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生きてるだけで丸儲け

はじめまして!上田夏生と申します。

一昨年まで日本一暑くて寒い、熊谷で4年間一人暮らしをして、

去年から大学院に進学する為、東京に戻ってきました。

東京と比べると本当に畑が多く、車社会で
かなりのんびーりしている熊谷ですが、

住めば都というように、第二の故郷として東京に帰りたくないほど大好きほどになりました!

是非一度、熊谷の本気の暑さを堪能してみてください。笑

前置きはさておいて、

今回のテーマである【私の夢、わくわくすることについて】

お話ししたいと思います。

はじめに

幼い頃、誰しもが聞かれたことがあると思います。

『あなたの夢はなんですか?』と。

プロ野球選手、お花屋さん、サッカー選手や大金持ち、お嫁さん、ヒーロー…

そのような可愛らしく、どこか温かくなるような夢を話したりしていませんでしたか?
今思うとあの頃の自分は純粋だったなぁと思い返すことがあります。

(今でも純粋と信じてます笑)

大人になったら何に対しても拘束されず
自由できっと楽しいんだろうなーと。
純粋に憧れと希望に満ちた
大人の世界を想像していたはずです。

しかし、大人になった今、幼い頃と同じように
「あなたの夢はなんですか?」と聞かれたとき果たして、幼い頃の夢から変わらずに
同じ夢を追い続けている人が
どの位いるのでしょうか。

生きている限り、
いいことばかりではないですよね。
嫌なことや辛いこと等、様々な不安が浮き出てきます。
また、病気になったり、事故にあったりして、
叶えたかった夢を諦めざるをえない人もいます。

では果たして大人の階段を登った人達が
どのくらい夢を持って
毎日を生きているのでしょうか。


日本人の夢の動向

全国自治宝くじ事務協議会の
ドリームジャン宝くじの発売元である、
全国都道府県及び20指定都市において、
全国の20代以上の男女14,100人を対象に
夢に関する大規模調査を行い、
日本人がどんな「夢」を持っているのかを
「日本ドリーム白書2018」として調査を行っています。
日本ドリーム白書2018によると、
全体で現在、夢を持っている人が51.9%。
約半数が夢を持っている結果になっていました。
また男女を比較しても半数が
夢を持っていると示しています。(図1)

(図1)

では、どのような夢を持っているのでしょうか。
次の図2の表から見ると
幅広い範囲の夢を抱いていることが証明されます。

                                             

(図2)
日本人の夢ランキングを見る限り、
堅実型が多いと私は感じつつも、
逆にしっかり将来を考えている日本の人達が
沢山いることも感じました。

しかし、何故こんなにも堅実型な夢が多いのか。疑問に思いませんか?

それは人々は多くの希望に溢れた夢を持ちながらも
少なからず将来に対しての不安も抱えているからではないかと思います。
それはどんなことであるのか考えてみました。

人生100年時代を生きる

今回は将来に対しての不安の一部として
人生100年時代についてお話します。
日本は、健康寿命が世界一の長寿社会を迎え、今後の更なる健康寿命の延伸も期待されています。

こうした人生 100 年時代には、
高齢者から若者まで、
全ての国民に活躍の場があり、
全ての人が元気に活躍し続けられる社会、

安心して暮らすことのできる社会を
つくる必要があると
厚生労働省は「人生100年時代」の
基本構想として記しています。

現在、世界的にも高齢化が進み、

内閣府の高齢化の国際的動向によると、

平成27(2015)年の世界の総人口は73億8,301万人であり、

平成72(2060)年には102億2,260万人になると見込まれています。

地域別に高齢化率の今後の推計をみても、

これまで高齢化が進行してきた先進地域はもとより、

開発途上地域においても、高齢化が急速に進展すると見込まれています。

特に日本は、世界の高齢化率の推移を比較しても日本の推移が、

2015年以降の他国よりも大幅に推計値が上昇しているのがわかります。(図3)

                                        

(図3)
このように人生100年時代と言われるほど
医療の発達等から
長く生きることが可能な時代になっています。
だからこそ、様々な不安が課せられていることも現状に受け止めていかなければなりません。
身体的側面、精神的側面、経済的側面、環境的側面…など
溢れる夢も人それぞれいますが、
抱える不安も人それぞれです。

