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私の春の日


彼らは私の春の日で、
そしてあの日もまた、再び訪れた春の日だった。


2022年10月15日。
秋と呼ぶには暑く、夏というには肌寒い、その間で、眩しいほどに輝いていたあの日、あの夜。
生きることをたいへんだと思うとき、きっとあの日を思い出す。
これからを生きる力、そういう、なんとも特別で、言葉ではとうてい表しきれないような、そういうものをもらった。


あのとき全身で感じた熱と、指先が震えるほどの胸の高鳴りを抱いたまま日常に戻ってきた矢先、『お知らせ』はやってきた。




きっと突然のことではなかったけれど、なんならずっと、頭はこのことを理解していたけれど、いざ、実際にその事実を前にしたら、あぁなんて悲しいのだろうと思わざるを得なかった。
たしかに全身を包んでいたはずのあついあつい熱が、まるで一気に冷めたように感じた。
授業中、その文字列をみたときは「どうしよう」と思った。何も、どうすることもできないけれど、すごく、すごく悲しくて怖かった。「きたんだ、ずっと来ると分かっていた、それがきたんだ」と理解したときにはもう、友人に肩を抱かれながら泣いていた。

どこに行こうにも何をしようにも止まらない涙に、「頭で理解するのと心で理解するのは全然別のことなんだ」と改めて思いながら、ふと、中学生の私が頭に浮かんだ。
あのとき、BIGBANGのジヨンくんが入隊するのを見ながら私は、確かこう思った。
「7人にもこの日がくる。いつかくるんだ。」


それから約5年が経ち、私にも、私たちにもやってきたのだと、ただそれだけのことだと、そう思ってみたってどうしようもなく寂しかった。

でもその事実と、私が抱えているこの感情に向き合うしかないとも思って。

すごく考えて、考えて、考えて眠った10月17日だった。
次の日、目を覚ますと、意外にも整理がついた自分がいた。
思い出した、あの夜彼らが言っていた「信頼」という言葉。
悲しいけれど、寂しいけれど、私が一番にすべきことは信じることだった。
結局私、どこにいても、何をしても、「少年団さんが好き」という気持ちにたどり着く。いつも、最後に行き着くのはそこなのだから、待つことはそれほど難しいことじゃない。
7人のことを信じるように、私の「好き」を信じたら良いのだということに、不安になることよりも信じることを、それこそをすべきだったことに気が付いて。



MAMA2022の最後、サプライズで現れてくれたジンくん。
「元気に行ってきます」が、どうしても、やっぱり泣けてしまってどうしようもなかったけれど。

『ウリ ヒョン !! いってらっしゃい!! 💜ラビュー💜』と一緒に共有してくれた2枚の写真をみたとき、波が押し寄せてくるように溢れた涙に、あなたを想って涙を流す日々としばらく付き合っていくのだろうと悟ったけれど。


それでもやっぱり、何度考えたって最後にたどり着くのは、
「また会える日までここで待っている」という気持ちだから。


私の日常をこんなにも色づけてくれて、特別な思い出をつくってくれて、こんなに素敵な幸せを経験させてくれて、私の人生にきてくれて、私の心を守ってくれて、ずっといつも側にいてくれて、本当に本当にありがとうございますと、今改めて言葉にしたい。




私は、7人を好きな私のことが好きです。
7人のことが本当に本当に大好きなので、そんな人たちを好きな自分のことが好きだという、そういう少しわかりにくい回路を辿るのです。
感情なんて自分でコントロールできないと分かった上でもなお、私の心はいつも7人の方を向いていてほしいと思っています。そうなるように頑張ります。こんなのはなんだか、本当におかしい気もするけれど、ずっと好きでいようとする、そういう努力を惜しみなくしたいと思うくらい、本当にすっごく好きです、大好きです。


私の世界になってくれた少年団さん。
私の春の日になってくれた少年団さん。
私の世界が防弾少年団の7人で満たされていること、そのことを心から嬉しく思うと同時に、心から感謝します。


ずっと、ずっとここにいます。
これまでのように、これからもずっとここにいるので、どうか、またここに帰ってきてください。

新しい章はどんなものになるでしょうか。
きっとまた、「言葉では表しきれない」という表現をするしかないほどに、あたたかく、かがやいていて、とくべつで、本当にすてきなものになると思います。


あなたが、あなたたちがくださった愛にふさわしい、そんな日々を送れるよう私も精一杯生きます。
必ず、そうします。



また会えるその日、私たちみんな一緒に、幸せに笑えますように。

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