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若葉の考えごと #5-1 バスの中で考える

大山へ

2月下旬、神奈川県の大山に登ってきました。

鳥取にも「大山」と書いて「だいせん」という山があるとか。
神奈川のは「おおやま」で標高1251.7m。

一緒に行ったのは、高校時代からの相棒。
「親友」とかそういう枠組みを超えてしまうような存在。

辛い日も楽しい日もたくさんの時間を共に過ごして、
いつも側にいてくれる、私にとっての「相棒」なんです。

そして登山とかデイキャンプ、ちょっと野生チックな遊びを一緒に楽しんでくれる。

この春は、お互いやりたいことがあってしばらく会えなくなってしまうということで丸1日どこかに行こうという話になった。

で、決まったのが「大山登山」。
最高。
「頂上でジュージューグツグツといきますか!」と、お互い頂上での「プチキャンプ飯」のことだけを頭の中で妄想。

21歳の小ギャルですが、相棒との大山登山を楽しみに2月を駆け抜けてきました。


これこそ私のComfort Zone

相棒と自然を感じに。
もうこのフレーズを口に出して想像するだけでニマニマできちゃう。

この人といる時は、このうえなく楽しくて幸せで私にとって大事な時間。
ふざけた話も真面目な話もするし、無言の時もある。

今回はさらに解放的な山の中ということで。
意外とこういう時こそ頭の中で考えていることが結構面白かったりする。

ということで、この日を振り返り楽しみながら、何を思ったのかを記録してみる!



穏やかぽかぽか雰囲気のバスにて

小田急伊勢原駅で降り、バスで終点「大山ケーブル」まで約20分。
平日月曜日ということもあり、バスの乗客もポツポツとしかいませんでした。

これから体を酷使するというのに、早起きしたことと車内に入り込む日差しと穏やかな静けさにうとうと。
頂上で飲むために駅で買ったコーヒー、「今飲みたいね…笑」と 顔を見合わせるものの、「いやいや、頂上で飲むのがうまいんよ」と自制しました。

前の席に座っていた外国人の方。
スマホを見るのではなく、一人で窓の外の景色をずーと眺めていました。
いつから日本にいるんだろう。
大山って結構マイナースポットだよなあ。

大山へ向かうバスは、駅から離れるにしたがって
今にも潰れそうなクリーニング屋や
もう誰も遊んでいないだろう錆びついた遊具が寂しく残る公園。
そういった景色に変わり、やがて川が流れる山道に入りました。

21年日本で生きていると、こういう侘しい景色を車の中などから見ることもあり特に何も感じなくなってしまったけど、

日本の至る地域で見られる、
お店が並ぶ「駅近」と駅から離れてこそ見える風景の「ギャップ」
って外国人の人の目にはどう移っているのかな、なんてことを考えな
がら。

途中ポツポツと見える民家は、お庭剥き出し、若干家の中も見えちゃってるよ、なんて家が多くて。
日頃、団地や門付きで壁に囲まれたような一軒家が主流の地域に住んでいるからこそ、こういう少しはずれた場所に行った時に見える、「生活感」溢れる家々を見ることが楽しい。


日本の景色って色々な顔を持っているよね

海外のどこの国でも、都心と郊外にはもちろん違いがあると思うけど、日本にいる外国人にとってこの日本の「地域の景色の差」とはどのような感覚なのだろう。

渋谷とかを歩いていると、かなり多くの外国人を見かける。
もちろん日本の繁華街とか賑やかな商店街とかも魅力的だと思うけど、こういう静かな場所にもまた惹かれる部分があるのだろうなあと思う!


赤信号。目の前の外国人の目線をチラッと追うと、
Tシャツとズボンとタオルだけがかかった洗濯竿。
ちびまる子ちゃんとかさざえさん、ドラえもんのお家のお庭で使われているあんな感じのやつ。
そしてやっぱりお庭自体がバスから丸見え。
緑のじょうろも転がっている。

こういうのって、「日本らしさ」なのかな?
日本人ながら、私はこういう風景に「日本、好き」って感じます。笑

目の前の外人さんは今、どのようなことを思っていたのかとても気になった。
こういう人々の何気ない生活感って、特に海外の人にとっては何だか面白いものなんじゃないかな。

もしかしたら、大山を知っているくらいだしこの方はもう日本に慣れ親しんでいる人なのかもしれませんが笑

3週間後、私も北欧一人旅をする。
その時、このような感覚を味わいたいなあと考えながら、やっぱり眠さは感じつつバスで揺られていました。


It's so hard not to fall asleep on pokapoka Bus…

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