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一晩で梅シロップ 一晩で梅干し

 厳しい冬を乗り越えて、早春に花を開かせ、すがすがしい香りを楽しませてくれる梅。たわわな実がなる季節は、梅仕事で忙しくなる。梅干しはおむすびやお弁当には欠かせない。酸っぱいので酸性と思いきやアルカリ性。酸性に傾く体を調整する働きもある。 
 子どもたちにはノンアルコールの梅シロップがお薦め。炊飯器の保温機能を使えば、塩こうじが良い仕事をしてくれ、砂糖の量を半減し、一晩で簡単、おいしい梅シロップが出来上がる。シロップは、炭酸水や冷たい水で割るほか、牛乳や豆乳で割ると、グルグル混ぜている間にヨーグルトのようになる。実は種を外しジャムとして、ヨーグルトに入れたり、寒天やゼリーにも使える。また、同量のみそを加えると、使い勝手のよい梅みそになる。あえたり、ドレッシングに加えたり、使い方次第、食す喜びが広がる。 

☆梅シロップ
〈作りやすい分量〉 
青梅300g
ざらめ糖150g(梅の半量)
塩糀15g(砂糖の10%) 

(1)梅をよく洗い、一晩水に漬けて、ヘタを取る。 
(2)梅に塩糀をからめ炊飯器に移しざらめを入れ混ぜ合わせる。 
(3)8~10時間ほど保温、途中何度かかき混ぜると早くなじむ。
(4)容器に移して出来上がり。2〜3日で梅酢が出て酸っぱくなる。

梅干しは梅ジャムと同じ手順で作れます。
これは青梅でなくても美味しいです。
お砂糖を塩に変えて炊飯器で一晩で作りましょう。 

☆梅干し
梅300g 
塩糀30g(4g) 
塩26g
塩分は約8.5%(30g)

お好みで揉み込んだ紫蘇を加えると、より本格的に仕上がります。

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