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若葉の考えごと #8 「対話」に重視した生活

話して話して話しまくる生活

今、私がいるデンマークの学校(Folkehøjskole)では全寮制であり、学校の中に学生の暮らす場所があります。
つまり朝起きてから夜寝るまで、ずっと他の学生と生活を共に。
1人部屋、2人部屋は自分で選べる。
(私には、デンマーク人のルームメイトがいるよ!)

1つの敷地内での生活。
教室と生徒の部屋が同じ敷地内にある。

また、部屋のある建物を出て徒歩10秒でダイニングホールが!
ここで3食出る。

そんな留学生活の中で、この学校が大事にしているのが「対話」
授業の合間とか、ディナーの後から寝るまでの間で色々な人と時間を共にしている。

この留学の目的の1つとして、「新しい価値観を知り、触れる」ことができればと考えていた。

だから今は、1つ1つの会話を大事にし、できるだけ多くの人と話すようにしている。
英語でも日本語でも。
国籍や年齢に関係なく、色々な人と関われるFolkehøjskole。
素敵!


学校の周り。
絶景が広がっています。


No more Time Pressure

皆、各々の部屋が学校の中にあるからこそ時間を忘れて、みっちりとお話ができる。
「時間を気にしない」ことって、日本での普通の生活だったらできなかったなあ。

今これを書いているのは午前2時前。(早く寝てください)
実は今日も9時前から0時くらいまで、ダイニングホールで語っていました。

皆が満足するまで話し切る。
これって、例えば友達とのランチとか飲み会とかではできないこと。
友達とランチに行くとなると、その後にバイトを入れてしまっていたり、夜に飲んだとしても終電や翌日の予定を気にして、完全燃焼できないことがある。

唯一、お泊まり会とかだとオールで話し尽くすとかはできるかな笑

ここでは、毎日お泊まり会ができちゃう感じ。


もちろん、疲れている時は早く部屋に戻って休むし、自分次第。
でも、話したいなと思った時にコモンスペースに行くと大体誰かいる。
そして「対話」が生まれる。



「対話」で学ぶ

日本人の社会人の方3人と、1つ年下の大学生、私を含めた5人で。
最初は日本とデンマークの福祉の違いについて語って語って語りまくり、気がついたらそれぞれの家族の話や学生時代のお話。
真面目な話(皆の興味分野なのでめちゃめちゃ楽しい)からプライベートまで色々!

この学校には年齢・国籍・入学したきっかけなど人によって様々の生徒が集まる。
私と同じように日本から来た方も何人かいる。

今日は、そのうちの4人と日本語で同じ日本人の視点での会話。
英語で話すのはやっぱりエネルギーが必要だったり、相手の国の価値観とか文化の違いを想像し気を配りながら話すのは少し疲れちゃうことも…。

そんな時、深い話をするにはやっぱり日本人とだなあと。
この学校では、英語を使った国際交流と同時に、日本にとどまっていたら出会えなかっただろう日本人と出会うこともできる。

特に、学生の私にとっては社会人の方と話せる機会があるってとても素敵なこと。
響いたことは、iphoneのメモにちょこっと書き出させてもらっている。

(ちなみに、「その時感じたことや学んだことをiphoneのメモに記録する」ということもここの社会人の方から学んだこと!)

社会人の方からの話には、色々な経験が詰まっていてなんだか厚みがある。
生き方、考え方。今まで自分が気づかなかったことをたくさん教えてくれる。

学校が始まってすぐは無意識に、自分と年齢が近い子達と時間を共にしていた。
だけど、今私がいるこのCommunityでは無意識にできている「Comfort Zone」から、なるべく出るようにしなければと気がついた。

帰国しても連絡を取り合ったり、会ったりできるなあという友達はもうできた。

これからはもっと広く色々な人と話をしたいと思う。
「学びにいく姿勢」。今の環境で、この姿勢っていうのは「人に積極的に話しを聞きにいくこと」なのかもしれない。



今の私

様々な人とのCommunityでの生活。
日本での私の生活の中ではこんなことできなかった。

Communityで、しかも「国籍・年齢もバラバラのCommunity」で生きる、という環境が用意されている、デンマークのこの学校制度、Folkehøjskole。

今、私が置かれている状況は、きっと私の人生の中でも本当に貴重な時期なのだと思う。


授業から学ぶこともたくさんある。
でもここでは、授業外でも人との対話の中でも本当に色々な価値観に触れ、新しい概念を学んでいる。

人の話を聞くこと、自分の感情や考えを言葉にすることが、「自分」という人間を知ることにもつながっていると思う。


授業の復習とか英語の勉強を放置したまま、人と夜まで話し尽くすことに時には罪悪感を覚えることもある。

だけど、この3ヶ月間、私には「今すぐこれをやらなければいけない」というタスクは存在しない。
日本に帰ればどうせまた忙しくなる毎日。
こんな貴重な機会はない。

思い切り楽しもう!


I finished writing out, and finally I got to having my lovely cup noodle:D
Have a nice weekend!

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