よく前が詰まる騎手

これを問われるとそれぞれ思い浮かべる騎手はいるかと思われますが、これをもって使えねえなで終わるのは勿体ないとは思いませんか?

まず、なぜ前詰まりが起きるか考えてみましょうか。
流石に何の理由も無く前が壁になるなんてことは無いでしょう。無いでしょう。
では、その理由を想像してみると…… 他の騎手も通りたいところを選んでいる、これは間違いないでしょう。その上での判断が遅れたり、馬の反応が悪かったりで前が壁になる、というのは別問題です。この、他の騎手も通りたいところというのがポイントで、前が詰まるポイントは、走りやすい馬場であるとは考えられないでしょうか?
つまり、前が詰まる騎手は馬場読みの精度にある程度以上の信用が置けるのではないかと。
扱い方としては、土曜日あたりに該当の騎手が直線でどこをよく選んだかで、その日の馬場のどこが良いかを知る道標になる、とかでしょうか。

このように、一見ダメっぽい印象も、見方によっては使える指標になり得る。という考えの柔軟さもどこかで大事になるかもしれません。