再婚に至るまでの経緯

さかのぼる事2021年秋
我が家の経済状況が崩れ始めた頃、生活保護を受けるかどうするか考え出した頃、それでもなんとか繋ぎ止めて生活を維持していた。

急変したのは忘れもしない、2022年7月、てんかんと闘っていた愛犬が急激に頭部が小さくなり5歳の若さで老衰で亡くなった。あまりの急変、どうもおかしい、後から知ってしまった、前妻が誰かに頼んだか?以前通っていた動物病院の院長から怪しい薬を無料で譲り受けてきた前妻、その時は私が気づいて薬を取り上げた事があり病院を変更した。

私が知らない内に同じように誰かから薬をいただき服用させて弱らせていた。経済的に苦しくて高価な薬を毎日数回服用している愛犬がいなくなれば⁈とでも思ったのか⁈それとも誰かの指示か⁈

愛犬が亡くなり出費が大きく減るはずが今までよりも我が家の経済状況は悪化、愛犬が亡くなってすぐの出来事、何かスイッチが入った、取引先から売上が入ると全額引き落とされている、父の年金も全て入っては消える、前妻は癌治療のため入退院を繰り返して金庫番だった前妻に退院までの食費を請求すると千円札1枚渡されてお金がないからこれでどうにかしてくださいと。

その時までは私も材料費高騰やコロナの影響で景気が厳しいのかくらいに考えていて、前妻を疑うことはなかった。

前妻の入院が長引き、食費がなくなり父の食事を確保する事が困難になり、愛犬2匹のエサも底をつき、一家心中まで考えた頃に以前から友達だった今の婚約者である彼女が何かを察したのか⁈
「お父さんのオカズはあるの?あなたちゃんと食べてる?わんちゃん達のご飯は?」と聞いてきた、言葉に詰まっていると彼女は「ちょっと待ってて」と言って惣菜やらなんやら食料をたくさん持ってきてくれた、その後数ヶ月、毎日自分の生活費から私達家族に食料を買って持ってきてくれた。

自分自身の中でこの人(彼女)に一生かけて恩返ししていかなければと心に決めた。

それから数ヶ月経ち、2023年1月2日に前妻が亡くなった、亡くなる一週間前に婚約者である彼女が「どんなに酷い事してきた奥さんでも、貴方の奥さんだった事には変わりないのだから盛大じゃなくてもいいからそれなりに葬儀をしてあげて、立派な戒名つけてやって欲しい」と当時彼女が新車購入のために貯めてきた貯金を私の手を取り「取り立てはしないから払える時に少しずつ返してくれればいい、貴方は私にとって特別な人だからなんとかしてあげたいの」と。

彼女はこうも言った、「余っても戻してくれなくていいです、支払いとか滞納してる分があるでしょ?綺麗さっぱり借金を返してください、借りているものがなくなったら貯金できるようにしましょう、その時は知恵貸すからさ」

神様かと思った瞬間

前妻が息を引き取る一時間前に彼女の存在と、してくれた援助を説明し、この人に自分の生涯をかけて恩返しして行くつもりだ、残りの人生を彼女にかけたいと思っている、彼女のために生きて行く、そのためには身内にならなくてはいけないと告げ、彼女が抱えてる全てと子供達や親族を背負って生きていくと伝えた。
前妻は細かくうなずきながら声を振り絞って「そうしてあげてください」と。

この時点では、私がこんな事を考えている事は彼女は知らない、そうまだ友達のままだから。告白したのは前妻が亡くなって2か月めくらい、そして5月に入ったころに認知症と衰弱のため介護中だった父が老衰で息を引き取った数日後に彼女にプロポーズした。彼女は受け入れてくれたがせめて奥さんの3回忌が過ぎてからにして欲しいと。

一旦了解したが、その後に彼女の周りでちょっとした問題が発覚し、今は他人だから踏み込めない領域があり守ってやれないことから彼女を説得して前妻の一周忌を過ぎた末日の私の誕生日に入籍することを二人で決めました。

すでに亡くなっている私の母が生前に前妻を年金基金に加入させていた事が前妻が亡くなった後に知り死亡一時金申請をし、数ヶ月後に数100万入金があり、父の負債(前妻が認知症の父の手を取りサインさせて手に入れた多額の融資金)が廃業と共に保証協会に債権が移る寸前で完済し、彼女が立替えてくれた全額を完済し少しばかりの気持ちとして数十万を上乗せしてお返ししました。待たせたけどやっと車買えたようです。

彼女のことは前妻も受け入れた、この事は前妻と彼女と私の3人しか知らない出来事、これで世間の誤解と勝手な妄想が鎮まり、あたたかく見守ってくれる事を願います。


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