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どうでもいい笑い

大好きな漫画家の1人(2人?)に泉昌之がいます。
泉昌之は「孤独のグルメ」で有名な久住昌之が原作、独特な劇画の絵が特徴の泉晴紀が作画のいわゆる漫画家ユニットです。

この2人を知ったのは、いつ頃かハッキリとは覚えていませんが、漫画を本格的に集め始めたのは上京してからのこと。
近所の古本屋で「感情的」を手に入れたのがキッカケです。



昔から自分の中で「漫画」=「寝る前に読むもの」で、
①あまりに刺激的でないストーリー
②何度読んでも飽きないもの
③クスッと笑える が漫画を選ぶちょっとした条件でした。

これらをクリア?した漫画はこれから追々紹介していきたいのですが、特に泉昌之の漫画は、③の条件にピッタリ当てはまりました。

作品は短編が多いのですが、ストーリーの例を挙げるとすれば、
電車の中で駅弁を食べる男がひたすらどの順番、どういった比率でそのお弁当を食べ切るかに悩む(夜行)や、会社の昼休み、お昼ご飯を食べに店に入ったサラリーマン。注文したが、なかなか出てこない定食でひたすらイライラする(Bの経験)など、言い方は悪いですがとってもどうでもいいことを漫画にしています。



描かなくてもいいような主人公の心情、描かなくてもいいような細かい状況を描写しているところがいいのです。
笑えるというか1人でクスクス笑いをする感じ。この笑いが寝る前に読むと本当にちょうど良い。



うーん、お下劣。
でもそこが面白い。

シリーズ物の「新さん」もお勧めです。
日常系の漫画なのですが主人公、呉竹新の人を惹きつける性格や、強すぎるこだわりがとても魅力的。もちろん笑えます。

人に薦めるには少し憚られるくらい良い意味でくだらない内容のストーリーの漫画も多いので、noteに書いてみました。

気になった方はぜひ

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