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各月のベストショットで振り返る2023写活

お世話になっている某分散型SNS企画よりお越しの方も、通りすがりの方もこんにちは
コウと申します
ついこの間「あけましておめでとう」と言った気がするのに、もうすぐ終わりそうな2023年
皆さんにとってはどんな1年でしたか?
私にとっては、とにかく写真を撮ることに明け暮れた1年でした
そんな私のこの1年の写活を、各月(11月まで)の個人的ベストショットとともに振り返りたいと思います


私について

田舎住み安月給の三十路女
毎日ヒィヒィ言いながらカメラとレンズの5年ローンを払っている
カメラは昨年の7月に始めました、12月現在カメラ歴1年4ヶ月
風景を中心に色々撮っています

カメラ購入の経緯

元々旅行が好きで旅先でスマホで風景を撮っていたのですが、スマホではパッとしないなとずっと思っていました
スマホではズームするとどうしても画質が落ちること、夜景が綺麗に撮れないことが不満でミラーレス一眼購入に踏み切りました
望遠を綺麗に撮りたい!というのが特に大きかったです

使用機材

【カメラ】
Canon EOS R10
【レンズ】
RF24-105mm F4 L IS USM
RF50mm F1.8 STM
RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM
使用レンズは写真に併記します 

1月

冬は撮るものに困る…という写真好きな方は多いですが、幸い雪国に住んでいるので冬も被写体にはあまり困りませんでした
白川郷の展望台までシャトルバスに乗るのを諦め、坂を歩いて登っていた途中で撮った一枚
展望台の頂上からは道路が斜めに見えるので、歩いて登らないとこのアングルでは撮れません
この景色が見られるならシャトルバスに乗らなくて正解だったな…と思いました
当時カメラ歴半年、レンズもまだカメラを買った時のキットレンズしかなく、撮影時の設定もイマイチよくわかっていないまま撮っていましたが、岐阜のポータルサイトのインスタでフィーチャーしていただき、とても嬉しかった思い出の一枚です

lens:RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM

2月

1月末の車検代が少し浮いたのをいいことに、予定を大幅に前倒しして50mm単焦点レンズを購入
その練習に明け暮れていました
構図や設定を少しづつ意識できるようになってきたのはこの頃からだったかと思います
最初はズームが出来ないことや、私のカメラではフルサイズ換算80mmという狭めの画角になることにかなり戸惑いましたが、今ではとてもお気に入りのレンズになりました
(私のカメラはAPS-Cというセンサーで、フルサイズより小さいセンサーです。Canonの場合は焦点距離がフルサイズの1.6倍になります)
吊るし雛の作品展での一枚
前ボケで額縁構図を作り、背景にした吊るし雛も綺麗にぼかせて美しい1枚になったかと思います
単焦点の練習にはもってこいの被写体でした
描写力の高さ、美しいボケ味は単焦点レンズの醍醐味です

lens:RF50mm F1.8 STM

3月

2月に単焦点を買ったばかりなのに、標準小三元レンズに目がくらんでしまい…
単焦点購入のちょうど1ヶ月後に小三元購入という暴挙に走りました(小三元レンズとは何ぞや、というのはここでは割愛します…)
懐は大変寒くなりましたが、写真の表現の幅は大きく広がったと思います
桜満開の京都での一枚、景色を楽しむ人達の笑顔に私も思わず心が踊りました
赤い橋と写真を撮る観光客をメインに、手前の桜と柵のボケで額縁効果を狙いました
LightroomでRAW現像を始めたのもこの頃からでした
桜は彩度を上げて華やかにするのもいいですが、私は全体的に彩度やコントラストを少し下げるほうが写真にリアリティが出るような気がして好みです

