2016マイルCSの制裁について

既にある程度議論は尽くされてるとは思うが私の見解を。
浜中騎手騎乗のミッキーアイルの挙動によって多数の馬が不利を受けた事象。
ざっくり言ってしまえば、進路妨害でも何でもやったもの勝ちのルールでやった者が勝ち、それに対して浜中騎手は制裁を受けた。これにおいて、浜中騎手が批判を受ける謂れは無いのではなかろうか?同じルールのなかで戦い、ちゃんと制裁も受けてるわけだから。責められるべきなのは、制度とそれを運用した者だと考える。

浜中騎手の所作を、馬の走行を修正する気の無い悪質な騎乗として、開催8日間の騎乗停止にしたわけだが、これは、油断騎乗や多重制裁並の厳しい措置。それほどまでに悪質な騎乗とするのであれば、不利がなければ他馬と着順が入れ替わる可能性を論じるまでもなく、失格にするべきだったと思う。降着・失格という制度に悪質な騎乗に対する抑止力を求めるのであれば、なおさら失格にするべき事象であろう。
もしくは、失格などに当たらない騎乗だったと言い張るのであれば、普通の騎乗停止や罰金(というのも変な話だが)で済ませるべきであろう。その方が制度の運用として一貫性があると思う。
今回のJRAの対応は、その辺の運用が中途半端なために、批判の矛先を全て浜中騎手に押し付けたようにも思える。