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ツイステ考察してみた~馬車~


ツイステ考察をしてみました。これはとある実況者のところで言ったものを整理しました。


読む前の前提条件

各種ストーリーネタバレあり(穴あきもあり)、コミカライズ未読
私はディズニー作品詳しくありません。なのでそちらの根拠は示せません。
ループ説苦手な理由についても書いています。



プロローグの馬車について


タイトル通りの考察です。脱線もします。

プロローグを見返していて、少し違和感を覚えました。

それは馬車でくるスチル。あの視点は最初、物語の語り部(クロウリー)視点なのかと思っていました。でも、5章でフラッシュバックしてたので、少なくとも監督生はあの光景を見ていることになります。

監督生の夢や世界はループじゃなくて未来予知に近いものと考えています。


いろいろな人の式典服(特にフロイド)やクロウリーの扉や馬車の話を聞くと、どうやら馬車のなかで棺に入ってるようだということがわかります。だとしても、万が一棺に入ってなかったとしても、不自然な点があります。


監督生はプロローグの選択肢で「暗い森を通ってきた」「顔の怖い馬がいた」と言っています。



特に、プロローグは、靴の片方、馬車、魔法使いとの出会いなどシンデレラを思わせる演出だなと思ってました。ここは意見分かれますけどね。実写アリスっていう方もいたし。あの馬車の形状はおそらくシンデレラかななんて予想をたてています。


だとしたら、コーチ(乗るところ)の部分にいる監督生から見えるのは、スチルから構造を想像したとしても、御者(見当たらない)もしくは馬の背中(実際、スチルのようになって見えないはず)であって、森は見えたとしても馬の顔は認識できないはずです。(シンデレラの馬車を参照しました)


あと、他の選択肢は誰かの言動に対する呼応か、夢の解釈だったりしてプレイヤーの意思をある程度介入できますが、あの選択肢だけ、プレイヤーには一切知り得ないことです。(いくつも実況見て、全員あの部分はそうなの?ってなってました)

もしも監督生が望まれぬ入学なら、クロウリーが探しに来たことに矛盾が出てしまいます。元々いた枠があることでしょう。そもそもなぜ扉はグリムに開けられたのか。誰かが鍵を開けといたとしか思えない状態です。

個人的な結論は監督生は転移じゃなくて憑依なのではないか?ということです。憑依したのはあのスチルの場所。なんらかの魔法により変わってしまったのだと思ってます。賢者の島が見えたことで余計にその可能性があがりました。馬車は、空間転移魔法を故郷から、賢者の島へ独自のルートを通っている。住民の邪魔にならない道、時間帯に通っている可能性が高くなります。




ループ説否定について


一概に否定できるものではないことを理解しています。個人的な感情や企業的な問題、シナリオの問題が多く含まれ、考察から省く理由を説明してます。あくまで主観です。


自分がループじゃなくて未来予知としている理由もストーリー全体と夢の漠然とした矛盾と、5章で監督生が気づいたグレートセブンについて。があります。


監督生は、グレートセブンが本来ヴィランであることに気づき始めていると思われます。夢に出てきたことを察して、なおかつ夢以外にもどこかで見た(恐らくディズニー作品を見た)ことを違和感として捉え始めています。


万が一、ループしていたとしたら監督生はその時点で気づくのかな。と思います。なおかつ、そこの描写は「どこかで見たような」ではなくなる可能性があります。

既にグリムは監督生の前で4つ食べています。(2章,4章はグリムは隠れて食べていたので確認できているのは、プロローグ、1章、3章、そして5章)


ですが、5章のあの場面まで監督生はその異常性に気づきませんでした。気づかないことがなによりの根拠かなと。


元の世界の記憶。つまり、プレイヤーのディズニーの記憶。なのかなと。監督生、3章をはじめとして、地頭は悪くなさそうですし。

もし、ループを作るならそれでも納得できるほどの地盤を固めなくてはいけません。



よく根拠として言われているものについて

レオナさんの留年は根拠になりえません。あれは王になれない彼が、王になれる場所の夢をもう少し見ていたいということだと思います。オーバーブロットしたけど、現実や運命はなにも変わってませんから


