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懐かしいインターネット接続~ISDNのサービス終了に思いを馳せる~

2024年1月にISDNがサービスを終了する、という情報が何年か前に発表されて、いよいよサービス終了まで残すところあと1年となりました。私が初めてパソコンを使った時にはまさにISDNでした。そんなきっかけで、ISDNに関して少し調べてみました。

そもそもISDNって何?

ISDNで利用したことがあるとはいえ、当時はどんな仕組みだったのか、何が特徴なのかは全く知りませんでした。調べてみると、

ISDN : Integrated Services Digital Network

情報通信の要素には音声・データ・画像などがあるが、1970年代から1980年代になるまで音声通信は電話網、データ通信はデータ通信網で行われ、通信方式もアナログが全盛であった。しかしデジタル技術の台頭とともに通信網にどのようにその技術を導入するかが検討されるようになり、加入者線の部分もディジタル化することで音声・データ・画像を同一伝送路で扱うことができるように考え出されたのがISDNである。

Wikipediaより引用

要するに、もともと使われていた電話線ではアナログ信号しか通信できないところを、デジタル信号も通信できるようにした技術のことのようです。以下のページがイメージ的にわかりやすかったです。

「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

ダイアルアップ接続だけのときは、アナログ信号を利用する電話やFAXを使用しているときは、デジタル信号を使うインターネット接続はできなかったのですが、アナログ信号とデジタル信号を両方通信できるようにしたことで、両方を同時に扱えるようになっています。つまり、ISDNが使われる前は、電話しているとインターネットは使えないし、逆にインターネットを使っているときは電話を使えなかったということです。

以下の図に書かれているように、ISDNが使われるようになってからは、電話・FAXとインターネットが両立できるようになったということです。

https://www.nextiva.com/blog/what-is-isdn.html から引用

この考え方、個人的にはすごく好きです。与えられた条件下で工夫をして限界以上の性能を引き出す、的な感じ。実際には、この後の技術は進歩し、インフラ面でも充実していくため、ADSLによるインターネット常時接続、さらに光回線と速度も出るし、便利になっていくのですが、ISDNのような技術があったからこそ、そのあとの技術発展があるんじゃないかと思います。野球でいうところの、先発→中継ぎ→抑えの「中継ぎ」に当たるところですね。大事です。

ピーヒョロロロ、ゴーガー

文字にするとなんかの呪文みたいですが、音を聞けば「懐かしい!」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。ADSLでインターネットの常時接続になるまでは、この音を聞いていました。

また聞きたいなー(ちょっと変なやつ笑)と思って調べていたら、こんな記事がありました。

音が聞けるだけじゃなくて、それぞれの音が何をしているのかが書かれてました。当時は「早くつながれよー」と思っていましたが、その間にこんなにたくさんのやり取りをして接続していただいていたかと思うと頭が下がります。焦らせてしまってすみませんでしたm(_ _)m
それにしても、ダイアルアップの音って世界共通なんですね!

インターネット老人会クイズに参戦!

今回の記事で、昔に思いを馳せてみましたが、巷ではインターネット老人会クイズというものがあるそうです。というわけでやってみました!


【ネット老人会クイズ Web制作編:採点結果】
あなたの老人度スコアは7問/12問中でした。
あなたのネット老人度は老人級。

仙人には及ばず。。。

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