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ミステリ解説集

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#第一発見者

第一発見者

推理ものにおいて、「第一発見者が怪しい」とはよく言われます。

第一発見者には、善意の発見報告と、犯人によるなりすましの2パターンに大きく分けて良いでしょう。
前者は特に問題にならないからいいとして、犯人がなりすましたときの事を考えてみましょうか。
基本的には死体の発見は遅れれば遅れるほど犯人に有利になるので(アリバイ範囲が広がり、アリバイのない人物が増えるので、相対的に犯人に対する疑いが薄まる)

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