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Message in a bottle (吉川太郎さん21歳のお誕生日に寄せて)

吉川太郎さん、21歳のお誕生日、おめでとうございます。

20歳の一年は、そうとう目まぐるしいものであったのではないかと思います。
ひとりのファンとしてその活躍を追っているだけでも目が回りそうだったのに、ご本人の忙しさたるや、いかばかりだったでしょうか。

太郎くんが20歳だったこの1年、AmBitiousの結成にはじまり、たくさんのコンサートや舞台への出演、メンバーカラーの決定、初のWeb CM決定、初の地上波の情報番組のレギュラー出演、松竹座での初の座長公演、などなど、いろいろなことがありました。
こんなにたくさんの”初めて”をお祝いできることになるとは、太郎くんを好きになったときには思ってもいなくて。
振り返ってみて、あまりの濃度と密度に驚いています。

太郎くんを知ったきっかけは、友人に、好きそうな人がいるよ、と勧められたことでした(というか、実際は、「〇〇ちゃん絶対吉川太郎くんのこと好きだよ」、と言われたのですが)。
写真を見て、こんなにかっこいい人がいるんだ、と驚いて。そしてその驚きと同時に、このひとのことを応援してみたいな、と、直感的に思いました。
簡単にいえば、一目惚れ、のようなものなのですが、それとも少し違うような。
自分の直感に従って、とにかく過去の雑誌を読みあさり、友人に借りて過去の番組の録画を観て、バックについていた公演の映像から、太郎くんを探しました。

そして、太郎くんのことを知れば知るほど、太郎くんの言葉を聞けば聞くほど、パフォーマンスを観れば観るほど、「このひとだ」の直感は揺るぎない確信に変わっていきました。

なによりも素敵だなと思ったのは、自分のことより先に、周りの人のことを口にするところ。
去年、20歳の誕生日には「去年からやってるんですけど、ボクの誕生日に本当に頑張ったのはボクじゃなくて、ボクのお母さんなので、今年もお花を贈りたいと思います」と書いていらっしゃったり、AmBitious結成を知らされた日には「やっとこういう形で、ファンの人たちにクリスマスプレゼントができて…ホンマにうれしい」とファンの人たちについて口にしながら涙したり、「稽古場に梅干しが落ちてたから拾って捨てておきました(笑)。これは、ささいないいことをした話。お弁当の梅干しが落ちたんやと思うけど、梅干し食べそびれた人、だれかおるよなぁ。」と、梅干しの落とし主のことを心配していたり。
挙げ始めたらきりがありませんが、シンプルに目に見えてわかる「優しさ」より一歩先に踏み込んだ思いやり、というか、普段からまわりのひとのことをたくさん考えているんだろうな、という思考回路というか、一朝一夕で付け焼き刃でどうにかしようと思ってもたどり着けないところにある心のあたたかさ、みたいなものを感じています。
つねひごろから周りの人に気を配っていないと、いざというときにこういう言葉がぽろっと出てくることはないんだろうな、と。
太郎くんより少し年上ですが、まだまだ人間として未熟な私は、太郎くんのそういうところを、とてもとても尊敬しています。
私も今年の自分の誕生日には、少し照れくさいですが、太郎くんを見習って、お母さんに花を贈ってみようかな、と思っています。

そういうふうに、年齢に見合わないくらいのおとなびた考え方(「ボクの誕生日に頑張ったのはボクじゃなくてボクのお母さん」って、19歳で気がつくの、結構すごいことだと思うんです)を持ちつつも、舞台やコンサートの最後にあいさつをするときには、まだまだ初々しさというか、瑞々しさがあって。そのギャップも、太郎くんの魅力のひとつだと思っています。
きっとものすごく頭をぐるぐる回転させながら、ひとつひとつ丁寧に丁寧にことばを選んで一生懸命に紡ぎ出している姿は、とても愛おしくて、あたたかい気持ちになります。
ただ、そんな中でもそのことばたちは濃やかで、なおかつ芯があって。
特に、AmBitious初めての単独コンサートである梅雨魂での、「梅雨魂に来てくれた人の顔も一生、忘れません」という言葉、そして「(これからのぼくたちを)皆さんに全部観に来てほしいです」という言葉が印象に残っています。
辿々しさや初々しさの残る語り口の中でも、「一生」とか「全部」とか、力強さのある言葉を選んでいるところに、強い意志や、真っ直ぐな芯が垣間見えた気がして、太郎くんの、少し不器用だけれど芯のあるところが、とてもとても好きだなあと、強く思いました。

