光速で時を駆ける浦島太郎

空想科学読本のようなネタ

浦島太郎はどれぐらいの速度で動いていたかという命題
特殊相対性理論の「光速に近づくにつれて時間の遅れが発生する」というのを利用して求めてみたい

時間の遅れの公式は、
Δt’ = Δt / ((1 -( v/c)^2)^(1/2))

式の説明を一応しておく必要がありそうだ
Δt’:実時間
Δt:物体が体感した時間
v:物体の速さ
c:光速

これに代入する数値は・・・本編を参照すると、
竜宮城で3年過ごす間に700年が経過していたとのこと
よって、Δt’ = 700、Δt = 3
光速(秒速約30万km)はそのまま代入すると計算が面倒なだけなので、
v/c = x として、高速との比で求めて後から算出する形にしよう

すると式は、
700 = 3 / ((1 - x^2)^(1/2))
700/3 = 1/((1 - x^2)^(1/2))
計算は煩雑なので省略させていただくが、
x = 0.999173

つまり、亀は光速の99.99173%の速度で進んだ
光速は秒速299792km/sなので、亀の速度は299767km/s

・・・・・・いや、待てよ・・・?
「竜宮城で3年過ごした」ってことは、竜宮城がこの速度で動いてるってことじゃないか・・・