2023.2.4 代田橋 星かげの迎賓館

2023.2.4
よく晴れて暖かい土曜日。
17時過ぎから代田橋駅出たところ、すでに長蛇の列に並んだ。
ダンナと友達数人と。
長蛇の予想はしていたけれど、そんなに早く行く気になれなかった。
どこまでも続くファンの列。みんな静かに整然と待ち続けた。
斎場に入れたのは19時過ぎ。
多勢の人がスムーズにお焼香できるよう私が入った時は写真撮影は禁止
だったが、許可があっても撮影できる気持ちでは無かった。
鮎川さんのお部屋のように私物で埋め尽くされた小部屋。
ゆっくりできなかったのもあるが感情が追いつかず、すぐにお焼香へ。
お顔の部分の小窓は閉じられていたが、それで良かったと思う。
本当にすぐそばでお焼香できたから、感謝しかない。
警備や列整理を手伝っている友達数人が会場外の詰所にいたので会う。

北沢タウンホールにてファンが集まれる部屋を設けていると聞き
そちらへ向かう。
シーナさんの時もそんなふうに居場所を作ってくれていたね。
シーナさんの時は鮎川さんの悲しみそのものの冷たい雨だった。
それまで数千回以上「鮎川誠」という名前を目にしてきたけれどこん
な辛い「鮎川誠」は初めてだと「会葬御礼」のハガキに印刷された
「喪主 鮎川誠」を見て。その日も泣いた。

今日は鮎川さんのお人柄そのものの暖かい日。
それでもそれでも、いないことがもっと辛い。
人生で1番悲しい「鮎川誠」の名前。

北沢タウンホールの2階の1室に写真や私物のTシャツや始球式にて
着用のソフトバンクホークスのユニフォームなど飾られていた。
そこでも何人か知っている人達と会えて、話すことができた。
こんなに顔見知りがいるバンドはシナロケだけだな、私。
たぶん、もう、会うことが無い人が多い。

会場が閉まる前に下北沢駅へと向かい、名残おしく軽くご飯へ。
献杯。

そんなふうに2月4日は過ごした。
シーナさんと今は一緒で2度と離れなくて2人は永遠なんだ。

それを知っていることだけが慰め。


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