ロボットに幽霊を見せる

どこからアプローチしていきましょうか……

まずは、機械が物を見るというのはどういうことか?からいってみましょうか。
見るということを、光をキャッチして、得た情報を処理する、という点に絞って考えると、人も機械もやっていることは大して変わりません。使うものが目からカメラになり、処理するものが脳からコンピュータに代わるだけです。機械のほうが基本的な機能が高かったり、色々と拡張機能があったりしますが。
あまりこの辺詳しくお話できるわけでもないのでここまでにさせてください。

次に、幽霊について考えてみましょう。
実際に幽霊が存在するか?というところは、一旦存在するものと前提して進めましょう。存在しないことを前提にしていては話が始められません。
では、どのような環境で幽霊は観測されるのでしょうか。私は0能力なので自分でわかるわけではないので、一般論から考えてみましょう。
まず、場所から。
・墓場
・事件現場
など、総合すると、人が死んだ場所と見て良いでしょう。死んだ人が霊になるのだから当然とも言えますが。
他では……川とかダムといった、水場がよく言われる気がします。原理はわかりませんが、そういうものであればそういうこととしておくしかないでしょう。これも候補の1つですね。

次に時間。365日24時間カメラ回せばいいじゃん、でも良いのですが、効率を高めるのであれば、よく出る時期、よく出る時間帯を狙って観測すべきでしょう。見えにくいけど昼でも星は出ているからといって、昼に望遠鏡を覗く人はそうはいません。
草木も眠る丑三つ時(=2:00~2:30) や、夕暮れの16:00~18:00ぐらいの黄昏時、から考えると、朝や昼の明るい日の出てる時間帯よりは、夕方から夜にかけてのやや暗い時間帯の方が良いのでしょう。
季節は……お盆とかあるし夏が良いのでしょうか。
つまり、幽霊ウオッチをするのであれば夏場の夜を狙え、ということになるのでしょう。

これらの幽霊の出る時と場所を捉えた上で、霊能者が幽霊が出ているという場面で機械の目が平常時と違いを観測することができれば、ロボットが幽霊を見ていると呼べるのではないでしょうか。
この、霊能者の目という対照実験は必須事項です。同時に霊感が無い者による対照実験も必要になりますか。これがないと、機械が観測できる変化が、霊的なものなのかそうでないかがわからないですから。