天ないを読んで

マンガやアニメは通ってこなかった、幼少期。

でもみんなの中で流行ってるものに何とか追いつきたくて、欲しくもないたまごっちやDSやゲームソフトをおねだりした。


いつどうやって出会ったのかは覚えてないけど、
当時の親友に勧められたのかもしれない。
NANAだけは、発売の日に買って読んで追っていた。

小学校高学年のころから、持ち歩いて電車やバスで、ポロポロ涙を流しながら、読んでた。

矢沢あい作品が刺さるのか?と思って、おねーちゃんに借りてシリーズを読ませてもらった。これまた泣けた。

ずっとずっと欲しかったけど、大切にできる自信がなくて買わなかったこのシリーズを、大人になってから、まさに大人買いする日がくるとは。

絵が可愛い。登場人物が可愛い。みんな素敵。

わたし好みにコンパクトで、5冊にまとまっていて。表紙も、この展オリジナルの帯がついてるのも、全て含めて、買いだった。


わたしの特技は、忘れること。
映画などの作品を、見たことはあるけれど、詳細なストーリーを覚えていられなくて。次見るときには、また新鮮な気持ちで楽しめるものが多い(笑)
天ないも、キュンキュンで嬉し切ないのは覚えてたんだけど、肝心のストーリーが全く思い出せない。

え、この子たちがくっつくんだっけ?
え、これってハッピーエンドだったっけ??

なにも覚えてなかった。(笑)
絵を見て、この子たちの事が好きだったのはすごく覚えているから、ずっとずっとまた読みたいなぁとは思っていた。

↑ストーリーが悪いから覚えていられないのではない。
どんなに好きな作品でも細部までは語れないような気がする。


5冊になっていても、通常の漫画本だったら、1冊で数冊分だろうから…半分も読めたら、寝よう。そう思ってたのに、一気に最後まで読んじゃった。😂

処理速度も遅いので、読むのが遅いから、「一気読み!」という感じでもなく、ひたすら丁寧に読み込んでいった。


嗚咽付きの号泣しながら、読み終えた、今。(時刻AM5:30)

それこそドラマみたいに、最後読み終わった瞬間に、鳥のさえずりが聞こえ出して、空がだんだん明るくなってきて、テンションが上がって今これを勢いで書いてる。

空が割れて、明るくなってた




私、翠ちゃんみたいな女の子になりたかった。
明るくて、喜怒哀楽を素直に出せて、みんなから愛されてて。

本来私ってそういうやつだった気がするんだけど、
いつからこんなにひねくれちゃったんだろうか。

なんでだろう、私は、みんなから愛される存在な訳ないと思ってるところがある。そんな価値がないような。


青春がキラキラして眩しかった。
私も17歳の頃、こんな風に一生懸命毎日を生きてた。

いまは生き方が分からなくて、何を一生懸命したら良いのかが分からなくて、しんどい。


最初に精神を病んだのは、中学の頃。
いじめられて不登校になったとき。

その時に立ち上がれるようになったのは、親も含め、周りに頼れる人がいてくれたこと。
家と学校以外に、居場所が作れたこと。


あの頃から変わってないけど、
今は、助けてって言えてない。

誰に何を聞いたら良いのかも分からない。
上手な甘え方も、分からない。



涙と鼻水で、ティッシュを花粉症の時くらい消費しながら、考えてた。

ああ、自分はこうやってしんどいって気持ちに、見ないフリしてフタをしてたのかもしれないな。
しんどさを認めてあげられてなかったんだな。


こんなにも、心揺さぶられるのは、矢沢あい作品だけなんです。
生きてるうちに、NANAの続きを読むことが、私の夢です。


大人になってからずっと、生き方がわからない。
友達の作り方も、居場所の作り方も、頼る人の作り方も。



寝てなくてなに言ってるか自分でもよく分からないし、
文章の順番がめちゃくちゃかもしれないけど、

また読んで良かったなあ〜天使なんかじゃない。

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