大福

※この物語は実話です

友人たちと百物語の真似事みたいなことをしていたとき、
夜明けにさしかかりみんな話すネタが無くなってきたところで俺の順番が回ってきた

ここで、百物語について
百物語ってのは夜に始めて朝には終えるということで、
日が落ちる頃(19時前後?)から日の出(6時あたり?)の間に怪談を100もしなければならない
計算すると1時間あたり怪談9個ちょっと。
勿論絶え間なく話し続けるわけもなく間に余韻や雑談や休憩を挟んだりすると、
実質もっときつい
これを話し切ることができたら、それ自体が一つの怪談として数えられてもいいのではなかろうか・・・?

話を戻そう
俺のした話は文字に起こすと一行。時間にして1分足らず

「この前草餅と思って食べたものは、パッケージを見るとただの大福だった」

みんなの反応は「お、おう・・・」
だった