マツダ・アテンザ 『福野礼一郎のニューカー 二番搾り』
2013年1月18日
ディーゼルMT×セダン 車台番号:GJ2FP-100089
ディーゼルAT×セダン 車台番号:GJ2FP-100065
ディーゼルAT×ワゴン 車台番号:GJ2FW-100015
2.5ガソリンAT×セダン 車台番号:GJ5FP-100011
2.0ガソリンAT×ワゴン 車台番号:GJEFW-100012
そういえばクライスラー300を運転してプリムス・バラクーダとランデブー走行したあと(vol.76参照)、お昼を食べに湾岸線・大黒PAに入ったら、レストランの建屋の前の駐車スペースに赤メタのアテンザ・ワゴンが駐まっていた。
「お~」
「これですねえ」
「なんちゅうフロント」
「塗装品質高いですねえ。外観品質高いです、すっげえ高い」
「外板の面品質だよね。面がすごくきれい。マツダの伝統芸だよなあ」
「これってワゴンの方がセダンよりホイルベース短いんですよね」
「これディーゼルかな。ディーゼル?」
ここまでしゃべって、ようやく運転席に女性が乗ったままなことに気がついた。スマホをいじりながら、居心地悪そうにしている。
おやじ二人、かなり恥ずかしい。口の悪い輩は「萬福コンビ」なんて呼んでるらしいが、それを聞いた編集おすぎは思わずお腹がへったというのだから、どうもこうもないだろう。
ディーゼル420Nm+MTに乗る
新開発2.5ℓガソリンに期待してないというわけではないのだが、やっぱり楽しみなのは、CX-5で思わず腰が抜けたあの超怪力スーパー大トルクの2.2ℓディーゼルターボ、日本の希望を背負って立つ420NmスカイアクティブDである。
5ℓ以上は別として、最近はなんだかもうターボ以外のエンジンには、乗っても走ってもほとんどなにも感じないわけだが、CX-5と320dに乗って以来、ディーゼル・ターボ以外も眼中になくなりつつある。
アテンザは、そのディーゼルに、なんと新開発の内製6速マニュアルをつけた。
2000rpmで420Nmのあれをマニュアルで乗ったら、一体どういうことになってしまうのか。320d轟沈か。いよいよもう他のクルマには二度と楽しく乗れなくなってしまうのか。
ディーゼルのマニュアルさえ乗れればあとはなんでもいいです!まではもちろん言わなかったものの、7割9分その勢いで試乗会場の受付に張り付いて試乗車を予約し、本日トップバッター試乗車にセダン+ディーゼル+マニュアルの「XD」をゲットした。
マニュアル車は、ディーゼルしか設定がない。仕様もファブリック内装の標準グレードのみ。しかもMTはAT車より太い225/45-19が標準だ。これは偏見とはいわないのか(笑)。
価格はATより12万6000円高い302万6000円という。時代も変わったものだ。
試乗車のボディカラーは、まさしく大黒で見たあの「ソウルレッドプレミアムメタリック」だった。新型アテンザといえばあのイメージだから、本日一発目に乗れてなんか嬉しい。
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