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進行の教科書①

正しい進行ってなに?って人が多いと思うので、現在最も主流になっているア式の初日に霊能だけCOさせ、占い師と騎士を潜伏させる進行について解説していきます。

当然、人狼ゲームは毎回教科書通りには進まないことが魅力なゲームでもあるので、この記事だけ読めば進行はすべて完璧とまではいかないですが、想定外の状況が訪れても都度最適な進行を提示できるプレイヤーになるための手助けにはなると思います。

はじめに

進行の基本は、縄余裕がなくなるまでグレーを吊って、縄余裕がなくなったら占いの決め打ちをする。ということです。

基本的な進行は下記の4つです。
文字で説明されてもイメージしにくい、という方も多いと思いますが、
そういう方はノートに図を描きながらでもいいので何とか理解してください。難しいことはなにもないです。

進行① 1day 0-1, 2day2-1-1 
初日、霊能1確→グレー処刑、グレー襲撃
2日目、占い師が2人、騎士が1人CO→グレー処刑、騎士襲撃
3日目、2日連続で霊結果白→占い決め打ち
4日目~グレー殴り合い

進行② 1day 0-1, 2day3-1-1 
初日、霊能1確→グレー処刑、グレー襲撃
2日目、占い師が3人CO→騎士が1人CO→グレー処刑、騎士襲撃
3日目、2日連続で霊結果白→占い師から1人処刑
4日目、占い師が襲撃されていない→占い決め打ち
5日目~グレー殴り合い

進行③ 1day 0-2, 2day2-1-1 
初日、霊能2CO→霊ロラ、グレー襲撃
2日目、占い師が2人、騎士が1人CO→霊ロラ完遂、騎士襲撃
3日目、霊ロラで1人外吊っており縄余裕がある→グレー処刑。
4日目、占いが襲撃されていない→占い決め打ち
5日目~グレー殴り合い

進行④ 1day 0-2, 2day3-1-1 
初日、霊能2CO→霊ロラ、グレー襲撃
2日目、占い師が3人、騎士が1人CO→霊ロラ完遂、騎士襲撃
3日目、占いロラ
4日目、占いロラ
5日目、占いロラ
6日目~グレー殴り合い

①なぜグレランではなく指定がいいのか

一言で言えば、潜伏している占い師や騎士を人狼の襲撃から守るためです。
通常グレランというのは、誰が誰に決定表を打ってもOKというものですので、役職者は自分に票が集まるかもしれないと思った場合には、自主的にCOをする必要があります。

当然、COを我慢して耐えていれば結果的に吊られずに済んだからCOしなくて良かったというケースもあるでしょうし、やっぱりそのまま吊られてしまってCOするべきだったというケースも起きうると思います。

また、COを我慢して耐えたは良いものの、翌日COした際に「なんで吊られそうだったのにCOしなかったのか」と疑われるリスクを抱える事にもなるでしょう。

このような要因をもろもろ考慮すると、結論としては吊られそうなら自主的にCOすべきということになり、吊られそうなのにCOしなかった人は「役無し」と位置づけられてしまいます。

この「役無し」が多ければ多いほど、人狼が潜伏役職を襲撃できる確率は上がるため、役職を潜伏させたい進行とグレランはとても相性が悪いのです。

反対に指定進行であれば、どれだけ潜伏している占い師が疑われていたとしても、指定された時だけ回避すればいいので、「なぜ自主的にCOしなかったのか」という理由では疑われることもありませんし、村人の不用意な発言以外で「役無し」が浮き彫りになることはないので、人狼の襲撃で役職者が襲撃される確率を最低限に抑えることができます。

グレランと指定のハイブリッド

昨今のズーム人狼では、「グレランだけど、AさんとBさんには投票してはいけない」や「グレランだけど、決定表は打っちゃいけない」などのような部分的に制限をかけたグレランが主流になっています。

これは一見、グレランと指定の良いとこどりのようにも見えますが、実情は大きく異なります。

まず、AさんBさんには投票しないでくださいという形、バリアとか保護とか言われますが、この形のグレランは百害あって一利なしです。

例えば保護したい人が多い場合。
霊能を除いて12人のグレーがいるわけですが、3人とか4人とか保護入るとその時点で12人だったグレーが9人、8人になるわけです。

役職者がその保護下に入っていない場合、単純計算で処刑される確率が大幅に上がってしまうわけですから、COしなくてはいけない立場に追いやられる確率が上がります。

逆に役職者が保護下に入っていた場合は、残りの吊り対象から全く回避COをする気配がないわけですから、保護された側に役職者がいるのかもと考えることができるわけです。

そもそも、保護対象がある程度の村の総意で初日の吊り位置じゃないと認識されているのであれば、保護せずとも票は集まらないですし、票が集まりそうな人を保護するのであれば、それはただの霊能者のエゴでしかありません。

