斜向かいの小窓
恋なのか愛なのか分からない関係が終わった。
バスターミナルで君に手を振ったのは最後、
いつだったっけなぁ
神様仏様、わたしはちゃんと今
この人を愛していますともう何度誓ったのやら。
そして何度、泣きながら独りになったのやら。
喉が痛い。
クーラーの所為か、心が弱っている所為か、
風邪なのか、コロナなのか、
如何でもいい。
ろくに仕事も出来ずに、クライアントに心配される始末。
わたしなんかが、恥の多い生涯を送ってきたわたしなんかが、誰かの救いになれるなんて考えたのが運のつきだったのだ。
わたしは誰も救えないし、誰もわたしを救えない。
死にたさと戦って、ひとりで戦って、
気づいたら朝。来なくてもいいのに。
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