同性愛について

昨今、同性婚だのLGBTだのという事が話題になっています。今回はこれについて論じていきたいと思います。

まず、なぜここまでこのような話題が議題に登っているのか?それは、LGBTの方々が事実上差別されているからに他なりません。では、なぜ差別されるのか、それは偏見ももちろんそうですが、単に彼らのそのような属性に慣れていないからと言う事が大きな要因になっているように思われます。
これは、昔の関東人が関西人をバカにしていたのと似ています。昔は、関東と関西の交流が盛んではなく、またテレビなども普及しておらず、関東で関西弁を聞く機会もなかったので、関東で関西弁を話すとバカにされたそうです。
でも現代では関西弁をバカにする人はほとんどいませんね。それはみんながテレビや知り合いが関西弁を話すのをみて、れっきとした日本語であると、慣れているからです。
LGBTの方々に対する差別もこのような「不慣れ」が原因となって起こっているような気がします。現実社会でそういった方々を見られないのは仕方ありません。彼らはそう簡単にカミングアウトできないのですから。
しかし、今は漫画やドラマの登場人物には異性愛者ばかりで同性愛者やトランスジェンダーの方々を見ることはありません。漫画やドラマなどのメディアから価値観は大きな影響を受けるので、そこに異性愛者しかいないと、現実でも見ることはほとんどないので、あたかも周りにはLGBTなどいないかのように錯覚してしまいます。しかし、みんなカミングアウトしていないだけでたくさんいるのです。(具体的にどのくらいいるのかというと、左ききの人と同じくらいの数いると言われています。)
このような事から、私はLGBTの方々への差別をなくすためには、まずは積極的にドラマや漫画にLGBTの登場人物を登場させる。また、他のメディアでもLGBTの人物を起用するなどの事をすれば不慣れは解消されるのではないかと思っています。もちろんこれはそう簡単な事ではないので、バランスは必要ですが、彼らの苦しみをなくすためにも、一歩としてこのような取り組みも必要となってくるのではないかと思います。

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