 → 8
[メイン] ??? : 迷子になっていた私の子を助けてくれてありがとう。
[メイン] ??? : 最後の加護をあげるわ。
[メイン] KP : どこからか女性の声がする。だが振り向いてもそこにあるのは満開の桜の木だけだ。
[メイン] 小烏鼎 : ……気の所為、でしょうか。
[メイン] 壱谷 未宙 : ……?
[メイン] ??? : ……おーい。
[メイン] KP : ふと、またどこからか声がすることに気が付く。
[メイン] 小烏鼎 : ……今度はどこから、(辺りを見回し)
[メイン] ??? : こっちこっち、もっと下。
[メイン] KP : そう言われ目線を下げれば、雪だるまと目が合う。
[メイン] 小烏鼎 : ………おや。
[メイン] 壱谷 未宙 : ………すのー?
[メイン] スノー : ん。…また、会えたね。お父さん、お母さん。
[メイン] KP : 雪だるまが喋っていた。
[メイン] KP : ●END「雪だるまとぽかぽかの魔法」
PC・KPC両生還です。お疲れ様でした。
[メイン] KP : SAN値報酬
+2d10
[メイン] 小烏鼎 : 2d10 (2D10) > 8[4,4] > 8
[メイン] system : [ 小烏鼎 ] SAN : 52 → 60
[メイン] 壱谷 未宙 : 2d10 (2D10) > 11[8,3] > 11
[メイン] system : [ 壱谷 未宙 ] SAN : 67 → 78
[メイン] KP : AF: 雪だるま(冷たきもの、イーリディーム)
PCとKPCが作った雪だるまに、冷たきものが憑依した姿。まだ弱いもののシュブ=ニグラスから命の灯火を与えられた為、動けるようになった。家が無いためPCかKPCの家へ着いていく。(PCが嫌がった場合はKPCが連れて帰る。)加護のおかげで暑さに強くなったため、猛暑に外に出るなどしなければ一年中溶けずに過ごすことが出来る。
今後他のシナリオで遊ぶ際、もしこの雪だるまが出てくることがあれば、この雪だるまの立ち絵のみ特例で自由に使っていただいて構わない。
※その際、他のシナリオを壊さないように注意して欲しい、損傷無さそうな場面に出してくれると嬉しい。部屋のスクリーンショット等に写ってしまうとネタバレになってしまう為、注意して欲しい。
ステータスはマレモン(P78)に準拠する。
[メイン] KP : 後遺症
・PC後遺症:シュブ=ニグラスの加護
PCは1d3週間の間、シュブ=ニグラスから加護を受けていた名残で、触れた植物が元気になったり、晴れて欲しい時に晴れる確率が上がる。
・KPC後遺症:冷え性
KPCは冷たきものに命の灯火を取られた影響で1d3週間に冷え性になる、PCとスキンシップをとることで和らぐ。
[メイン] 小烏鼎 : 1d3 (1D3) > 3
[メイン] 壱谷 未宙 : 1d3 (1D3) > 1
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