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打ち上げ花火を撮ろう!

みなさん、今年の夏は何して過ごしますか?
お祭り、イベント、旅行、考えるだけでワクワクする季節です。
花火大会に行こうかな、と考えている方もいらっしゃるかと思います。

花火、綺麗に撮ってみたくありませんか?

こういうの。

このnoteでは、打ち上げ花火の撮影方法を初心者向けにご紹介していきます。
なぜ初心者向けかというと、私もカメラ初心者だから。
花火撮影も今年が3回目、忘れがちな設定等を自分の為に書き留めておく目的もあります。
カメラに詳しい方からしたらツッコミどころ満載かも知れないですが大目に見ていただけると助かります。

準備するもの

カメラ
まずなんといってもカメラです。
これないと話が始まりません。
レンズは正味なんでもいいと思います。
撮影場所や撮りたい構図によって広角、標準、望遠いろんな選択肢がありますが、単焦点レンズよりはズームレンズの方が融通がききます。

三脚
花火撮影は長時間シャッターを開ける必要があるため、手持ちだと悲惨なことになります。
三脚を必ず準備しましょう。
カメラ屋さんや家電量販店に行くと諭吉2、3枚くらいの価格の三脚ばかりずらりと並んでいて白目剥きます。
ただでさえカメラ本体やレンズが高いのにアクセサリーや周辺機器まで高い。バカ。
ちなみに私はAmazonで販売されているVelbonの三脚を使用しています。

型落ちモデルなのかAmazon限定だからなのか知らないけどめちゃくちゃ安い。
頻繁に三脚を使う方からすれば物足りない点もあるかも知れませんが私は使っていて特に不満はありません。
リサイクルショップとかに置いてあるやたらお安い三脚はものによってネジの作りが粗悪でカメラがセットできないことがあるので要注意です(1敗)
メーカーや型番、状態をよく調べた上で判断しましょう。

レリーズ、またはスマホ
レリーズはカメラに接続して、離れた場所からシャッターを切ることができる道具です。
花火撮影の場合、カメラ本体のシャッターボタンを操作すると手ブレに繋がります。
有線タイプ、無線タイプどちらでもいいと思います。
ちなみに私はレリーズ持ってません。
じゃあどうすんの、という話になりますが、私はカメラメーカーのアプリを使ってスマホとカメラをBluetoothで接続してレリーズがわりにしています。

CanonのCamera Connectというアプリ
Bluetoothリモートコントローラーという機能があります
これでスマホをレリーズがわりに使えます

もちろん古いカメラだとBluetooth非対応なので、そういったカメラはレリーズ必須です。

お茶、お水など
暑いよ。お水のんで。水分補給は偉業。

撮ってみよう

花火の打ち上げ時刻、打ち上げ場所をしっかり確認して撮影の場所取りをします。
場所取りは気合いでなんとかしろ。
過去に同じ花火大会で撮影された写真をネットで検索して参考にするといいと思います。

三脚をセットしたら、カメラの設定をします。

モード
BULBモード
撮影者が任意のタイミングでシャッターの開閉ができるモードです。
カメラのダイヤルにBって書いてあるのがバルブモードです。そこに合わせます。

バルブモードがないカメラだとマニュアルモード(Mモード)にしてシャッタースピードを変更しようとすると30秒より先に裏メニューみたいな感じでBULBの表示がある場合があります。
それもないカメラだと、マニュアルモードで5〜10秒くらいに設定してみるのがいいかもです。

絞り(F値)
8〜13程度
レンズから入る光の量を調節するのが絞りです。
シャッターを長時間開けるのである程度絞らないと白飛びしちゃいます。
あとは絞った方が全体にピントが合いやすくピンボケになりにくいです。
なんでかは説明すると長くなるので省きます。F値についてはカメラ系YouTuberがわかりやすく説明してるので興味あったら見てください。
ゆ〜とびさんの動画はカメラなんもわからん頃から参考にしてます。今もカメラなんもわからんけど。

ISO感度
100〜200
こちらも白飛びを抑えるためにできるだけ低い値にしておきます。
↑に貼った動画ではISOについても合わせて触れられているので是非。

手ブレ補正
OFFにしましょう。
三脚にセットした状態だと手ブレ補正が誤作動して逆にブレちゃうことがあります。
本体、レンズともに切っておきます。
撮影が終わったらONに戻すのを忘れずに(忘れがち)

フォーカスモード(ピント合わせ)
マニュアルフォーカス、もしくは最初の一発目をオートフォーカスで合わせてからマニュアルフォーカスに切り替えてピント位置を固定する(置きピン)がいいと思います。
私は動くものに対してマニュアルフォーカスで合わせる自信がないのと、使っているカメラとレンズのオートフォーカス性能をめちゃくちゃ信用しているので置きピン派です。
カメラのシャッターを押す度にオートフォーカスが作動してしまうと、予期せぬ場所にピントが合ってしまい写真がボケてしまう可能性があります。
カメラやレンズにMF/AFの切り替えスイッチがあると置きピンは楽ですが、それがついていないカメラだと最初からマニュアルフォーカスで狙うほうが撮影中もたつかないと思います。

シャッターのタイミング
花火の打ち上げ音がしたタイミング、または打ち上げの光の筋が見え始めたタイミングでシャッターボタンを押します。
花火が開き切って消えていくくらいのタイミングでもう一度シャッターボタンを押します。

絞りF11、シャッタースピード11秒、ISO100
Lightroomレタッチ
車のレーザービームも一緒に撮れてお得でした

単発の花火だとタイミングがわかりやすいのですが、スターマインはシャッターの切り時がちょっと難しいです。
シャッターを開けておく時間が長すぎると露出オーバーで白飛びする上にごちゃついた写真になりがちなので、4〜5秒くらいでシャッターを切るのがおすすめです。

絞りF16、シャッタースピード4.1秒、ISO100
絞りF11、シャッタースピード10秒、ISO100
Lightroomレタッチ
尺玉スターマインとかいうぶっ飛んだ花火だったので元データは結構白飛びしていました……
レタッチアプリで修正できる程度でよかった
絞りF9、シャッタースピード2.9秒、ISO200
Lightroomレタッチ

シャッターを長く開けることによって、花火の光の軌跡をしっかり撮ることができます。
撮ってみて花火が遠すぎる、近すぎるなどあればズームで調整したり、撮影位置を変えてみましょう。
難しい被写体ではありますが、綺麗な写真が撮れた時の喜びはひとしお。
ぜひ挑戦してみてください。


……え?
カメラ持ってない?
スマホでなんとかならない????


機種によっては花火モード、夜景モード、長時間露光モードがあるのでそれを利用します。
Xperiaなどマニュアルモードがあるスマホだとデジカメ並みに細かい設定ができます。
撮影時はスマホ用の三脚を用意するか、それが難しい場合は、できるだけ脇を締めてスマホを両手で構え、手ブレしないように気をつけてください。
私はスマホで花火は撮ったことがありませんが、これでなんとかいけるんじゃないかな。知らんけど。

もしスマホで撮ってもイマイチ……と思った場合はぜひ一眼カメラ買いましょう。
楽しいよ。
沼で待ってます。
でも一番はその目で花火を楽しむこと。
いい思い出は肉眼にもちゃんと焼き付けておきましょう。

ではみなさま、今年も良い夏をお過ごしください。
暑いからお水のんでね。

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