東京の第一線で活躍されているエンジニアと旭川のエンジニアのパネルディスカッションをします。
どうも、地方でエンジニアの真似事をしているみやまえ@みょうです。
TechRAMEN 2024 Conferenceのコアスタッフをやっています。
北海道旭川市でITカンファレンスをやります
来る2024年7月26日(金),27日(土)の2日間、旭川市でIT技術カンファレンス
TechRAMEN 2024 Conference
が開催されます。
開催概要
実行委員長の西原さんがまとめてくださっている記事をご覧ください。
私は何をするのか
パネルディスカッションでご登壇するお二人と地方と都会の最前線エンジニアのギャップについて話します!
登壇者について
上の西原さんの記事にも紹介されていますが、最前線エンジニアである以下のお二方にご登壇いただく予定です。
和田 卓人(@t_wada)さん
岡野 真也(@tokibito)さん
(重複しちゃうので紹介は割愛)
司会は大企業、地方企業、ベンチャー企業に勤務経験のあるコアスタッフのふじおか(@yuuhu04)さんにお願いをしています。
想定対象者
以下の方に刺さる可能性があります。
1.地方企業で働くエンジニア
いわば私と同類の方にはグサグサ刺さる内容であることは請け合いです。
そもそも地方企業で働いていてこのカンファレンスに来られる方は今すぐゆるい勉強会に参加してください。たくさんお話ししましょう!
2.地方出身だが地方で働いていないエンジニア
地元を飛び出してベンチャー企業や大企業にお勤めの方。の中には「いつか地元に戻る日が来るかも」と考えている方がいらっしゃるかもしれません。そのいつかのための情報収集として今回のお話が参考になるかもしれません。
3.地方で働きたいなと思っているエンジニア
こんな時代です。人の多い都会に嫌気がさし、地方に移り住もうかと考えている人もいらっしゃることでしょう。でもちょっと待った。
この話を聴いてからでも遅くはないです。地方での働き方も色々あります。自身にとって最適なライフスタイルを求めるのに妥協はいけません。この話がその助けとなるはずです。
4.単純に登壇する人のファン
登壇するエンジニアの話が聞きたい!リアルで見たい!という方。
この機会に間近で目に焼き付けましょう。
何が面白いのか
実際にやってみないとわからない、というのが正直なところですが
面白要素をいくつか
1.地方エンジニア登壇者とのスペック高低差
まず地方の最前線エンジニアとして登壇する人間のスペックとのギャップに面白さがあると考えます。私のスペックはこんな感じです。
・勤続18年のIT系サラリーマン
・しいて言うならWeb系メイン
・生まれてから地方(旭川)から出たことも転職したこともない
・業務範囲は「言われたことすべて」(設計開発折衝営業保守デザイン)
・技術レベルはド底辺
・社内ではテックリードのような扱いを受けることがあり、戸惑っている
参加される方と同じ層かどうかはわかりませんが、地方で十数年泥臭くやってきているエンジニアが雲の上だと思っていた最前線のエンジニアと話す機会をいただけるのです。他にはないコンテンツだと思いませんか?
2.地方ならではの地域特性とのギャップ
会場に来られる方(で特に道内の方)は多かれ少なかれ地方ならではの問題点
・勉強会がない!
・書籍がない!
・人がいない!
・需要がない!
