口紅がうつった貴方の唇に見惚れ、其れを親指でぐっと拭った。ローズのような紅さが頬まで薄くのびたのにいい気分となって嗤っていたら、貴方の口元にも嗤いが浮かんだ。「汚い」視線はこの唇をなぞっていた。「お互い様よ」そう言って首筋に噛みつき、唇を思いっきり擦り付けた。#twnovel

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