本の読める場所を求めてを読んでみて

共感しかなかった!

そうそう!それが言いたかったのよ!と何度もなったし
ニンゲンくさい話し言葉に笑えたりした!

本を読むけれども、読む場所に私はよく悩まされてる。
まあ、どこでも読めるのが本なんやけど。
仕事の休憩時間にも読めるし、公共交通機関の移動中でも読める。休みの日に家だって読める。公園や海、スタバに行っても読めるし、カフェ行っても読める。

時間があればどこでも読める。

けど、読む場所ってなかなか無い。

言い換えると、読める場所が無い、、

例えば家。(この本にも1番初めに出てきた。それ風に書く私んちver.)
誰にも邪魔されやん空間で、1番落ち着く安心できる場所。部屋着のままYouTubeでせせらぎ音楽や、カフェミュージックなんか流して、コーヒーも淹れて準備は万端。
何ページか読む。
郵便受けに郵便が入る音。気になって何が来たかなと玄関まで。中身見るとこまで。コーヒー無くなったな、次はカフェオレにしよ。キッチンへ。ん、冷蔵庫のなか少ないな。あとで買い物行こー。もうちょっと読も。何ページか読む。あ!雨!洗濯物取り込まな!ふーセーフ。ガチャガチャ。ただいま〜。夫が前の海のサーフィンから帰ってきた。〜〜〜〜(しゃべる)〜〜〜〜〜パピコあるよ、食べる?食べる。すでに本への集中力は無く、携帯いじりながらパピコ、、、、、

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みたいな感じで????
一見、読むことに捗りそうな家は、色んな誘惑が潜んでて、すぐ家のことに関心が行き、結局読んだのは数ページ、、
家事なんて無限に出てくるわけで、でもパピコはうまいし。

じゃあ、外に読みに行けばいいのでは。

はい、分かりますよ。言うてる事分かります!

外は外でこれまたむずかしい、、

二つめの場所はカフェ。

カフェで本って読みたい。人が淹れてくれたコーヒーと、甘いものも頼んで、ちょっとずつ飲みながら食べながら、読みたい本にどっぷり浸かれたらめちゃくちゃ理想。
まあ、できんことはない。私も何回も行ってしたことある。

まず、カフェっていっても、色んなカフェがあるね。
今言うのは、個人経営のカフェ🍰☕️

色んなパターンがあるけど、どこにでも言えるのは、複数人で行ける場所って事。からの会話。
お店側も4人席があったりそのような机と椅子配置。
だいぶ前にあった話。店に入る。本読めたらいいな。あんまり期待してないけど期待込めて、、
先客あり。2人組が3組。あとは窓辺のカウンターにおじいちゃん1人。
カウンターの空いてるとこに座る。私で満席。
自家製のシロップジュースと今日の気分はチョコケーキ。
頼んでからソワソワする違和感。横や後ろとの隣の距離の近さ。その部屋に対する会話の音量。
全員で6人の女性。
仕事の愚痴みたいな話、友達同士の話、子どもたちの話、、、それぞれはそれぞれで楽しく話してる。空間的には大量の声が飛び交ってて、ゆっくりした時間が流れるとか、そんな状況じゃない。
本を開いても目はずっと同じとこを読み続けて、頭には女性6人分の会話。その上司やばい!聞こえてしまう会話に突っ込んだりし始めたり、、あかん、、無理や、、さっさと食べて飲んで出よう、、。

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うん、みたいな?????

いうて私も2人で行く時はそりゃ喋るし、1人客のこと気にして喋り声調整したりしてないし、カフェで喋ってる人に不満があるんじゃなくて。

カフェって読む場所ではないんよなあ。

本を読む人に対しての配慮はないというか。
小難しいことばっか言ってるよな〜自分って思うけど、でもこの本読んで、あ、同じこと思ってる人いたわ!ってなった。
ああこれ言葉にしていいんや みたいな
めちゃくちゃラッキーな場合もある。1人客ばっかりで、各々書き物してたり、スマホいじってたり、静かな空間が偶然出来上がってる場合もある。
でもそれって賭けやねん。
お客さんは常に入れ替わっていくし、その状況が確保されてるわけじゃない。

逆に、複数人の声に耐えながら、ものすごい全集中をして本の中に入り込む。ってこともたまには出来る。めっちゃ疲れるけど。
なんとか読み進めることも出来る。

イヤホンすればって話かもしれんけど
それは違う、、、。
直接的な音を耳に入れて読書したいわけじゃないのよ、、
空間の中で色んな音の中にはいたいのよ、、!
ページめくる音とか、カップが机と当たる音とか、そーゆーのは聞いていたいのよ、、!

あとは、ざわざわし過ぎてる方が集中できる状況ってあるやん。
隣との距離が遠くて内容までは分からんけど何人かの声が合わさってザワザワした音になってるやつ。フードコートとか。大きい空間のカフェとか。空間に対しての人の量が重要。

あとは、あれね、、、。
ゆっくりとした時間を過ごしてくださいみたいに唄ってるカフェね、、、、棚にズラッと本が置いてあって、、、それもゆっくりとご自由にみたいなとこね、、、
期待して行くけど実際のところ無理やからね!!
人の話し声でうるさすぎる場合の方が多いからね!
1人で本読むなんて無理すぎるからね!

グチみたいに聞こえるけど、グチじゃなくて、
その場所に本がある ってだけで、 本が読める場所 ってわけじゃないのよね!
この本にこれが書いてあって
それ!!!!ってなった。

図書館で猛烈に勉強する人とか言葉のチョイスが面白すぎた。
ほんとにおるし。

オシャレ〜なカフェで自分に一定の自信がある勢いのある店員みたいな言い方もだいぶ分かる。
ほんとにおるし。

アットホームなカフェで起こりうる、魔のトライアングルの状況もほんとに分かる。
あの居心地の悪さったらないよね。
点数制はだいぶ面白い!


本当にそれな?!って事ばっかり書いてあってモリモリ読んでてこんなお店がある事に驚いて
自分の街にもあればいいのに、、、って思った。

本の帯に、片桐はいりさんの、ひとりになるためにはこんなすったもんだが必要なんですねって書いてあったけど

ほんまや、私も すったもんだ してたわ って認識した。

自分が漠然と思ってたことがこういう本になってて、
あの時、古本屋の新書コーナーで見つけて
一回手に取ってやめたけど、また気になって戻って買って良かった!

おわり。

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