霊能者なんてのは早ければ2日3日でゲームから退場してしまうので、一番大事な日にはもういない事の方が多いわけです。そんな人が自分のエゴだけで村から疑われている人を残し続けたところで、霊能が襲撃された後に残された人はたまったもんじゃありません。

要素が煮詰まってきた3日目4日目にエゴを出すならともかく、一番情報が少ない初日からエゴをだすのはやめましょう。

次に「グレランだけど、決定表は打つな」に関してですが、これは一見悪い部分は見当たりませんがなかなかの悪手です。
まず、必ず決戦にはなるので1人か2人は「役無し」が透けます。

また決戦に上がった2人が騎士と占い師だった場合どうでしょうか?
お互いに決戦になったら回避すればいいやと思っていたのに蓋を開けたら最悪の決戦だったなんて洒落にならないですよね。

そんなことめったにないだろうし、、、と思うかもしれませんが、じゃあ決戦の2人が両方とも占いCOした場合はどうですか?

騙れる人外は4人いるのでそこまで低くない確率で起こりえるんじゃないでしょうか。

そもそも、決定表を入れれないグレランにどの程度のメリットがあるんでしょうか。

せっかく12人もグレーがいるのに、結局最後の3人くらいは票合わせになりますし、どうせ決戦にはなるのが分かっているので序盤の投票も大した要素にはなりません。

人狼が身内に投票したところで、決戦に上がっちゃったら回避すればいいんですから。回避してるとは言え、身内切りしてるのに村人を吊れるなんて全然嬉しいことですよ。

それだけならまだしも、たまに何をトチ狂ったのか決戦にせず決定表を打つ霊能者が結構いますよね。

これは絶対にやってはいけないです。

役職者は決戦で回避するタイミングがあると思ってCOせず投票を終えているんですから、その機会を奪うのはやってることがやばすぎます。

決定表打つくらいなら最初から指定してあげてください。

どうしても1指定は胸が痛むのなら

理屈ではどんなに1指定が良いと分かっていても、どうしても抵抗があるという方も多いと思います。

その場合は2指定にしてあげてください。
残り時間2分程度のタイミングで2人指名して、役職があるかを聞き、2人ともなければそのまま2人のランで、基本的には誰が決定表を打っても良いものとする方が良いと思いますが、最終的に同票になり自分が決めるのも心苦しいのであれば捨て票にして決戦にしても大丈夫です。

2人とも回避がない時点でそれ以上の悪手はありませんから。

もし2人指定した時点で片方から回避があれば、残念ですが残った方をそのまま処刑してください。

残った「役無し」を吊らずに吊り先を他に向けてしまうと、もし回避した人が人外だった時に潜伏している真役職が襲撃されやすくなったり、そもそも次の指定が真役職に飛んでしまう可能性があるので。

指定した2人両方からCOがあった場合は、その時点で潜伏している役職者にも全てCOしてもらい(騎士も含め)グレランにするのが良いと思います。

保護する役職はもういないので、グレランで懸念すべきデメリットはもうなにもありません。


まとめ

基本的な進行のルートと、1指定とグレランの違いについて細かく解説しました。

思ったよりも長くなってしまったので、この記事はここまでになりますが、書きたいことがまだまだあるので、今後も続きを書いていく予定です。

内容としては、

騎士がCOするタイミング
騎士が複数でた時の護衛指示
なぜ霊ロラするべきなのか
人狼目線の進行から考える騙り方
基本的な進行ルートの詳しい解説
例外的な状況での進行について

あたりは書きたいと思ってます。
他にもこういうことが知りたいという意見があればツイッターのリプかDMで伝えてもらえれば記事にするなり直接教えるなりしたいと思います。

こういう言い方はあまり良くないかもしれませんが、人狼ゲームも好きですし、普段同村してくださる方々のことも好きです。
だからこそ、自分のエゴなのは百も承知で自分が満足できる人狼ゲームをやりたいと思って、そのためにしばらく記事を書こうかなと考えてます。

こういう活動で思い通りに上手くいくことってあまりないですけど、人狼ゲームを上手くなりたいと思う人の力にもなれたら幸いです。

( `ー´)ノ


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