はじめてスクラムマスターをやってみた記録2(どんなチームになりたいか聞いてみた)
はじめてスクラムマスターをやってみた記録1の続きになります。
スクラムマスターを名乗り始め、マネージャーからスクラムイベントのファシリテーションの役割を奪い、ドキドキワクワクスタートしました。
1.スプリントゴールの達成自信度をデイリースクラムで確認
一番最初のファシリテーションの機会は、デイリースクラムでした。
チームでは朝会と呼んでいます。
そこで「昨日やったこと」「今日やること」を共有。
何か問題点や気になることがあれば、それも共有。
バーンダウンチャートを元にマネージャー(ENでもある)が終わりそう、終わらなそう、これはやばいなーなどを発言します。
みんなはダンマリ。
うーん。何か物足りないし、何か違和感。
とりあえず「今何pt消化しているかは、そういう事実として捉えて貰えばいい。このチームがスプリント中に何pt消化できるかはわかっていません。遅いとか、早いとか、思わなくていいです。」と言ってみました。
内心どう思われるかドキドキです。
マネージャーは「そうだね」と言ってくれました。
こういう同意の反応は本当にありがたかったです。
バーンダウンチャートの使い方を変えてみようと思いました。
マネージャーからの状況共有に使われていたので、開発者の気持ちを聞ききだすツールにチェンジします。
以前在籍していたチームでのやり方を踏襲することに。
<やり方>
・Slackにバーンダウンチャートのスクショを貼る。
(バーンアップでもいいよ。お好みで。)
・その下に5️⃣〜1️⃣のリアクションをつけておく。
・デイリースクラムでチームメンバーにスプリントゴール達成自信度によって、数字を押してリアクションしてもらう。
(5️⃣→自信あり、1️⃣→自信なし)
・意見が割れている場合は、深掘りして質問する。
このやり方、個人的にお気に入り。
数字を押すだけって気軽でいいし、自信度に乖離がある場合にわかりやすい。
多分そこに今日の懸念が隠れてる。
2.どんなチームになりたいか聞いてみた
現在活発な意見交換や発言があるチームではありません。
どこでもあることだと思います。
スクラムイベントをファシリテーションしていても気が重いです。
とても静かで「太平洋ひとりぼっち」な気分になります。
孤独だ。
カイゼンするって言っても何からしたらいいのかな。
自信もないし、経験もないし、孤独だし。
まず何から始めていいのかわからない。
全くわからないというより、これでいいのか毎秒悩むと言ったほうが正しいか。
誰かに相談したいなぁ。
ということでメンター(師匠か?)に相談することに。
こんな状態なので当然質問も明確じゃない。
「心がシナシナです、心折れそうです」と伝えました。
「どんな時に心が折れそうになるんですか??」
と共感と質問を交え、丁寧に状況を聞いてももらいました。
(あなたが神か。)
そんな会話の中、ひとつの問いが。
「今のチームのメンバーとnacoさんはそれぞれどんなチーム開発を理想としてるんですかー?」
え!?
確かに。そんなのみんなに聞いたことないや!
なんでそんな大事な質問を忘れてたんだろう。
「みんなに聞いてみます!」
目の前の海がパッカーンと割れた気がしました。
そうと決まれば、準備だ準備!
<3つの準備>
・mtgのセッティング
・スクラムガイドをやさしく要約
・mtg用Figjamの作成
準備ができたらやってみよう!
mtg時間は1時間だよ。
まずは、要約したスクラムガイドをサクッと説明。15分。
(当時まとめた資料。恥ずかしいけどUP)
間違ってる解釈があったらごめんなさい。
それでも参考になる人がいたら嬉しいので、あげときます。
次はみんなの思いを聞いてみよ!
<どんなチーム開発がしたいかmtg>
・どんなチーム開発を理想としているか、付箋で書き出す
・次のセクションで「継続していきたいこと」「今はやっていないこと&もっと良くしていきたいこと」に分類する
・次のセクションで「今はやっていないこと&もっと良くしていきたいこと」でTRYしたいものに👍をつける
以下は実際に使用したmtg用Figjam
みんなから意見を聞いて、TRYを決めることができました。
すぐにできる内容ばかりじゃなかったけど、方向に迷ったら立ち返れるなと思いました。
定期的に見直しのために実施してもいいかも。
ジョジョの画像は当初はありませんでした。
メンターレビュー時に「遊び心があると良いかな」とアドバイスをいただき、第5部の皆さんを中心に来ていただきました。多謝。
会話しやすい空気を作るために、雑談のようなゆるいテンションで進めていくのがポイントだなと感じました。
この時はファシリテーションすることでいっぱいいっぱいだったけど、もっと私の正直な思いを言葉にしてもよかったなという反省があります。
チームの傍観者にならず、誰よりも素直に透明性を持って。
誰よりもチームに対する尊敬を持って。
To be Continued→
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