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折りたたみ北京

この本はアンソロジーなのだけれど、郝景芳の表題作がめちゃくちゃ面白かった!
折りたたみ北京、文字通り北京が折りたたまれて3層の世界に分かれて生活するという設定。

第一スペースは超富裕層、第二スペースはそこそこ、第三スペースは第一スペースで出たゴミを処分するゴミ処理施設のある下層、SF映画の世界ではよくある設定。

違う階層に行くと、もとの場所に戻ったときに挫折とか絶望とか抱くと安易に考えてしまうけれど、そんな単純なことでないことがラストを見て想像できた。

連休はじめに読んだ劉慈欣の表題作「月の光」もかなり面白かったけれど、やっぱり中国SFはすごい。

なにより好きな作家が見つかって嬉しい。

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