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海の思い出

もうお盆も終わり、夏の終わりが近づいてきました。
夏と言えば、私の故郷は散歩できる距離に海がありました。
小学生の時は、フットベースボールの練習の後は潮干狩りをして帰り、その日の夕飯にはアサリの味噌汁が並んでました。

1番の思い出は、幼稚園のとき、私の記憶ではほぼ毎日海水浴へ。
自営業の父の車に乗せられ、車で20分ほどの海水浴場へ連れて行ってもらった記憶があります。父は口数少なく、よく言えば寡黙、悪く言えば面白みのない性格ではありますが、いつも大切なことを教えてくれた気がします。
海でも一緒に遊んでくれるわけでもなく、ただ泳げるように私を沖合に連れて行っては手を離し、私が自力で泳ぐようになるまで続けてました。ある時、父の気を惹こうとわざと海面に上がらず潜ってました。
でも潜ってきてくれるわけでもなく、ただ時間が過ぎるだけ。息が切れそうだったので、私の負けです。海面に上がりました。

父には全てがお見通しだったんだろうと今ならわかります。行動で示す!まさにそんな人でした。

私の海の思い出は、父です。
そんな父も亡くなって丸5年。元気にしてるかな。

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