2017日本ダービー

「ダービー馬はダービー馬から」という格言があります。
考えてみれば当然で、
・ダービーの時期にピークを迎え、
・ダービーに合った適正を持った、
馬からそのような馬が出るのは当然といえば当然の話。
過去10年で6頭がこのパターンに当てはまっています。この6頭ってのが多いのか少ないかは微妙なところでではありますが、11~20年前の10年だと1頭もいないことを考えると(輸入種牡馬全盛時代だから内国産種牡馬は厳しかったという事情はありますが)、「ダービー馬はダービー馬から」という格言がしっかり機能するようになった。と言い張ることぐらいはできそうです。
これを踏まえると、今年ダービーを勝つ資格があるのは、
クリンチャー(ディープスカイ)、サトノアーサー(ディープインパクト)、アルアイン(ディープインパクト)、レイデオロ(キングカメハメハ)、カデナ(ディープインパクト)、ダイワキャグニー(キングカメハメハ)、アドミラブル(ディープインパクト)の7頭まで絞られるわけです。単勝派はこれだけで1/18から1/7まで絞り込むことはできるわけです。勿論格言通りになるとすればのお話ですが。

余談から始めてしまいましたが、予想に入りましょう。
◎クリンチャー
○アルアイン
▲ダンビュライト
△スワーヴリチャード
△ベストアプローチ
×ペルシアンナイト
×ダイワキャグニー

普段は流しとかだから印にあまり意味はないのですが、今回は一応意味があります。買い方が決まってないからです。
いつもの三連複までは決まってるのですが、BOXなら△までの5頭BOX、1頭軸なら◎を軸に相手を6頭、2頭軸なら◎と○から5頭、といった感じです。
▲と△の違いに意味が無くなっていますが、まあそこは評価の違いということで……


また余談になりますが、今年のダービーは人気にも注目です。普段はあまり気にしませんが。
この2017年クラシック世代の主に牡馬が出走するG1は、一番人気を
朝日杯FS:ミスエルテ(4着)
全日本2歳優駿:リエノテソーロ(1着)
皐月賞:ファンディーナ(7着)
NHKマイルC:カラクレナイ(17着)
と、全て牝馬が背負っていました。なので、ダービーは、この世代の牡馬で初めてG1で一番人気を背負う牡馬ということになります。これほどまでに牡馬が評価されない世代が今までにあったでしょうか(反語)。先週オークスで走っていたソウルスターリング辺りがダービーに回ってきていたら一番人気を背負っていたのではないかと思うぐらいです。これほどまでに評価されていないながら、ダートのリエノテソーロ以外は一番人気の牝馬を馬券圏外に追いやっていることを考えると(NHKマイルCは牝馬のワンツーですが)、低評価を覆し続けている世代と見ることもできます。
それほど牝馬が人気になる理由は……中核の評価が定まっていないからではないかと。中核の評価がしづらいから、新たに出てきた別路線系の馬に人気が群がって一番人気まで祭り上げられる。そしてその評価を覆す。それを続けてきた牡馬陣。ダービーには牝馬はいませんが、ダービーもこの構図に当てはまるとすると、別路線(青葉賞)で人気を集めたアドミラブルを評価の定まらない既存の皐月賞組が跳ね返す。そういう流れになるのでは?という思いから、アドミラブルは無印にしました。何があっても買わないと思います。大外枠になってなくても買っていないと思います。