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子どもの呪文

誰もが子どものころに唱えた「どちらにしようかな」から始まる数え歌。
私の地元でも歌われていたが、昔からかなり特殊な気がしていたため、
ネットで色々と調べてみることに。

全国の「どちらにしようかな」の歌をまとめてくれたサイトを発見。

愛知県渥美郡田原町「どちどちどちらにしようかな神様の言う通り

少しヒップホップみを感じる。

京都府京都市「どれにしようかな奈良のだいぶっつぁんの言うとおり
ぷっとこいてぷっとこいてぷっぷっぷ

関西圏ではオナラしがち。


面白いのが歌の前半部分はほとんど全国共通だということ。
そして、神様の部分が大まかに「天の神様」、「神様」、「裏のごんべえさん」、「裏の神様」の4種類に分かれていること。


この「どちらにしようかな」。
起源は特に調べても出てこなかった。
ここで天の神様=裏のごんべえさんと仮定して妄想してみた。

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①「裏の権兵衛」=名無しの権兵衛 説

名無しの権兵衛の言葉の由来は2種類あるそう。
1つめは深川説

江戸時代、深川の門前仲町は歓楽街であったが、幕府公認ではなかったがゆえに、正式には遊女を雇い入れることができなかった。そこで、遊女に男性の名前を騙らせることで、幕府の目を逃れていた。その男性風の名前を権兵衛名と呼んだ。しかし、雇い入れられたばかりの女にはまだ権兵衛名がついていないことも多かった。その女を名無しの権兵衛と呼んだことが由来である、という説。(wikiより)

2つめは日枝神社説

東京都赤坂にある日枝神社にまつわる手鞠歌の中に、名主の権兵衛と歌う箇所があり、それが伝わるうちに名無しの権兵衛になった、という説。(wikiより)

1つめの深川説だった場合「どちらにしようかな 裏の権兵衛さんの〜」の権兵衛さんは遊女ということになる。もしかしら、たくさんの遊女を選ぶ際の男の言葉から来たのかな〜と思ったが、「裏の」権兵衛という言葉が分からないのと、東京の門前仲町では「権兵衛」ではなく「神様」を主に使うようなので却下。

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画像 https://www.excite.co.jp/news/article/Japaaan_108587/ より



②裏の権兵衛さん=裏の権現山(ごんげんさん) 説

権現山とは日本各地にある山の地名。権現とは神様のこと。また、徳川家康のことを「権現さま」や「権現さん」と言ったりもするそう。
そこから一般的に「権現山」という山では家康が祀られていることが多いみたい。

もしかしたら、家康を祀るどこかの権現山の近くに住む家で、「迷ったら家の裏にある権現山にお参りして聞いてみよう」みたいなところから、
「裏の権現山」

「裏のごんべえさん」になったの、かも?

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③本当に神様のような権兵衛さんが存在した 説

意外とこれなのかもな〜。

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答えは分からなかったが、スマホや情報も行き渡らないような時代から
フォーマットを変えずに子どもたちの間で流行したのは本当に面白い。

100年後に生きる子どもたちも「どちらにしようかな〜」と歌ってくれていたらなんとなく嬉しい。

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