2020ジャパンC 外国馬考察

とは言っても一頭なんですが。

ウェイトゥパリスについて、どう扱うべきか考えてみましょうか。
1.日本馬との力関係
当馬は日本馬との対戦は
2019フォワ賞でウェイトゥパリス2着キセキ3着
2020凱旋門賞でディアドラ8着ウェイトィパリス9着
ぐらいしかありませんでした。
ざっくりとですが、
・ホームでキセキに先着できる程度には力はある
・その後G1を勝ってるように年食っても力が落ちてるということはない
程度のことは読み取れるでしょうか。キセキは安定して走る馬ではないので、どの程度に評価するか?という観点で語るのは難しいですが、順列として明らかに下の方という感じはしません。

2.血統
近年はそもそも外国馬の出走自体が少なくなりましたが、印象としては、欧州ノーザンダンサー系(サドラーズウェルズとかデインヒル)押しの血統だと期待を下回り、勝負になったりするのは他の血統、という感じがします。
ウェイトゥパリスはデインヒル系だからまあ普通にいらない……と言いたいところですが、血統にカロを持つ馬はたまに東京で破壊力を出す事があるのが気がかりです(母父コジーンの父がカロ)。

3.脚質
欧州競馬は日本競馬ほど位置取り部分で速くならず、欧州の先行馬だと日本の速い流れについていけないという事態はままあります。なので、あっちの先行馬は馬券的には切ってかかって良いと思います。
ウェイトゥパリスに関しては、勝ったサンクルー大賞が5頭立てとはいえ最後方からの競馬で、基本的には差し競馬を基調とする馬と考えて良さそうです。なので、先行馬だから切り、という観点とは違う馬であることは確かです。


近年外国馬の成績が振るわないことより人気が落ちることが予想されることを考えると、期待値としては悪くないように見えています。