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インキャが代表になった話。
2019.5月中旬。
TABIPPOスタッフ2年目、そして代表をやることに決めた。
でも去年スタッフからのあだ名は『インキャ』
そんな僕が代表になった話。
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認めてません(真顔)
でもみんなからインキャって呼ばれてる泣
今年スタッフにも既に浸透し始めてる
きっとみんなでいる時間も好きだけど1人でいる時間も好きだから。
そして人見知りで恥ずかしがり屋で人前で話すのが苦手だから。
大学ではウェイウェイしてる人たちに囲まれてるけど、自分自身は騒ぐ感じじゃない
僕はインキャなのか…
その問題は後にするとして、確かなのは僕はリーダータイプじゃないってこと。
今までで1度も人をまとめる、キャプテンとか生徒会とか学級委員長とかしたことがない。
そんなポジションとは縁がなかった。
だから、代表になったと聞いた人はみんな驚いた
そんな僕が代表になった理由は2つ。
そしてそれを後押しするエピソードが3つ。
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①去年の楽しさと後悔
TABIPPO沖縄2019は楽しかった
あとむてつが作り上げた家族感は本物だった。
大変だったけど悩むこともたくさんあったけど、それを打ち消す楽しさがあった。
就活、卒研だけで多忙だったのに、もう1年やりたいって思う自分がいた。
TABIPPOなしの大学生活最後の1年間を想像できない自分がいた。
それと同時に、そこまで夢中になっていたはずなのに、就活の面接で学生時代1番頑張ったことでTABIPPOの活動のことを言えない自分もいた。
情けなかった。
胸張って頑張った!って言えない
偽物の本気に満足していたのかもしれない
今年は胸張って、もうやりきった、学生時代で1番頑張った!!
そう言いたい。
②具志亜斗夢の存在
これが一番大きい。
というか99.9%これ。
そして今のモチベーション。
今年のモチベーション。
ここで紹介するとしよう。
具志亜斗夢(22)
沖縄県出身。
世界一周経験者。
ポンコツキャラ。
TABIPPO沖縄2019代表。
見た目はおじさん。
みんなから愛される包容力と緩さの持ち主。
ゆるキャラ。
みんなのことを思いやることが出来る優しい心の持ち主。
好きな絵文字は男の人が腹出したやつ。
よく言う言葉は『あつい』
去年のスタッフ説明会。
数分見てるだけで分かった。
「この人ポンコツや…」
すごい緊張してて、あたふたしてて、この人が本当に代表なんだ…って思ったのを覚えている。
人前で話すのが苦手だったんだと思う。
慣れてなかったんだと思う。
そんなあなたの背中は徐々に大きくなっていった。
驚いたのは沖縄県学生団体交流会。
スタッフ説明会みたいな数名の前であたふたしていたあなたはもういなかった。
数十名の人前で堂々と話しているあなたの姿。
忘れられないあの姿。
「すごい、あとむが成長してる!!!」
それから数カ月後。
もう僕のあなたを見る目は尊敬へと変わっていた
頼り甲斐があって、沖縄のみならず全国のみんなから愛されてるかっこいい代表。
このときにはもうあなた以外がこのチームの代表なんてあり得ない。
それほどまでに思わせる姿があった。
"人はこんなに変われるんだ、成長できるんだ"
心の底から思った。
あなたはみんなに自分の気持ちを話さないタイプ。
きっと凄い1人で悩んで、悩んで、悩んだ1年間だったと思う。
沖縄合宿での涙。
BackpackFESTA2019沖縄が終わった後の打ち上げでの涙。
BackpackFESTA in Thilandの打ち上げでの全国のスタッフの前でメンバーに苦労させたと話しながら流してた涙。
僕が見た全ての涙は、あなたの1年間の大変さと苦労、責任感を物語ってた。
その涙に僕も泣いた。
ダムのように涙が止まらなかった。
色んなことにあなたが悩んでるのは分かってたから。
それでもみんなにはそんな心を見せずにやりきったあの姿。
あの頃から心の中で思ってた。
『あとむみたいになりたいなあ』
