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How to 鉄サぱ?1

皆様こんにちは。書記の金子です。
いよいよ暑くなってくる時期ですが、いかがお過ごしでしょうか?新型コロナウイルス、さらにはサル痘の話題まで持ち上がる中ですが、熱中症への備えはできていますか?

熱中症は下手な風邪以上に、即、命にかかわる大敵。
そして、これから紹介する「鉄サぱ」もまた、熱中症は大敵です。そのリスクを極力減らしつつ、いかに理想に近い旅をするか?今回はそれをご紹介いたします。

鉄サぱの基本は情報戦

さて、改めて「鉄サぱ」なる語の意味を説明しましょう。
「鉄」は「鉄道」、「サぱ」は我らが「サービスエリア・パーキングエリア」。すなわち、「鉄道でサービスエリアやパーキングエリア巡りをする」という意味をもちます。
そして、鉄道を使う以上、基本中の基本となるものがあります。

1つにダイヤグラム。もう1つに距離です。

公共交通機関を使う以上は切っても切れないダイヤ。
活動の趣旨からあらかじめ言っておくと、普通列車が決まって1時間に1本走っていれば良い部類である、と思っておくほうがいいです。というのも、鉄道のダイヤを考えるにあたって、難問となるパターンが2つあるからです。

  • そもそも本数が少ない。「1日あたり」で説明できてしまうことも。

  • 昼間に限ってあからさまに間隔が空く

こんなことだってなにも珍しくありません。
(肥前大浦駅の時刻表:JR九州の駅別時刻表より)

前者はわかりやすいですが、後者もなかなか厄介。お昼時にサぱでおいしいご飯が食べたい!と思い立っても、添付画像のように、8時頃に電車が過ぎた次は14時台、なんて設定だった日には、時間配分に相当悩むことになるのではないでしょうか。
このようなこともあるので、手始めに旅行しようとするエリアや、乗ろうとする路線の性格を知り、行きたい時間に行けるのか、検討することにも時間を割くとよいでしょう。

次に、実際に行きたい施設と、最寄りとなるであろう駅の距離を、Googleマップなどでの目測でいいので把握するのが、時間管理と並んで重要です。個人的な体感では、片道1.5 km、時間にして30分を超える場合は、果たして徒歩に頼って行けるのか、自分の体力や体調と相談しましょう。路線バスやコミュニティバスの類があるなら、それに頼るのも立派な選択肢です。

この意味では、豊田上郷SAはかなり楽に行けますが、NEOPASA岡崎に行くのは無謀だと考えていいでしょう。(Googleマップより抜粋)

トータルで戦略を考えよう

「ダイヤ」と「距離」の要素が揃ったなら、手筈は良し。

あとは、この両者を掛け合わせて、自分が最も納得できるルートを検討しましょう。
ここで個人的には、「往復にかかるおおよその時間」「食事や調査にかける時間」「余裕」この3つを合計したときに、ダイヤ的に列車何本分の時間を取ればいいのか。ここから、個別具体的な訪問計画を立てます。
そして、こうして訪問地ごとのスケジュールが立ったら、これを1日間や、さらに前後の日の移動計画や訪問計画と比較して、トータルでの交通手段に調整をかけます。きっぷは長い距離になるほどキロ当たりの単価は安くなるから、単純な往復にせずに大回りにして距離を稼ぐ。
もちろん、どうしても乗りたい列車があるなら、少しくらい無駄が出てもこだわる、という考えだって存分にあります。

当たり前の話ですが、旅全体を通してまでサぱにこだわる必要はありません。自分が満足することが一番です。
ただ、そこにサぱがあるのなら、いつもの旅行にちょっとプラスして、その場の環境を知ろう、ということです。先んじて知ることで、行く先で得られる感動がさらに上乗せされる。私はこう考えます。

この後は実践編として、実際の訪問記を紹介します。
途中、他の方の紹介記事も挟みます。どうかゆるりと、おつきあいくださいませ。

まだ見ぬサぱの姿に、思いをはせて。

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