lens:RF24-105mm F4 L IS USM

4月

色とりどりの花が咲き、天候もよく写活にもってこいの季節
とにかく撮るのが楽しくてあちこちに出かけていました
4月の写真は500枚近く残しているのでベストショットを選ぶのに苦慮しましたが、春の高山祭の夜祭の様子をセレクトしました
祭り屋台は雨に弱いので、雨が降ると夜祭を催行することができません
雨やコロナの影響により中止が続き、実に6年ぶりの夜祭となりました
夜の撮影・動きもの・人混みの中でのポジション確保…と難しい条件でしたが、幻想的な祭り屋台と人々の活気を一緒に収めることができました

lens:RF24-105mm F4 L IS USM

5月

花、風景、スナップ、イルミネーション、とにかくなんでも意欲的に撮っていた5月
インスタのHUBアカウントに投稿がフィーチャーされたり、ちょっとしたフォトコンテストで賞をいただいたり、少しづつ自分の写真に自信が持てるようになってきました
なばなの里で撮った写真、選びきれずに2枚
1枚目のベゴニアガーデンで撮影した写真は、Canonの公式インスタで取り上げていただき、飛び跳ねるほど嬉しかったです
アゲハチョウの写真は、触覚、脚、微細な毛まで写しきる小三元レンズの描写力を見ていただけたらと思います
拡大しても美しいのでぜひじっくり見ていただきたいです

lens:RF24-105mm F4 L IS USM
lens:RF24-105mm F4 L IS USM

6月

梅雨ということもありどうしても写活も停滞しがちでしたが、紫陽花や花菖蒲など、この時期ならではのものをカメラに収めることができました
6月のベストは地元の花菖蒲園での一枚
そのまま撮ると寂しい印象や逆にごちゃごちゃした印象になってしまうので、主題の花菖蒲の手前にあった花を前ボケに使い下半分を大胆に隠すことで、スッキリかつ華のある写真を目指してみました

lens:RF24-105mm F4 L IS USM

7月

アフターコロナで色んなお祭りやイベントが戻ってきた夏
梅雨明け前から精力的に撮影に出向いていましたが、とにかく暑かった…
自分の写活を大きく変えるような新たな出会いに恵まれた月でした
カメラを持つ前は逆光は苦手でしたが、今は逆光こそ正義、と思っています
夕方の逆光を風鈴に当ててあげるととても温かく柔らかい雰囲気が出せて素敵です
構図、シャッターを切ったタイミングともにベストな一枚になり、今年撮った中でもとくに思い入れの強い写真です

lens:RF50mm F1.8 STM

8月

週末がくる度イベントがありとにかく忙しかった(趣味が)
夏といえばやはり花火
去年も撮ったはずなのに、1年経つと撮り方なんて綺麗さっぱり忘れてしまい…撮影の度にググッて設定してました 笑
花火撮影はやり直しが効かないので、撮ることに集中していると肉眼でじっくり楽しむ暇もあまりなかったりします
集中するだけ綺麗な写真が撮れるけどいいのか悪いのか…
花火撮影ではシャッターを10秒近く開けていますが、花火の上がり方によって露光時間を変えたいので、自分のタイミングでシャッターが切れるバルブモードという撮影モードを使用しています
元データは白飛び気味で心配でしたが、Lightroomで編集してどうにかできるレベルだったので一安心
長時間露光モードがあるカメラアプリならスマホでも撮れるかと思うので、ぜひチャレンジしてみてください

lens:RF24-105mm F4 L IS USM

9月

夏のイベントもあらかた終わり、秋が来るまでのこの時期が一番撮るものがなくて難儀しました
来そうで来ない秋にやきもきしながらも、少し遠出して友人と写活を楽しんだり、とあるカメラサークルの写真展を見に行ったらメンバーさんに誘われてそのサークルに加入することになったり…そういった人との繋がりが楽しいと思える月でした
夜の撮影は三脚を持っていくかどうかすごく悩みます
何をどう撮るかによるのですが…このぼんぼりの場合は手持ちで余裕だったので三脚はただの荷物になりました…
ズームレンズの一番望遠側で圧縮効果を利用しました