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エピソード①
2019.02.15
BackpackFESTA2019大阪の打ち上げ。
大阪代表くっぴーさん、名古屋代表えみりーさん、沖縄代表あとむの3人が話してるのに混ざった。
くっぴーさんが1年間を思い返して噛みしめるように言った
『代表ってええよなあ』
それに深く頷く2人。
あんなに深い頷きは見たことなかった。
あんなに心のこもった言葉は初めて聞いた
達成感とやりがいはとてつもないものがあるんだろうなあって思った
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エピソード②
2018.秋
DREAMの集客のとき。
同級生で広島代表のゆーいちろうのライブ配信を見た。
富山出身で大学から広島に行ってるゆーいちろう。
きっとDREAMに誘う人なんて友達にはいない
鹿児島県出身で大学から沖縄に来た自分もそうだったから。
同情と似た感情でライブ配信を見た。
ライブ配信では、商店街で頑張るゆーいちろうがいた。
『ここまでするのが代表なんだ…すごい…』
広島の商店街の人より、遠く離れた沖縄にいる自分の心のほうが熱い想いを感じていた。
同級生でここまで責任と覚悟を持つ経験をしてる人がいるんだって思ったのが未だに頭から離れない
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エピソード③
2019.05.15
TABIPPO2020名古屋代表よう
ようとは同い年。
名古屋と沖縄っていうゆるーい雰囲気が似てるとこにいるせいか、タイで会ってすぐ仲良くなった。
そんな彼は世界一周をするために休学していた。
でも僕が代表になるかもという噂を聞き立て、ラインしてきた。
そのときまだ少し迷っていた自分。
『みゅーじが代表やるなら、世界一周を1年延期して今年代表やろうかなと思っている。』(原文)
『えいちゃん(仙台代表)が代表やるって決まって、その後にそんなタイプじゃないみゅーじが代表やるって聞いて、びっくりした』(要約)
『それと同時にえいちゃんもみゅーじもやるとか最高やん、、おれも一緒にやりたいなああってなって。代表やるか迷いだした。つまり君がきっかけ』(原文)
こんなラインが届いた。
素直にとても嬉しかった。
後押しされた。心強かった。背中を押してもらった。
自分の影響で人生を揺るがしかねない決断をした人がいるって事実。
誰かの人生のターニングポイントになれた喜び。
そして更に具志亜斗夢からもこんなラインが届いた。
『大変だったけどさ、おれさマジでやってよかったって心から思ってる。
全くリーダー向きじゃないおれも出来たんだからみゅーじもできる!
ぐしはみゅーじが代表少しでもやりたい気持ちがあるなら、思いっきり背中を押すし、支えたい。
応援してるぜ。』(要約)
心の中で泣いたライン。
憧れの人からの、なりたい人からの後押し。
やりたい気持ちがあるのに、忙しさと不安を理由に一歩踏め出せない自分はここで決心した。
『代表やろう』って。
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2019.06.04
沖縄キックオフと同時に代表として活動が始まった。
これが、あだ名インキャの僕が代表をやることを決意した経緯の全て。
くっぴーさんの名言
『ラスベガスであったことはラスベガスで忘れましょう』
じゃないけど、沖縄生活、最終年の今年。
全てをやりきりたい。
後悔の思いは微塵も沖縄に残したくない
沖縄であったことは沖縄で忘れたい
2019を超えるチームを目指して、こんなポンコツのところに集まってくれた仲間と一緒に歩みたい
『みゅーじはみんなを引っ張るってタイプじゃないから、みんなを支えるリーダーを目指せば!みんなを下からすくう、自然とみんなが周りにいる感じのイメージ!!』
これは亜斗夢からのアドバイス。
気づいてないかもだけど、僕が憧れた貴方自身がこのタイプだったよ。
目指します。あなたを。
頑張ります。仲間と。
進みます。一歩ずつ前へ。
TABIPPO沖縄2020代表 安藤 美雄士
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