ないない尽くしの地方エンジニアが、これらに対処したりしなかったりしながら日々を生き残ってきたはずです。少なくとも上記全てを満たしているはずの都会と文化的なギャップをお互い照らし合わせることによりいわば一種の異文化交流として、他にはない面白さが生まれると考えています。
3.共通の問題、異なる文化
地方も都会も変わらず問題となっているのが「人材不足」。
ただし地方と都会では事情も対処も異なるはずです。
・人をいかに育てるか
・人をいかに採用するか
・技術をどう継承するか
我々、ひいては都会や地方に関わらずこの先この業界で生きていこうと考えている方がエンジニアとして生き残っていく(成長していく)にはどうすればよいか、何が大事なのか。それぞれの意見や文化の違いをぶつけ合うことによって探っていけたらと思います。
なぜこれがメインコンテンツなのか
※※※ちょっと長いので注意してください※※※
2度目の正直と言い出しっぺ
実は旭川での大規模イベント実施の試みはこれで2度目です。
2020年ごろに1度企画をしていましたが、もろもろの事情で立ち消えとなってしまいました。(一番大きい要因はコロナですが)
西原さんをはじめゆるい勉強会メンバー数名で進めていた企画であり、メンバーの中に口惜しさが何年もくすぶっている状況でした。
主だって進めていた西原さんの無念は推し量るしかないですが、次回があるならできる限りのことを頑張らせてもらおう、とメンバー皆心のうちで決めていたものと思います。(私がそう思ったので勝手に決めつけてます)
状況が変わったのは昨年11月ごろ、ゆるい勉強会のもくもく会でした。
当時私が「質とスピード」がものすごく素晴らしいので新人教育に使用したという話をしていた際、西原さんが「和田さんとコンタクトが取れるかもしれない」と仰っていたのに「マジで!?!?!」と全乗っかりしたのがきっかけだったのではないかと記憶しています。
その後持ち前の行動力を発揮しまくった西原さんが本当に旭川現地へと誘ってくださり、あれよあれよという間に今日ここまでこぎつけた次第です。
言ってしまえば言い出しっぺですね。
そうです。言い出しっぺの法則です。
これをメインコンテンツとする責任が私にはあるのです。
コミュニティとの出会いと世間一般とのギャップの認識
必要なことなのでちょっと私のコミュニティ経歴について語ります。
私がITコミュニティの存在を知ったのは2013年のことでした。
会社のインターンだった子に誘われて「ゆるい勉強会」に参加しました。
当時の私は井の中の蛙状態で、地域の勉強会を小ばかにしていたようなところすらあったような気がします。いわゆる園児ニアってやつですね。
実際に参加してみると他の参加者の熱量がすごく、面食らったというかむしろ引いたのを覚えています。内容もためになることばかりで、当時から何でもやらされていた自分にはありがたい勉強会でした。
本格的に参加し始めたのが2017年、仕事でうまくいかない、違和感を感じることが多く、「これでいいのか」ということを繰り返し自問自答し、札幌の勉強会まで遠征したりしていた時期にちょうど「ゆるい勉強会」のことを思い出し参加しました。
そこには多少勉強会の形が変わっても熱量のあるエンジニアやその卵が切磋琢磨する姿がありました。
私はゆるい勉強会が大好きになりました。
あとから考えると、非常に幸運なことだったと思います。
勉強会に参加するうち、自身が感じていた違和感は自身の「エンジニア」認識と周囲の「エンジニア」認識が異なることだということに気づきました。
となるとそのギャップを何とかして埋めたい、と思うのは自然なことではないでしょうか。
この価値観を広めて、会社のみんなとも技術に親しみながら前向きに仕事がしたい。皆さんそう思いますよね?
しかしその活動は一筋縄ではいきませんでした。
一つ試しては弾かれ、一つ試しては孤独になり、一つ試してちょっと前進、と言った事の繰り返しです。
うまくいかず、眠れない夜も多くあります。もう疲れた、いやだ、転職したい、と思ったことも1度ではありません。(実際やりかけました)
でも旭川で生まれ育って、運よく地元のIT業界に転がり込めて、10年も働けば愛着がわきます。そして所属するのは道北最大規模のIT企業です。
ここで活動を広められなかったらどこで広めるんだと、できることは全部やらないと諦めきれないですよね。
家族、趣味、そして自分を大事にしながら技術者としても成長したい。
どこかではなく、旭川でやりたいんです。
私の目の黒いうちはそれを全て諦めたくありません。
地方でやるカンファレンスということで、完全一致ではないけれど似たような悩みを抱えてらっしゃる方も来られるのではないかと思っています。
そうではなくとも、このコンテンツがアーカイブ等に残ることでそういった方の目に触れることになるかもしれません。
ここに理由があります。
そういった方の今後の活動に少しでも勇気を与えられるようなコンテンツにしたいと思っています。
花京院の魂を賭けるぜ!
このセクションだけめちゃくちゃ長くなってしまいましたが…
一見他の登壇者と釣り合っていなさそうな私が登壇する理由がお分かりいただけたでしょうか。
大丈夫、「TechRAMENにしかできない」コンテンツだよ
こんなにギャップのある対談を組めるカンファレンスいる?
いねぇよなぁ!
という感じで「ここでしか聞けない」お話になることだけは保証します。
少し地方の闇が見え隠れするかもしれませんが、きっと参加される皆さんには多少なりとも共感いただけるものばかりではないかと思います。
TechRAMEN 2024 Conferenceで待ってます!
TechRAMEN 2024 Conferenceは以下のURLで参加申し込みを受付中です。
皆さんのご参加お待ちしています!
※(7/20追記)タイトルが決まりました!
パネルディスカッションのタイトルが決まりました!!!(激遅)
そのなも「ゆるいエンジニア相談室 ~あずましい開発組織とは~」です。
ゆるい勉強会スピリットを入れつつ、北海道弁で地方っぽさを演出した珠玉のタイトルです(自画自賛)
開催まであと1週間となりました。
皆さん旭川入りの準備は万端ですか?
では会場でお会いしましょう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?