レオナさんが黒い石に反応したこと、これも根拠というか、納得させるには不十分です。石については恐らく知識としてついているものだと思います。リリア様もオーバーブロットの前兆に反応してましたし、クロウリーに至っては両方とも知っている素振りだった。王になりたくて、認められたくて、必死に勉強してた時期の知識なのではないでしょうか。もしくは古代の知識にそういうものがあるのか。(リリア、クロウリーは恐らく妖精族なので長寿。レオナは古代呪文語を得意としている。黒い石に対するジャミルの反応見られたらよかったんだけど。4,5章ともにそれどころではなかったし、黒い石は隠されていた。)


ミッキーの三回発言。正直、もうこれを引きずっている人はいないとは思いますが。5章ラストで5回目の邂逅を果たし、ミッキーが何度も会おうとした発言から2章で耳だけ見えて。3章でうっすら影が見え、声が微かに聞こえ、4章で影がうつり、声も比較的綺麗に聞こえた、の3回だと確定しました。


あとは、グランとおこりんぼのブロットモンスター。そもそも、あれがおこりんぼだと言っているのは、衣装やドワーフ鉱山というところから考察しただけです。確定したわけでもありませんし、公式は基本的に固有名詞や固有のキャラは出しません。そもそも、あれがおこりんぼだということ自体がミスリードの可能性すらあります。そもそも彼は小人です。原作でも魔法が仕える描写はありません。

彼がオーバーブロットする可能性がどこにあるのでしょうか。

オーバーブロットは寮長クラスの魔力があって、それにブロットが溢れることで初めておきます。今までオーバーブロットしてきたのはどれも寮長クラス。(ジャミルもカリムがいなければ、寮長になれたというような描写や、洗脳魔法の必要魔力が高いことから、実質寮長クラスと言えます。)

彼は、言ってしまえば、オーバーブロットした後、こうなるよと示唆のために置かれたものにしか思えません。もし、ループしているのなら、彼の存在がおかしなことになりませんか?





あと、個人的に、サザエさん時空のような妙な時空になるのはゲームシステム的に仕方ないと思いますが、ループしてるとしたら、夢オチと同じようにプレイヤーを覚ましてしまう可能性があるので、(創作物において夢オチは避けるべきもの。夢オチだとしてもそれを納得させるだけの積み重ねや根拠、後味のよいシナリオにしなくてはいけない)


今の人気を考えても、ゲームが続くことを考えてもディズニーにすらない設定を受け入れてもらおうなんてそんな賭けのような設定は作るとは思えませんし。別作品の○○が黒幕!のような都市伝説でしかないのかなと。


確かに、エーデュースが主人公と一緒に行動することやアリス要素、鏡などハーツラビュル寮の「不思議の国のアリス」要素が多く、アリスの結末が夢落ちだったから。なんて捉える方もいるでしょう。


じゃあ、ループ説を肯定したとして、オーバーブロットしたかれらはどうなるのでしょうか。


リドルは、ルールに縛られたままになります。

レオナは、自分が王になれないことに嘆いて、何もかも諦めてしまいます。

アズールは、今は昔と違って、隣にリーチ兄弟がいることも見れず、原作のように自分の罪により破滅してしまうかもしれません。

ジャミルは、カリムに本当の自分を伝えられず、一生亀裂が入ったままでしょう。

カリムも、ジャミルのことを信じすぎて、自分のあり方を見直すなんてことしなかったかもしれません。

ヴィルは、いつまでも誰かに認められることを求めて、狂っていったでしょう。もしかしたらネージュを殺したかもしれません。

イデアやマレウスなど今後オーバーブロットしそうな人もそうです。

ループ説はいわば、今の彼らをなかったことにして否定する悪魔の所業です。本当のハッピーエンドとは言えないでしょう。

確かに時間魔法が使われた可能性もゼロではありません。ですが、ループとは彼らの生き方を否定することになることをお忘れなく。

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