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千代田区の官製談合問題について③
こんにちは、予決研です。
千代田区の官製談合問題が報道され、ニュースを賑わせています。
元区議から元部長に対して、入札情報の提供依頼があり、元部長が区の職員から聞き取りをして元区議に伝えていたということです。
ということは、
①元部長は入札関連の決裁ラインにはいなかった
②元部長の聞き取りに応じた他の職員は、入札関連部署の担当にいる
と推測されました。
ちなみに本件で流出していた入札情報とは、具体的には、「入札に参加する業者の数」「最低制限価格に近い価格」とされています。
また、2月14日にも報道されていますが、当初報じられていたよりも根深く広い問題だということがわかります。
一部の業者、十数社で「千代田区災害対策管工事協力会」という任意団体をつくり、それぞれ落札したい工事について議員に依頼していた…
いずれも参加する業者名が事前に伝えられ、会員ではない有力企業が参加することを知って、会員の業者が相次いで「辞退」するケースもあった
これを見ると、一部の業者が協力していても、公平な仕様や一般競争入札など、ちゃんと広く入札に参加できる参加要件になっていれば、競争力のある業者が勝つので、談合の意味がなくなるという印象が強くなります。
そもそも、実際に情報漏洩していた部長もそうですが、入札情報を知りうる職員が担当外の部長から入札情報を聞かれて答えている時点で、モラルの崩壊が激しいと思われますね。
これについては、内部通報制度と情報漏洩への厳罰化で対応することが効果的かと思います。
ということで、ありきたりですが、
①公平な仕様や一般競争入札
②内部通報制度と情報漏洩への厳罰化
が重要かなと思いますね。
以上、予決研でした。
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