子どもの呪文
誰もが子どものころに唱えた「どちらにしようかな」から始まる数え歌。
私の地元でも歌われていたが、昔からかなり特殊な気がしていたため、
ネットで色々と調べてみることに。
全国の「どちらにしようかな」の歌をまとめてくれたサイトを発見。
少しヒップホップみを感じる。
関西圏ではオナラしがち。
面白いのが歌の前半部分はほとんど全国共通だということ。
そして、神様の部分が大まかに「天の神様」、「神様」、「裏のごんべえさん」、「裏の神様」の4種類に分かれていること。
この「どちらにしようかな」。
起源は特に調べても出てこなかった。
ここで天の神様=裏のごんべえさんと仮定して妄想してみた。
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①「裏の権兵衛」=名無しの権兵衛 説
名無しの権兵衛の言葉の由来は2種類あるそう。
1つめは深川説
2つめは日枝神社説
1つめの深川説だった場合「どちらにしようかな 裏の権兵衛さんの〜」の権兵衛さんは遊女ということになる。もしかしら、たくさんの遊女を選ぶ際の男の言葉から来たのかな〜と思ったが、「裏の」権兵衛という言葉が分からないのと、東京の門前仲町では「権兵衛」ではなく「神様」を主に使うようなので却下。
②裏の権兵衛さん=裏の権現山(ごんげんさん) 説
権現山とは日本各地にある山の地名。権現とは神様のこと。また、徳川家康のことを「権現さま」や「権現さん」と言ったりもするそう。
そこから一般的に「権現山」という山では家康が祀られていることが多いみたい。
もしかしたら、家康を祀るどこかの権現山の近くに住む家で、「迷ったら家の裏にある権現山にお参りして聞いてみよう」みたいなところから、
「裏の権現山」
↓
「裏のごんべえさん」になったの、かも?
③本当に神様のような権兵衛さんが存在した 説
意外とこれなのかもな〜。
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答えは分からなかったが、スマホや情報も行き渡らないような時代から
フォーマットを変えずに子どもたちの間で流行したのは本当に面白い。
100年後に生きる子どもたちも「どちらにしようかな〜」と歌ってくれていたらなんとなく嬉しい。
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