そういう芯の部分、みたいなものを感じたのは、あいさつのときだけではありません。
年末年始のコンサートが終わり、少しスケジュールも落ち着いてきたであろう1月下旬の”かんじゅ日誌”での太郎くんの、「次みなさんに会うときはAmBitiousも吉川太郎もパワーアップして戻ってきます。The AmBitious will return」という言葉もとても印象に残っています。
次に会うときにはパワーアップして戻ってくる、という宣言、そして自分たちをアベンジャーズになぞらえて”The AmBitious will return”と記すところ。本当にたのもしくてかっこいいな、このひとは、と思って胸が熱くなりました。
あとは、最近でいえば、8月には「ジャニーズで1番カッコいい筋肉になりたい!1年で最強になります見ててください!」、9月には近い文脈で「皆さん見ててくださいね!!」と書いていらっしゃったのが、すごくすごく眩しくて。
しっかり目標を立てて、それに向かって着実にコツコツと進んでいくところ、そして「見ててください!」と宣言できるところ、とってもかっこよくて、こういうところも、太郎くんを尊敬している、ひとつの理由だったりします。

努力といえば、大学に通いながら関西Jr.として活動して、とても忙しい日々を送っている中で、英検準一級、観光英語検定2級を取得していたと知ったときも、本当にすごいひとだなあと感嘆しました。私も外国語を専攻していましたが、資格試験を受けたのは、就活のためにととりあえず3回生の頃受けたTOEICと仏検2級の2回だけ。1回生、2回生のうちから(しかも、関西Jr.として活動しながら!)しっかり勉強して資格を取っていらっしゃるところ、本当に尊敬します。
隔週レギュラーで出演している「newsおかえり」でも、その英語力がいかされていて、太郎くんの強い武器の一つだな、と思っています。

もうひとつ、太郎くんの強い強い武器になっていくだろうな、と私が思っているのは、太郎くんの声。とくに、歌声です。
話している時の低くて穏やかな声もとても素敵なのですが、それとはまた違った、少しの儚さも感じさせる、優しげだけどどこか艶のある歌声。単純に歌もお上手ですし、特にバラード曲と相性が良くて、毎回聞き惚れてしまいます。
コンサートでしか聴けないのがほんっっっっとうにもったいないし悔しい。
どうにかして、どうにかしてISLAND TVで歌っていただけませんか…と、時々お手紙にも書いてしまっています。しつこくてごめんなさい…。
でももうそれだけしつこく言い続けたいくらい、太郎くんの歌声をコンサートで聴く機会がないひとにも、太郎くんの歌声を聴いて欲しい、と思っています。

太郎くんの魅力は歌声だけではもちろんなくて、身長が高くてスタイルも良くて、なによりとびっきりの男前だから、ステージに立つととても華があります。
笑顔も最高にキラキラ輝いていてチャーミングで、普段の穏やかで静かな太郎くんとのギャップにきゅんときてしまうのは、きっと私だけではないはずです。
「お笑いをやるときは冷静なキャラやけど、ボク、ライブではファンの人と楽しみたいからキラキラしてたいねん。だからそのスイッチを切り替えられるアイドルになることが今の目標。」と先日発売された雑誌でおっしゃっていましたが、お笑い系の曲、キラキラした曲、しっとりしたバラード曲…と、曲ごとにぱきっとスイッチを切り替えて、それぞれまったく違った表情を見せてくれる太郎くんはいまでもじゅうぶんに魅力的で、梅雨魂では特にそれを強く感じました。
さらにそれぞれの表情を磨いていって、違う魅せ方をしてくれるようになるのかな、と思うと、いまからどきどきしてしまいます。

ステージに立つ太郎くんを観はじめたばかりの頃は、本当にとても烏滸がましいことですが、こんなにこんなに素敵なんだから、もっと自信を持ってほしいな、と思うことがあったりもしました。
でももう、今の太郎くんにそれを感じることはありません。
AmBitiousが結成されたときの雑誌で、楽くんが太郎くんについて、「人に注目されると上がるタイプやから、ファンの方には期待しててほしい。太郎はまだこんなもんじゃないですから!」とおっしゃっていたのですが、いま、どんどん注目されて、どんどん磨かれていっている太郎くんを見て、その言葉を何度も思い返しては噛み締めています。
本当にぐんぐんかっこよくなっていくので、もう、気持ちを追いつかせるのが大変です。
だから、21歳の太郎くんがどんなふうに輝いていくのか、一瞬たりとも目を離したくない。

これから先、何があるかはわかりませんが、太郎くんがステージの上に立ち続ける限りは、できるだけ長い間、こうやって歳を重ねて、きらきら輝きを増していく太郎くんのことを、見続けられたらいいな、と思います。

太郎くんの21歳の一年が、実り多きものでありますように。

ひととして生きている限り、良いことばかりの人生なんてありえない、とわかってはいますが、でも、それでも私は、これから先のあなたの人生が、とにかく幸せなものであることを祈り続けたいと思います。

祝福と愛を込めて。

改めて、吉川太郎さん、21歳の誕生日、おめでとうございます。

追伸
万が一、というか、億が一、何らかの奇跡が重なって太郎くんの元にこの文章が届いていたら、本当に長々と書き連ねてしまって、ごめんなさい、と謝らせてください。こんなに長くて拙い文章を最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
太郎くんの出身地である滋賀からも、関西Jr.の本拠地である大阪からも遠く離れた場所にも、ひっそりと、でも全力で太郎くんを応援しているファンがいるということが、もし、少しでも、何かの支えになるのであれば、これほど嬉しいことはないです。

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