見出し画像

エンドクレジット

私の好きな映画と、
彼の好きな本とを交換した。
暗くて類似した内容に、
色違いみたいだと言われた。
彼は、映画を観て軽率に泣く私を
どう思っただろうか。

そろそろ終わり。
私の知り得る狭い世界の何もかもが、
終わりだと言っている。
だから終わりでいい。

「終わりは始まり」って良く言うけど、
「始まって終わった」私はきっとずるい。

こうなるとは思ってなかったのに、
これが結果で、これが全て。
親愛なる友人のエンドクレジット、
私はどうしてもそこに名を刻みたかっただけ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?