lens:RF24-105mm F4 L IS USM

10月

猛暑が嘘のように寒くなり、秋どころか冬の気配すら感じる日も多く…
10月にしては冷え込む日が多かったので、雲海や気嵐など、早起きしないと見られない景色を積極的に狙いに行きました
富山の雨晴海岸の気嵐は見られるまで何度も通う覚悟でいたのですが、まさかのシーズン1回目で見られるという大変な幸運に恵まれました
現地で出会った富山のカメラマンさんにも「10月に見られるなんて運がいいよ!」と言われました
写活運だけはかなり持っているかも知れません、私を写活に連れていくとお得かもよ?(?)
雲海も気嵐も放射冷却の強い日が狙い目(雲海は前日が雨だとより出やすい…はず)なのですが、これは出るだろ、と思った日でも全く出ないことも
そんな読めない自然相手だからこそ風景撮影は楽しいのだな、と思います

lens:RF24-105mm F4 L IS USM
lens:RF24-105mm F4 L IS USM

11月

メンタルもフィジカルも浮き沈みの激しい1ヶ月でしたが、写活は存外に捗りました
……というか浮き沈みが激しいゆえに写活を心の拠り所にしていたのかも知れません
カメラ仲間さんに教えて頂いたちょっとマニアックな場所での気嵐
インスタでも皆さんあまり詳細な場所を書きたがらなく…あまり人に知られたくない場所なのかも?と勝手に思っています
紅葉もほぼ落葉した晩秋、湖面から沸き立つ気嵐と寂しげな木々の対比が息を呑むほど美しかったです

lens:RF24-105mm F4L IS USM

ここまで見てくださってお気づきかもしれませんが、私は少々暗めの写真が好みです
自分の中では明るくレタッチしてるつもりでも、インスタ等に投稿すると「あれ?暗くない?」と毎回思います 笑
作風が渋いからなのか、実年齢より上に思われがちです
インスタで繋がったカメラ仲間さんに実際会ってみると「こんな若い人(別にそんな若くないけど)だと思わなかった」とよく驚かれます
そういう意味では作風が渋くて得しているのかも知れません

12月

寒くて写活も億劫になる…かと思いきや、雪のおかげで朝活も夜活も捗ってしまいました
ふたご座流星群を撮りたくて、ほぼ初めての星空撮影に挑戦
氷点下に近い気温で真っ暗の中、ひとりきりでの撮影はちょっと怖かったです
インターバル撮影で100枚以上撮りましたが流れ星は撮れず
それでも綺麗な星空をカメラに納めることができました
これキットレンズですよ…?キットレンズでも星空って撮れちゃうんです
そうは言っても広角単焦点レンズは欲しいですけどね…

lens:RF-S1mm F3.5-6.3 IS STM

2023写活まとめ

写真という趣味(私の趣味はカメラではなく写真、と答えています)を通して、この1年、実に多くの出会いをもらうことができました
沢山の綺麗な景色、そして何より共通の趣味を持つ仲間が沢山増えました
元々超のつくインドア派で交友関係もとても狭かった私からすると、この1年は自分の人生が180度変わったと言っても過言ではないくらいでした
そんな中で私自身、最近深く考えるようになったことがあります

私にとって「写真を撮る」とはどういうことなのか

SNSに写真を投稿すれば褒めてもらえたり
撮った写真を人に喜んで貰えることの嬉しさを実感したり
ちょっと自分がしんどい時でもカメラ片手に出かければ心がほぐれたり
趣味は自分の心を潤すものだけれど、私にとって写真という趣味は果たしてそれだけのものなのだろうか?
「写真を撮る」ということの意味については、もっと自分自身深く掘り下げていかなければ…と思わされました
ある程度自分の中でひとつ答えのようなものは出せていて、それをテーマにした写真も1枚撮影済なのですが……それはまた別の機会にでもお話しできたらと思います
拙い文章と写真ではありますが、見てくださった皆さんの心に少しでも癒しを与えることができたのならば幸いです

最後に…
カメラはいいぞ、みんなやろう。

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