神の証明

神は……います。科学万能説でこのようなメンタリティなものなど全否定しそうな私でも、神の存在は否定することができません。

では、神とは?という定義を考えてみましょう。
・信仰の対象として尊崇
・畏怖 されるもの。人知を超越した絶対的能力をもち、人間に禍福や賞罰を与える存在
・ 神話や伝説に人格化されて登場する語りつがれる存在 (いずれもgoo辞書より)

これらより、古来から、人は「人の能力・想像を超えた存在を神とした」と考えてよいでしょう。
ならば、人の能力・想像がどのレベルに達してもそれ以上の存在は神とされるわけで、神のいない世界などなくなってしまいます。
つまり、神はいる。証明終了。
他の証明方法としては、
「どの場所にも神はいない。よって神はいない!」
を立証できない以上、どこかに神はいる。というのも有り得ると思います。悪魔の証明の論理です。

概念上の神の存在は積極的に肯定され、物理的な神の存在も消極的にですが肯定されました。これで、神はいない!と言い張る方が無理があるレベルでしょう。

ほんの少し話題は逸れますが、何だったかの宗教で「神が人を作った」みたいなことが言われますが、これだけは全力を以て否定させていただきたいです。前述の神の定義からすると、「人の想像が神を作った」とも考えられるわけで、そうすると、「神が人を作った」というよりは「人が神を作った」とする方が自然なようにも思えます。本気で宗教やってる人に刺されてもおかしくないレベルになってきました。
まあこの考え方自体が多分に多神教的な考え方ではあるので、一神教型の宗教やってる人がこの考え方にどういう解釈を施すかは気になるところではあります。