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move on and glow.

深夜、腹が減った。最近はお灸無いと眠れない。

今年は史上最強をテーマに走り始めて、4月の途中まではそこそこ順調だった気がしたけれど、コロナにかかって焦って練習したら落車してシーズンのど真ん中を棒に振る結果に。そこからガチで病んでレースレポートとか活動の記録を全く書かなくなってしまった。不調の記録を綴った下書きはあるけど、なんか無益だったので封印。

それでも最後にひとあがきしようと思ってツール・ド・おきなわ市民200kmに出走した。付け焼き刃で挑める舞台じゃない事とか、天気とか、色々なリアルに打ちのめされたんだけど、ここに向けて足掻いたことはムダじゃなかったなと正当化してる。実際のところレース2週間前には1分から20分までのMMPを更新していたし、今までで1番身体が苦しかった期間だったかもしれない。でもピーキング出来なかった時点で失敗なんだよ、何のためにトレーニング積んでたの?

レースは散々なものだったけれど、終わってから少し経って、また自分の新しい章が始まった気がした。おきなわ終盤の羽地ダムで死闘を繰り広げることを夢見る限り諦めたくないし、そこに至るまで数年単位で計画していこうって覚悟させてくれた。

自分は残念ながら天才ではないので、トントン拍子に皆が注目するようなめざましい躍進はできない。だがセンスなしバニラ野郎でも、なりたい走りを追求して努力していけば天才たちを喰らえるかもしれない。てか凡骨なら努力しなければもうその時点でオワだろ。

なんとなく過ごしていてリザルトが出ないお前とか、過去の自分を振り切れずにリハビリできないお前とか、ブレイクスルーが出来なくて心の折れそうなお前も、多分あんまり天才じゃないと思うので一緒に泥水啜って頑張りましょう。継続の天才と化すことで連鎖反応的に何かしらの才能が目覚めるかもしれないぞ。

あるかどうかも分からない、なんなら無いかもしれないものに希望を求めて足掻き続けるなんて、松明1本で闇の中を進んでいくような愚かな行為かもしれない。自分でもたまに愚の骨頂と思う。

それで進まなかったら確定で得られないのだから、強くなりたい、生まれ変わりたい、勝ちたいのなら進むしかない。

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