Izumiさん


ドラムのIzumiさんが脱退となった。



話し合いはもちろん以前から行われていて覚悟はしていたけどやっぱり寂しいしやっぱり複雑だ。

泉さんとの出会いは僕がライブハウスに初めて足を踏み入れた時にまで遡る。

高1の頃ビジュアル系が大好きだった僕はCD屋さんのビジュアル系コーナーに置いてあったチラシを見つける。それがプロなのかインディーズなのかアマチュアなのかもわからなかったが、ビジュアル系であることはわかったしチケット代が高校生の小遣いでも見に行ける値段だった。

初めて足を踏み入れたライブハウス、CAPARVO HALL。鹿児島のビジュアル系が一堂に会する"鹿児島ヴィジュアル総決起集会“というイベントだった。

そのイベントの1番目に出てきたのが泉さんが当時していたLAPIS:RAYというバンドだった。


僕の人生で音楽的カミナリの威力で言えばLUNA SEAを超えるほど、この時のLAPIS:RAYを超える衝撃はないぐらいとんでもなくカッコ良くて、開いた口が塞がらなかった。体の内側からとんでもない熱量が生まれてくるのを感じた、そのぐらいの衝撃を受けたバンドだったしその日で一気に大好きになった。LAPIS:RAY







、、、







のギターの方を笑。


何にしてもその日からビジュアル系の地元イベントに小遣いが続く限り通いまくった。バンギャさんの中で1人デカいイモいメガネ男が。ファンレターも書いた。ギターの方に笑。


その頃もうすでにギターは始めていたが、文化祭には出たいなーぐらいの気持ちだった僕をライブハウスでライブしたいと、自分もこうなりたいと思わせてくれたのは間違いなくLAPIS:RAYだった。

(その後解散したLAPIS:RAYが1日復活するときに憧れたギターの方の代わりとしてLAPIS:RAYとして僕がギターを弾いてライブする未来が来る。またそれは別の話)


その後自分でもバンドを組み、別の先輩バンドのローディーの真似事などさせてもらったり、リハ見学させてもらって勉強させてもらったりなどする中で、対バンする機会も出来たり、そしていつの頃からか泉さんとも仲良くなった。仲良くなったきっかけは覚えてないけど、泉さんの実家(卒業中学が同じで同じ校区内)の前で夜な夜な語り明かすぐらいには仲良くなっていた。当時好きだった平野綾や皆藤愛子の話をしてた、気がする笑。

仲良くはなったし、たまにスタジオ入って遊んだりコピバンとかで同じステージに立つことはあったけど正式なバンドで一緒になることはなかった。

前ベースしょーたくんからジェイソンに誘われて曲も聞いたことないのに即答でオッケーした時にドラムは泉さんを誘っていると聞いた

泉さんにソッコー連絡して泉さんもやりましょうよって追い討ちをかけた。

それは何より泉さんとやってみたかったから、泉さんのドラムが好きだったし泉さんのドラムがカッコいいと誰よりも思っていたから。

それから約4年。音源2枚、全国ツアー2本、いろんなところに一緒に行った。何本のライブをしたのだろうか。



真剣にバンドをするということはいろんなことがある。仲良しグループでしてるわけじゃない。1つの目標に向けて努力して行く中でいろんなことがある。

その中での結果の一つが今回の脱退。

この答えが出て、それが事実として存在するのはわかっていてもやっぱり寂しい。Izumiさんから話が出た時とてもじゃないが目が見れなかった、自分が泣いてしまうとわかっていたから。

最後に1曲サーブスをやろう全力でやろうってなったときもなんとも言えない寂しさと終わってほしくなさとでいっぱいだった。

バンドメンバーは家族のようなものだと良く言う。確かにそういう側面もあるとは思うし共感する部分もある。

でも僕らのバンドはどちらかと言うと"企業感"があるバンドだと思っている

リーさんという絶対の信頼のある"社長"をメンバーが支えて1つの目標に向けて努力する、利益(結果)を上げるために僕らが動く、各自役割分担をしつつそれぞれの得意な部分を担い、伸ばし、足りない部分はお互い補い合う、高め合う。

その考えの延長が僕らのバンド内での"敬語"なんじゃないかと僕は勝手に思っていてそれを心地よく感じている。お互いを敬い、尊敬し合っているからこそもっと高いところにいけると信じているから。

という捉え方をしても信頼する同僚が辞めてしまうのは寂しいし、もっといろんなことできたんじゃないか?僕にできることがあったんじゃないか?とも思う。

でももうこれはお互いが前に進むための1つの解答だ。仕方がない、という言葉で到底片付けられる思いではないが、僕らはまだまだやっていく、前に進んでいくことを選んだ。もう振り向かない、前だけを見て前に進む。


泉さんとは同じバンドのメンバーではなくなるけど今まで通り生意気な後輩として仲良くしていただきたい。時々敬語使うの忘れそうになるのも許してほしい。笑



さて、今後のJASON LIですが(サザエさん次回予告的なニュアンス)

JASON LIは止まることなく前に進んでいく。コロナ禍もありライブもなかなか出来ていない状況。ツアーファイナルもできずのままだが、ありがたいことにいろんな声かけを頂いています。時間がかかっても必ずその声には答えるし、僕らにしかできない何かを追い求めてやっていく。

どうか応援していただけたらと思います。


Izumiさん、本当にお疲れ様でした。

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