天ないを読んで
マンガやアニメは通ってこなかった、幼少期。
でもみんなの中で流行ってるものに何とか追いつきたくて、欲しくもないたまごっちやDSやゲームソフトをおねだりした。
いつどうやって出会ったのかは覚えてないけど、
当時の親友に勧められたのかもしれない。
NANAだけは、発売の日に買って読んで追っていた。
小学校高学年のころから、持ち歩いて電車やバスで、ポロポロ涙を流しながら、読んでた。
矢沢あい作品が刺さるのか?と思って、おねーちゃんに借りてシリーズを読ませてもらった。これまた泣けた。
ずっとずっと欲しかったけど、大切にできる自信がなくて買わなかったこのシリーズを、大人になってから、まさに大人買いする日がくるとは。
![](https://assets.st-note.com/img/1663965081211-xcM6Dc6NGT.jpg?width=800)
わたし好みにコンパクトで、5冊にまとまっていて。表紙も、この展オリジナルの帯がついてるのも、全て含めて、買いだった。
わたしの特技は、忘れること。
映画などの作品を、見たことはあるけれど、詳細なストーリーを覚えていられなくて。次見るときには、また新鮮な気持ちで楽しめるものが多い(笑)
天ないも、キュンキュンで嬉し切ないのは覚えてたんだけど、肝心のストーリーが全く思い出せない。
え、この子たちがくっつくんだっけ?
え、これってハッピーエンドだったっけ??
なにも覚えてなかった。(笑)
絵を見て、この子たちの事が好きだったのはすごく覚えているから、ずっとずっとまた読みたいなぁとは思っていた。
↑ストーリーが悪いから覚えていられないのではない。
どんなに好きな作品でも細部までは語れないような気がする。
5冊になっていても、通常の漫画本だったら、1冊で数冊分だろうから…半分も読めたら、寝よう。そう思ってたのに、一気に最後まで読んじゃった。😂
処理速度も遅いので、読むのが遅いから、「一気読み!」という感じでもなく、ひたすら丁寧に読み込んでいった。
嗚咽付きの号泣しながら、読み終えた、今。(時刻AM5:30)
それこそドラマみたいに、最後読み終わった瞬間に、鳥のさえずりが聞こえ出して、空がだんだん明るくなってきて、テンションが上がって今これを勢いで書いてる。
![](https://assets.st-note.com/img/1663965564893-4UV0j4EWnr.jpg?width=800)
私、翠ちゃんみたいな女の子になりたかった。
明るくて、喜怒哀楽を素直に出せて、みんなから愛されてて。
本来私ってそういうやつだった気がするんだけど、
いつからこんなにひねくれちゃったんだろうか。
なんでだろう、私は、みんなから愛される存在な訳ないと思ってるところがある。そんな価値がないような。
青春がキラキラして眩しかった。
私も17歳の頃、こんな風に一生懸命毎日を生きてた。
いまは生き方が分からなくて、何を一生懸命したら良いのかが分からなくて、しんどい。
最初に精神を病んだのは、中学の頃。
いじめられて不登校になったとき。
その時に立ち上がれるようになったのは、親も含め、周りに頼れる人がいてくれたこと。
家と学校以外に、居場所が作れたこと。
あの頃から変わってないけど、
今は、助けてって言えてない。
誰に何を聞いたら良いのかも分からない。
上手な甘え方も、分からない。
涙と鼻水で、ティッシュを花粉症の時くらい消費しながら、考えてた。
ああ、自分はこうやってしんどいって気持ちに、見ないフリしてフタをしてたのかもしれないな。
しんどさを認めてあげられてなかったんだな。
こんなにも、心揺さぶられるのは、矢沢あい作品だけなんです。
生きてるうちに、NANAの続きを読むことが、私の夢です。
大人になってからずっと、生き方がわからない。
友達の作り方も、居場所の作り方も、頼る人の作り方も。
寝てなくてなに言ってるか自分でもよく分からないし、
文章の順番がめちゃくちゃかもしれないけど、
また読んで良かったなあ〜天使なんかじゃない。
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