逃げ馬と逃げる馬の違い

みんなが思っていることを自分の言葉にしてみるのコーナー
まあおさらいということで一つ

逃げ馬と逃げる馬、同一項であるようで実は似て非なる存在とも言えます。
逃げ馬とは何かを定義するとしたら、逃げ戦法(脚質を最初に4つ(逃げ・先行・差し・追い込み)に分類したのはダビスタという話もありますね。関係ないですが)を得意とする馬になるのでしょうか。
それに対して、逃げる馬というのは、そのレースにおいて逃げる≒先手を取る存在、とでも言いましょうか。
同じようではありますが、じゃあ二頭逃げ馬がいたらどっちが先手を取るの?という問題は一日競馬見てたら一回ぐらいはある話です。
どちらが先手を取って逃げられるか?というのは馬柱を見ているだけでもある程度わかる要素があります。
・枠の内外
→内枠に入った方が逃げられる可能性は高くなります
・騎手
→逃げ馬に乗ったら逃げたがる騎手と折り合いを重視する騎手がいます。どちらが良いというわけではなくハマれば前者が強いですし、後者だと安定しやすくなります。勿論前者が逃げるケースは多くなります。あと、スタートの上手い騎手だと逃げられやすいのは言うまでもないことです。
・前走(近走)の距離
→距離短縮してきた馬より距離延長してきた馬(近走距離の短い馬)の方が逃げる可能性は高くなります。長距離より短距離の方が位置取りも道中もペースが速くなるので、短距離を走ってきていた馬の方が逃げ馬として速い(強いというわけではない)というのは考えてみれば当然のことではあります。
・前走のクラス
→クラスが上がれば周りのメンバーも強いというのは言うまでもなく、勿論それにしたがって位置取りの速さもペースも速くなりやすくなります。G1とG3とかのような重賞クラスではあまり変わらないことも多いですが、条件戦だと結構変わったりします。
あとは、スタートの速い馬とかはいますが、馬柱ではっきりわかるわけでは無いので、知りたければ個別にレースを見ると良いでしょう。幸い現在であれば過去のレースを見るというのは特別難しいことではないので。

これが何の役に立つかというと、馬券戦術だと、コース特性や馬場状態によってとにかく逃げられることが大事な時に残す馬を決める決め手になることがまず挙げられます。他にもあると思いますが。

他で言えることがあるとすると、逃げられなかった逃げ馬の脆さなんて枚挙に暇がない中で、逃げ馬が逃げられないパターンに該当するかを考える指標になるのではないかと。これで人気の先行馬(人気先行ではない)を切って勝負に出る勇気を持てたりすることもあるかもしれません。これは馬券戦術の一つになるでしょうか。
あと、この辺の複合技で、昇級戦に弱いのは追い込み馬より逃げ馬になるのかな?と。下のクラスで圧勝できてもクラスが上がった時に疑うべきなのはどちらか?みたいな時があれば。


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