名牝と東京競馬場

こないだ世紀の一戦と言われたジャパンCがありましたが……まあ東京のアーモンドアイは強かったですね。

というところでこの記事でしたい話に移ります(導入下手)。
もうそろそろみんな東京で牝馬がG1さらっていくの見飽きてません?
2002年の改修後、東京コースは明らかに牝馬が強くなっています。牝馬の育成技術の向上と重なってるとか色々可能性はありますが、改修と無関係では無いと思います。
東京競馬場は、
・平坦で起伏が少ない
・タフな馬場になりにくい
の主に二点より、スタミナがあまり必要とされず、スタミナ色の問われない牝馬でも普通に渡り合える舞台となっています(個人の見解です)。で、コース設計によって普通に戦えるところに斤量2キロ有利。そりゃ勝つわなと。
近年の名牝は、大体がこの牝馬有利の東京で稼いでるパターンが多いです。って話をするとウオッカを思い浮かべそうですが、色んなところで走ったブエナビスタも対古馬牡馬で勝ち切ってるのは東京だけ(10秋天と11ジャパンC)ですし、最後に有馬記念を勝ったもののジェンティルドンナも良績は大体東京です。
ウオッカ以外はドバイでも走ってると言われそうですが、ドバイはナドアルシバでもメイダンに代わってからも平坦左回りという東京と共通性の強いコース形態なので、ここで走ったからってどうということはない考えています。むしろ平坦慣れしてるという点では欧州勢より強いのは当然。

話はアーモンドアイに戻ってきますが、この馬も良績はほとんど東京なんですよね。大レースが東京に多いってのは勿論そうなのですが、牝馬有利の東京で稼いだだけの他の名牝と比べて、それを超えてくるものってある?と考えると、似たようなもんじゃないかな、と。
ジェンティルドンナあたりで既に食傷気味だった人は、アーモンドアイに対して割と冷めた感じを持ってるのではないでしょうか?