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2冊同時読みがおすすめ!『ぎんなみ商店街の事件簿』BROTHER編とSISTER編

ミステリーファン、フルタイムワーママ、みりーほです。
今日も愛あふれる一日でありますように!

先々週、アデノウィルスに感染し、5日間40度の熱を出した、うちの子ですが、やっと元気になったと思ったら、、今朝からまた発熱中。

夫と交代で、仕事を休んで看病です。

子どもが昼寝しているタイミングに、読書して、気分転換しながら、ピンチを乗り切ります!

さて、今回紹介するミステリーは、井上真偽さんの、『ぎんなみ商店街の事件簿』BROTHER編とSISTER編の2冊です。

史上初! ひとつの事件にふたつの真実

古き良き商店街で起きた不穏な事件。探偵役は四兄弟と三姉妹、事件と手がかりは同じなのに展開する推理は全く違う!? 〈Sister編〉との「両面読み」がおすすめです!
ぎんなみ商店街近くに住む元太・福太・学太・良太の兄弟。母は早くに亡くなり父は海外赴任中だ。ある日、馴染みの商店に車が突っ込む事故が起きる。運転手は衝撃で焼き鳥の串が喉に刺さり即死した。事故の目撃者は末っ子で小学生の良太。だが福太と学太は良太の証言に違和感を覚えた。弟は何かを隠している? 二人は調査に乗り出すことに(第一話「桜幽霊とシェパーズ・パイ」)。
中学校で手作りの楽器が壊される事件が発生。現場には墨汁がぶちまけられ焼き鳥の串が「井」の字に置かれていた。学太の所属する書道部に犯人がいるのではと疑われ、兄弟は真実を探るべく聞き込みに回る(第二話「宝石泥棒と幸福の王子」)。
商店街主催の「ミステリーグルメツアー」に随行し、長男で料理人の元太は家を空けている。学太が偶然脅迫状らしきものの断片を見つけたことから、元太が誘拐事件にかかわっている可能性が浮上。台風のなか兄の足跡を追う福太たちに、ある人物が迫る!(第三話「親子喧嘩と注文の多い料理店」)

BROTHER編 本の概要より(小学館)

四兄弟と三姉妹が、同じ事件を違う角度から推理していくのが、新感覚で面白かったです。

童心に戻って、子供達と同じ目線で読むのも、ありかと思います。

不穏な雰囲気や、死者が出たりもしますが、凄惨な場面がないので、小中学生が児童書として読むのもいいのではないかと思います。

大人が読むと、何となく、ほっこりした気持ちになれる不思議なミステリーです。

私は、吉田秋生さんの『海街ダイアリー』や、赤川次郎さんの『三姉妹探偵団』を思い出しました。

四兄弟が謎解きするのは、思いつかないので、珍しい気がします。

ほっこりしつつも、スピード感がある場面もあり、日常の謎解きとしてサラッと楽しめると思います。

2冊同時読みしたほうが、登場人物の重なり方や、事件の二面性が楽しめておすすめです。

私は1冊はメルカリ、もう1冊は楽天ポイントで手に入れました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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