毎日生きていくことで精一杯の人もいれば、
はたまた、余命宣告をされ、
毎日生死を考えながら生きている人もいます。
さまざまな考えを持ってる人がいる中で
自分自身はどのように
人生100年時代を生きていくか
一人一人じっくり考えていく必要があると
思います。

私の夢

ここから私の夢と少々昔話を話したいと思います。
これまでの話で、所々に『生きる』という
ワードがあったかと思います。
なんでこんなに生きることを強調するのか
と思いますよね。

それは私が経験してきたことが今に繋がり
そのきっかけで
生きてる事がどれほどの奇跡的であり
幸せであり、そして
どんな人にも時間が限られていると
実感させられたことがあるからです。

少し長いと思いますが、お付き合いください。

大学時代、社会福祉学部に所属し、
社会福祉士を取るために医療の分野での実習を
1ヶ月弱行いました。

医療の分野は医療機関を知るという1回目。

自分自身で患者さんをアセスメントするためのケース実習を行う2回目。

二段階に分けられた実習でした。

2回目のケース実習を行う時には、
実習前にカルテを見ながらどの患者さんをアセスメントするか考え、自分で決めなくてはなりませんでした。
はじめは、退院支援など家や施設に元気に
帰れる患者さんのアセスメントを行おうと
思っていました。

しかし、
『最後には人を看取らなきゃいけない時もある』という考えもあり、

退院支援できる患者さんと終末期の患者さんを含めた、5名ほどを候補に挙げて実習開始まで待っていました。

そして2回目の実習開始日。

事前に候補を挙げに行った一週間前。

たった一週間でこんなにも変わってしまうのか。

なんと元気だった方を含め、5名全員が
終末期患者(ターミナル)になって
しまっていました。

本当に死と向き合っている人に携わっていいのか。

もしかしたら実習期間中に
亡くなってしまうかもしれない。と。

様々な思いがよぎり、
その時は担当教授の前で
どうしていいかわからず泣いたのを
覚えています。

【人は生まれてから死に向かって歩み出す】
この言葉が合うように
この瞬間目の当たりにしました。
結果、余命半年の患者さんに焦点を置き、
1ヶ月という
長いような短い期間を共に過ごし、
沢山の学びをさせて頂きましたが、
患者さんが私の前で泣きながら
死ぬことに対しての恐怖や心残りを
話してくださったのは今でも忘れられません。

余命半年。
半年後なんてまだまだ先だなぁと
感じるかもしれません。
しかし、生きられる時間が迫られてる人に
とっては1日1日が
とても大切な時間になります。

家族や友達に会いたい、
美味しいものを食べたい、遊びいきたい、
旅行に行きたい、明日も生きたい。
これは普通のことかも知れないです。
しかし、決して当たり前にできること
ではありません。

様々な夢を最後まで諦めず叶えたいと願い、
叶っても叶わなくても最後は亡くなります。
それでも夢を諦めず死へ向き合うことは
私はかっこいいと思います。

このような経験から
私の夢はたくさんの人々を支えることができる立場になることに至りました。

ある意味大きな夢ではありますが、
そこから様々なことができると思います。

何かに困っている人がいれば
その人の支えになるために一緒に考えて、
その人の力になると共に、
自分も成長し続けたい。
そのためには何が今出来るのか。
色々な環境要因や背景を変えて
見ることが大切だと行き着きました。

様々な経験をする事で夢が変わることも
あれば夢を見失ってしまうこともあります。

だからこそ、
その夢や未来を見失ってしまった人たちの
持っていた生きる希望を叶えられるような
手助けがしたい。

当たり前に生きている今日は、
誰かが生きたかった今日でもある。
辛くて苦しくて逃げたいことも
絶対生きてる限りありますが、

"生きてるだけで丸儲け"

本当にその通りだと思います。
生きていたら自分を変えられる
可能性があります。

だから私は、その今日という大切な1日を
誰かのために共に悩み、支えて、
最後には一緒に喜べるような、
そのような人になることが私の夢です。

終わりに

自分自身も幼い頃考えていた夢と
現在の夢は異なります。

それは今まで生きてきた中で
様々な経験をして、
沢山の人に出会ってきたからであると
思います。
少しでも長く生きたいと願った人々の分まで、毎日を大切に生きていきたいと思っています。

今まで以上に人への感謝と
自分らしさを忘れず、
成長し続けていきたいです。

最後まで読んでくださって
ありがとうございました!

上田 夏生